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【小春日和】と【秋晴れ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「小春日和」(読み方:こはるびより)と「秋晴れ」(読み方:あきばれ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「小春日和」と「秋晴れ」という言葉は、どちらも秋の快晴のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「小春日和」と「秋晴れ」の違い

「小春日和」と「秋晴れ」の意味の違い

「小春日和」と「秋晴れ」の違いを分かりやすく言うと、「小春日和」は晩秋から初冬にかけての晴天のこと、「秋晴れ」は初秋から秋半ばにかけての晴天のことという違いです。

「小春日和」と「秋晴れ」の使い方の違い

一つ目の「小春日和」を使った分かりやすい例としては、「小春日和だったのでお出かけすることにしました」「小春日和はとても過ごしやすいです」「小春日和にお酒を飲むのは最高だ」「小春日和が続いていたが明日から本格的に寒くなるらしい」などがあります。

二つ目の「秋晴れ」を使った分かりやすい例としては、「秋晴れの空の下でお祭りが行われました」「秋晴れなのでおでかけすることにしました」「秋晴れの日も多くなり夜には月が綺麗です」「東京は秋晴れの爽やかな日が続いています」などがあります。

「小春日和」と「秋晴れ」の使い分け方

「小春日和」と「秋晴れ」はどちらも秋の快晴のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「小春日和」は冬の初めの時期の春のように暖かい気候のことを意味しており、晩秋から初冬にかけての晴天を指している言葉になります。

一方、「秋晴れ」は秋のよく澄んで晴れ渡っている空のことを意味しており、初秋から秋半ばにかけての晴天を指している言葉というのが違いです。

また、「小春日和」は暖かい場合にのみにしか使えないのに対して、「秋晴れ」は晴れて入れば気温関係なく使えるというのも違いの一つと覚えておきましょう。

「小春日和」と「秋晴れ」の英語表記の違い

「小春日和」を英語にすると「mild autumn weather」「Indian summer」となります。一方、「秋晴れ」を英語にすると「a clear autumn day 」「fine autumn weather」となります。

「小春日和」の意味

「小春日和」とは

「小春日和」とは、冬の初めの時期の春のように暖かい気候のことを意味しています。

「小春日和」の使い方

「小春日和」を使った分かりやすい例としては、「小春日和なのでハイキングに行くことにしました」「今日は小春日和なのでお散歩にぴったりです」「小春日和なのでベランダの椅子で読書することにしました」「天気予報によると小春日和は今日までらしい」などがあります。

「小春日和」は冬の初めの時期の春のように暖かい気候のことを意味する四字熟語です。四字熟語とは、漢字4文字で構成される熟語のことを意味しています。

「小春日和」の時季

「小春日和」っていつの時季だろうと気になる方もいると思いますが、陰暦十月のことを指しています。陰暦十月を現代で表すと、11月から12月にかけての晩秋であると覚えておきましょう。

11月はもう既に寒いのではと思う方もいらっしゃるはずですが、この時期は高気圧に覆われることがあり、日によってはとても暖かくなるのです。

「小春日和」の注意点

「小春日和」を使う上で注意しなければならないのは、「小春」という言葉をしているので春先と勘違いしないようにしましょう。なぜなら「小春」は11月頃の季語であり、春を指している言葉ではないからです。

しかし、文化庁が発表した平成26年度に行われた国語に関する世論調査では、本来の意味とされる「冬の初めの時期の春のように暖かい気候のこと」で使う人が51.7パーセント、本来の意味ではない「春先の頃の穏やかで暖かな気候のこと」で使う人が41.7パーセントという結果が出ています。

上記の結果からも分かるように、「小春日和」を間違って使用している人がいるのが数多くいるのが現状です。

「小春日和」の類語

「小春日和」の類語・類義語としては、小春のころの穏やかな日のことを意味する「小春日」、小春頃の穏やかに晴れた空のことを意味する「小春空」、 空が晴れて日が柔らかくのどかに照っていることを意味する「麗らか」などがあります。

「秋晴れ」の意味

「秋晴れ」とは

「秋晴れ」とは、秋のよく澄んで晴れ渡っている空の様子のことを意味しています。

「秋晴れ」の読み方

「秋晴れ」の読み方は「あきばれ」です。誤って「あきはれ」などと読まないようにしましょう。

「秋晴れ」の使い方

「秋晴れ」を使った分かりやすい例としては、「秋晴れの清々しい晴天の中体育祭が開催されました」「秋晴れの空を眺めると心が穏やかになります」「先週の天気とうってかわって今週は秋晴れが続いています」などがあります。

「秋晴れ」は秋のよく澄んで晴れ渡っている空の様子のことを意味する季語です。季語とは俳句で季節と結びついてその季節を表すと定められていることを意味しています。

「秋晴れ」はただ単純に秋の晴れ空を表現するだけでなく、イベントの時候の挨拶などで「本日は秋晴れの下」などの言い回しでよく使われている言葉です。

「秋晴れ」の時季

では「秋晴れ」はいつ頃使う言葉かというと、白露(9月7日頃)から霜降(10月22日頃)までと言われています。一般的に「秋」は9月から11月を指す言葉ですが、11月には用いることはできないので注意するようにしましょう。

「秋晴れ」の特徴

「秋晴れ」は暖かいや寒いなどの気温に関係なく、晴れていれば使うことができるというのが特徴です。

「秋晴れ」の類語

「秋晴れ」の類語・類義語としては、秋のよく晴れてさわやかな天気のことを意味する「秋日和」があります。

「小春日和」の例文

1.今週はずっと寒かったが、来週から小春日和になると言われているのでとても過ごしやすそうです。
2.今日は小春日和だったので、家族とピクニックへ行くことにしました。
3.私の誕生日は11月20日ですが、小春日和だったので気分は良かったです。
4.明日は小春日和らしいので、友人と紅葉狩りへ行くことにしました。
5.3月に小春日和を使ったら、それは11月に使う言葉だよと指摘されてしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、冬の初めの時期の春のように暖かい気候のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「小春日和」は11月から12月にかけての晩秋を指す言葉です。

「秋晴れ」の例文

1.今日は秋晴れなので、近所の遊園地は多くの家族連れで賑わいました。
2.秋晴れの気持ちいい一日なので、お散歩をすることにしました。
3.先週は雨の日ばかりだったが、今週は秋晴れしかないのでとても過ごしやすい。
4.こんな秋晴れの日は、友人たちと登山したくなりますね。
5.秋晴れはとても過ごしやすいので、ピクニックには最適だろう。

この言葉がよく使われる場面としては、秋のよく澄んで晴れ渡っている空の様子のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「秋晴れ」は9月から10月にかけての初秋から秋半ばを指す言葉です。

「小春日和」と「秋晴れ」はどちらも秋の快晴のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、晩秋から初冬にかけての晴天のことを表現したい時は「小春日和」を、初秋から秋半ばにかけての晴天のことを表現したい時は「秋晴れ」を使うと覚えておきましょう。

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