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【くわばらくわばら】と【つるかめつるかめ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」という言葉は、どちらもおまじないのことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」の違い

「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」の意味の違い

「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」の違いを分かりやすく言うと、「くわばらくわばら」とは嫌なことや災難を避けるためのおまじないのこと、「つるかめつるかめ」とは縁起直しのおまじないのことという違いです。

「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」の使い方の違い

一つ目の「くわばらくわばら」を使った分かりやすい例としては、「近くで雷が鳴っているのでくわばらくわばらと唱える」「最近は近所で強盗事件が多発している、くわばらくわばら」「悪いことが起こらないようにくわばらくわばらと唱える」などがあります。

二つ目の「つるかめつるかめ」を使った分かりやすい例としては、「縁起でもないことを言ってしまった、つるかめつるかめ」「最近抜け毛が増えてる気がするつるかめつるかめ」などがあります。

「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」の使い分け方

「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」はどちらもおまじないのことを指す言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「くわばらくわばら」は嫌なことや災難を避けるためり、落雷を防ぐために使うおまじないになります。一方、「つるかめつるかめ」は縁起直しのおまじないとして使うというのが違いです。

「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」の英語表記の違い

「くわばらくわばら」も「つるかめつるかめ」も日本特有のおまじないなので、英語表記はありません。

「くわばらくわばら」の意味

「くわばらくわばら」とは

「くわばらくわばら」とは、嫌なことや災難を避けるためのおまじないのことを意味しています。その他にも、落雷を防ぐおまじまないの意味も持っています。

「くわばらくわばら」の漢字表記

「くわばらくわばら」を漢字にすると、「桑原桑原」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。現代ではひらがなの「くわばらくわばら」を使うのが一般的と覚えておきましょう。

「くわばらくわばら」の使い方

「くわばらくわばら」を使った分かりやすい例としては、「幽霊の存在を感じたのでくわばらくわばらと唱える」「今日の社長は機嫌が悪いらしいのでくわばらくわばら」「雷が鳴り止むようにくわばらくわばらを繰り返す」などがあります。

「くわばらくわばら」は日本古来から落雷を防ぐおまじまないとして使われていました。時代が経つにつれて用途が広がっていき、現代では嫌なことや災難を避けるためのおまじないとして使うのが一般的になっています。

「くわばらくわばら」は死語ではない

「くわばらくわばら」は古い言葉なので死語と思っている人もいますが、現代でもおまじないとして使われているため、死語ではないと覚えておきましょう。また、辞書にも載っている言葉になります。

「くわばらくわばら」の由来

「くわばらくわばら」の由来は京都にある「桑原」という地名です。平安時代に京都は激しい落雷に襲われて複数の貴族が命を落としたと言われています。

この落雷の原因は罠にはめられて失意のうちに亡くなった菅原道真の祟りだと言われており、それを鎮めるために菅原道真を神として祀るべく北野天満宮が建立されました。

菅原道真の祟りである落雷で唯一落ちなかった場所が「桑原」であったため、落雷を防ぐおまじまないとして「くわばらくわばら」と言うようになったのです。

「くわばらくわばら」の類語

「くわばらくわばら」の類語・類義語としては、地震を鎮めるおまじないのことを意味する「まじゃらくまじゃらく」があります。

「つるかめつるかめ」の意味

「つるかめつるかめ」とは

「つるかめつるかめ」とは、縁起直しのおまじないのことを意味しています。

「つるかめつるかめ」の漢字表記

「つるかめつるかめ」を漢字にすると、「鶴亀鶴亀」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。現代ではひらがなの「つるかめつるかめ」を使うのが一般的と覚えておきましょう。

「つるかめつるかめ」の使い方

「つるかめつるかめ」を使った分かりやすい例としては、「縁起の悪いことが起こったのでつるかめつるかめと唱える」「大切にしていた靴の紐が切れてしまったので縁起が悪いな、つるかめつるかめ」などがあります。

「つるかめつるかめ」は不吉なことがあった後や、縁起の悪いことを口にしてしまった際にそれを打ち消すために唱えていたおまじないです。

「つるかめつるかめ」は死語ではない

「つるかめつるかめ」は古い言葉なので死語と思っている人もいますが、現代でもおまじないとして使われているため、死語ではないと覚えておきましょう。また、辞書にも載っている言葉になります。

「つるかめつるかめ」の由来

「つるかめつるかめ」の語源は「鶴」と「亀」です。江戸時代では、鶴と亀は長寿のシンボルであり縁起のいいものとされていました。そのため、何か不吉ことを打ち消すいい口直しとして、「鶴」と「亀」を重ねた「つるかめつるかめ」を使うようになったと言われています。

「つるかめつるかめ」の類語

「つるかめつるかめ」の類語・類義語としては、痛み止めのおまじないのことを意味する「ちちんぷいぷい」があります。

「くわばらくわばら」の例文

1.今日の先輩はなんだか機嫌が悪い、八つ当たりされないようにくわばらくわばら。
2.最近良くないことが立て続けに起こるので、くわばらくわばらと唱えることにしました。
3.監督の逆鱗に触れてしまったみたいだ、あぁくわばらくわばら。
4.悪いことが起こらないように、毎朝家を出る前にくわばらくわばらと言っている。
5.雷が激しい時はくわばらくわばらを言えばいいと、おばあちゃんが教えてくれました。

この言葉がよく使われる場面としては、嫌なことや災難を避けるためのおまじないのことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、落雷を防ぐおまじまないのことを表現したい時にも使います

例文1から例文4の「くわばら」は嫌なことや災難を避けるためのおまじないのこと、例文5の「くわばら」は落雷を防ぐおまじまないのことの意味で使っています。

「つるかめつるかめ」の例文

1.中々連絡が取れないので事故に遭ってるんじゃないか、縁起でもないつるかめつるかめ。
2.祖母からもらった靴の紐が切れてしまい縁起が悪いと感じた。つるかめつるかめ。
3.最近良くないことが立て続けに起こるので、つるかめつるかめを口ずさむようにしている。
4.縁起が悪いことを直したければ、つるかめつるかめと唱えればいいとおばあちゃんが教えてくれました。
5.連絡が取れないのは何かあったんじゃないだろうか、縁起でもないことを言ってしまった、つるかめつるかめ。

この言葉がよく使われる場面としては、縁起直しのおまじないのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「つるかめつるかめ」は縁起の悪いことを打ち消すために使う言葉です。

「くわばらくわばら」と「つるかめつるかめ」はどちらもおまじないのことを表します。

どちらの言葉を使うか迷った場合、嫌なことや災難を避けるためのおまじないのことを表現したい時は「くわばらくわばら」を、縁起直しのおまじないのことを表現したい時は「つるかめつるかめ」を使うと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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