似た意味を持つ「どうぞよろしくお願いします」(読み方:どうぞよろしくおねがいします)と「どうぞよろしくお願いいたします」(読み方:どうぞよろしくおねがいいたします)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「どうぞよろしくお願いします」と「どうぞよろしくお願いいたします」という言葉は、どちらも丁寧にお願いすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「どうぞよろしくお願いします」と「どうぞよろしくお願いいたします」の違い
「どうぞよろしくお願いします」と「どうぞよろしくお願いいたします」の意味の違い
「どうぞよろしくお願いします」と「どうぞよろしくお願いいたします」の違いを分かりやすく言うと、「どうぞよろしくお願いします」よりも「どうぞよろしくお願いいたします」の方が丁寧な表現という違いです。
「どうぞよろしくお願いします」と「どうぞよろしくお願いいたします」の使い方の違い
一つ目の「どうぞよろしくお願いします」を使った分かりやすい例としては、「本日付けで配属となりました。どうぞよろしくお願いします」「今年もどうぞよろしくお願いします」「犯人逮捕に向けてご協力をどうぞよろしくお願いします」などがあります。
二つ目の「どうぞよろしくお願いいたします」を使った分かりやすい例としては、「今年1年どうぞよろしくお願いいたします」「添付資料のご確認どうぞよろしくお願いいたします」「今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします」などがあります。
「どうぞよろしくお願いします」と「どうぞよろしくお願いいたします」の使い分け方
「どうぞよろしくお願いします」と「どうぞよろしくお願いいたします」はどちらも丁寧にお願いすることを意味しており、大きな違いはありません。
あえて違いを挙げるならば、「どうぞよろしくお願いします」よりも「どうぞよろしくお願いいたします」の方が丁寧という点です。
したがって、目上の人に対して使う場合は、「どうぞよろしくお願いします」よりも丁寧な表現である「どうぞよろしくお願いいたします」を使うようにしましょう。
「どうぞよろしくお願いします」と「どうぞよろしくお願いいたします」の英語表記の違い
「どうぞよろしくお願いします」も「どうぞよろしくお願いいたします」を直訳した英語表現はありません。そのため、近いニュアンスである「I appreciate your」「Thank you in advance」「Thank you very much for your help」などを使うのがいいでしょう。
「どうぞよろしくお願いします」の意味
「どうぞよろしくお願いします」とは
「どうぞよろしくお願いします」とは、丁寧にお願いすることを意味しています。
表現方法は「今後ともどうぞよろしくお願いします」「これからどうぞよろしくお願いします」
「今後ともどうぞよろしくお願いします」「これからどうぞよろしくお願いします」などが、「どうぞよろしくお願いします」を使った一般的な言い回しになります。
「どうぞよろしくお願いします」の使い方
「どうぞよろしくお願いします」を使った分かりやすい例としては、「本日転校してきた大谷です。どうぞよろしくお願いします」「防災訓練へのご参加ご協力をどうぞよろしくお願いします」「頑張っていきますので皆さんどうぞよろしくお願いします」などがあります。
「どうぞよろしくお願いします」は丁重に頼んだり心から願ったりする気持ちを表すことを意味する「どうぞ」に、人に好意を示したり何かを頼んだりすることを意味する「よろしく」、お願いすることを意味する「お願いします」が合わさり、丁寧にお願いすることの意味で使われている言葉です。
「どうぞよろしくお願いします」は日常生活やビジネスシーンなど幅広い場面で使うことができますが、謙譲語や尊敬語表現ではないため、目上の人に対しては使えないと覚えておきましょう。
もし、目上の人に対して使いたいのであれば「どうぞよろしくお願いいたします」や「どうぞよろしくお願い申し上げます」を使うのが適しています。
「どうぞよろしくお願いします」は様々な場面で使えるというのが特徴です。例えば、自己紹介や挨拶、相手に物事を依頼したい時だけはなく、メールの文末や年賀状などの書き言葉として使うことができます。
「どうぞよろしくお願いします」の類語
「どうぞよろしくお願いします」の類語・類義語としては、お願いを言うことを意味する「何卒よろしくお願い申し上げます」、頼むことを意味する「お頼み申し上げます」、お願いすることを意味する「お願いしたく存じます」などがあります。
「どうぞよろしくお願いいたします」の意味
「どうぞよろしくお願いいたします」とは
「どうぞよろしくお願いいたします」とは、丁寧にお願いすることを意味しています。
「どうぞよろしくお願いいたします」を「どうぞよろしくお願い致します」とすると、謙譲の意味が失われてしまうため、ひらがな表記である「よろしくお願いいたします」の方を使うようにしましょう。
また、補助動詞を公用文で用いる場合は、全てひらがな表記すると文化庁によって定められてるため、「よろしくお願いいたします」が正しい表記になります。
「どうぞよろしくお願いいたします」の使い方
「どうぞよろしくお願いいたします」を使った分かりやすい例としては、「本年もどうぞよろしくお願いいたします」「何かとご迷惑をおかけすることもあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします」などがあります。
「どうぞよろしくお願いいたします」は丁重に頼んだり心から願ったりする気持ちを表すことを意味する「どうぞ」に、人に好意を示したり何かを頼んだりすることを意味する「よろしく」、お願いすることを意味する「お願い」、するの謙譲語の「いたします」が合わさった言葉です。
「どうぞよろしくお願いいたします」は謙譲語表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対しても使うことができます。また、さらに丁寧に表現した場合は「何卒よろしくお願い申し上げます」を使うようにしましょう。
「どうぞよろしくお願いいたします」は様々な場面で使えるというのが特徴です。例えば、自己紹介や挨拶、相手に物事を依頼したい時だけはなく、メールの文末や年賀状などの書き言葉として使うことができます。
「どうぞよろしくお願いいたします」の類語
「どうぞよろしくお願いいたします」の類語・類義語としては、面倒をかけてしまった相手に感謝や労いの気持ちを伝えることを意味する「お手数をおかけします」、相手の手厚い配慮や好意などに対して恐縮することを意味する「大変恐れ入ります」などがあります。
「どうぞよろしくお願いします」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、丁寧にお願いすることを表現したい時などが挙げられます。
「どうぞよろしくお願いします」はビジネスシーンでも使うことができる言葉です。
「どうぞよろしくお願いいたします」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、丁寧にお願いすることを表現したい時などが挙げられます。
「どうぞよろしくお願いいたします」はビジネスシーンでも使うことができる言葉です。
「どうぞよろしくお願いします」と「どうぞよろしくお願いいたします」はどちらも丁寧にお願いすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「どうぞよろしくお願いします」よりも「どうぞよろしくお願いいたします」の方が丁寧な表現と覚えておきましょう。