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【お見えになられました】と【お見えになりました】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「お見えになられました」(読み方:おみえになられました)と「お見えになりました」(読み方:おみえになりました)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お見えになられました」と「お見えになりました」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「お見えになられました」と「お見えになりました」の違い

「お見えになられました」は「お見えになりました」の間違い

「お見えになられました」と「お見えになりました」の違いを分かりやすく言うと、「お見えになられました」とは「お見えになりました」の間違った使い方、「お見えになりました」とは来るの尊敬語です。

一般的には「お見えになられました」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「お見えになりました」のことを間違えて「お見えになられました」を使っている人がほとんどです。

「お見えになられました」と間違えやすい理由

「お見えになられました」と「お見えになりました」を間違えやすい理由としては、目上の人に対し丁寧に言おうとするあまり、つい敬語をいくつも重ねてしまうからです。それによって敬意が高まるわけではないので注意しましょう。

「お見えになられました」のように敬語を重ねてしまうことを二重敬語と言います。二重敬語とは同じ種類の敬語を重複して使用することであり、より丁寧な言い回しに聞こえますが一般的に適切でないとされています。

また、二重敬語を使ったからといって相手に不快感を与えることはほとんどないのですが、まわりくどい印象を与えてしまうため使わないようにしましょう。

「お見えになりました」は正しい敬語表現

正しい言葉である「お見えになりました」を使った分かりやすい例としては、「もうそろそろお客様がお見えになります」「社長がお見えになるのは午後2時くらいだと思います」「あなたのお父さんはいつお見えになりますか」などがあります。

「お見えになりました」という言葉はあっても、「お見えになられました」という言葉は存在しません。同時に「お見えになりました」という単語の意味について「来るの尊敬語」と覚えておきましょう。

「お見えになりました」の英語表記

「お見えになりました」を英語にすると「you are coming」「will be with us」となり、例えば上記の「あなたのお父さんはいつお見えになりますか」を英語にすると「When will your father you are coming」となります。

「お見えになられました」の意味

「お見えになられました」とは

「お見えになられました」とは、「お見えになりました」の間違った使われ方です。

「お見えになられました」は二重敬語で誤字

「お見えになられました」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「お見えになりました」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「お見えになられました」の「お見え」が尊敬語なので、「なる」を「なられる」にすると二重敬語になってしまいます。「お見えになる」という日本語はそれだけで最上級の尊敬語表現なので、わざわざ「お見えになられる」に言い換える必要はありません。

「お見えになられますか」の他にも、二重敬語として間違って使われている日本語はたくさんあります。例を挙げると「ご覧になられました」「ご参加なされる」「おっしゃられていました」などがあります。

より丁寧な言い回しにするために二重敬語を使ってしまうこともあると思いますが、二重敬語は間違った日本語なので使わないようにしましょう。

「お見えになりました」の意味

「お見えになりました」とは

「お見えになりました」とは、来るの尊敬語を意味しています。

「お見えになりました」の使い方

「お見えになりました」を使った分かりやすい例としては、「社長は間もなくお見えになると思います」「あの方がお見えになったのは今日が初めてではありません」「珍しい方がお見えになりました」などがあります。

「お見えになりました」は「来る」の尊敬語の中でも、特に丁寧な言い回しになります。また、尊敬語とは、話し手が聞き手や話題の主のその動作や状態などを高めて待遇することです。

「お見えになりました」はビジネスシーンにおいてよく使用されており、社長や上司など目上の人が来る際に使われています。

表現方法は「お客様がお見えになりました」「お見えになる」「お見えにならない」

「お客様がお見えになりました」「お見えになる」「お見えにならない」「お見えです」などが、「お見えになりました」を使った一般的な言い回しになります。

「お見えになりました」の類語

「お見えになりました」の類語・類義語としては、遠方から来ることを意味する「お越しになる」、行くや来るの尊敬語のことを意味する「いらっしゃる」、来るや行くの尊敬語のことを意味する「おいでいなる」などがあります。

「お見えになられました」の例文

1.「お見えになられました」という言葉は存在しないので、おそらく「お見えになりました」の言い間違いだろう。
2.「お見えになりました」という言葉は来るの尊敬語で、「お見えになられました」という言葉はない。
3.「お見えになられました」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.社長がお見えになられましたという言葉を使う人はいるが、正しくは社長がお見えになりましたです。
5.先生がお見えになりましたという言葉はあるが、先生がお見えになられましたという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「お見えになりました」という言葉を間違えて「お見えになられました」と表現している時などが挙げられます。

「お見えになられました」という言葉は二重敬語になっていますし、広く使われている言葉ではなく、「お見えになりました」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

「お見えになられました」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「お見えになられました」ではなく、「お見えになりました」と表現するのが正しい使い方です。

「お見えになりました」の例文

1.もうすぐ会長がお見えになりますので、そのつもりで準備しておいてください。
2.お客様がお見えになるとお電話がありましたので、失礼のないようにしてください。
3.社長がこの部署にお見えになるのは、3ヶ月ぶりのことでございます。
4.先ほど申しましたように、後ほど大臣がお見えになる予定です。
5.数日前息子さんがお見えになりましたが、私の知らない間にお帰りなさっていた。

この言葉がよく使われる場面としては、来るの尊敬語を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように目上の人に対して使う言葉なため、ビジネスシーンで頻繁にな使われています。

「お見えになられました」と「お見えになりました」どちらを使うか迷った場合は、「お見えになられました」は二重敬語なので、正しい敬語の使い方である「お見えになりました」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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