【ご指導の元】と【ご指導の下】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ごしどうのもと」という読み方の「ご指導の元」と「ご指導の下」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ご指導の元」と「ご指導の下」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「ご指導の元」と「ご指導の下」の違い

「ご指導の元」は「ご指導の下」の間違い

「ご指導の元」と「ご指導の下」の違いを分かりやすく言うと、「ご指導の元」とは「ご指導の下」の間違った使い方、「ご指導の下」は指導の影響を受けていることです。

「ご指導の元」は誤字

一般的には「ご指導の元」という言葉は存在しません。読み方が同じなことから、「ご指導の下」のことを間違えて「ご指導の元」を使っている人がほとんどです。

「ご指導の下」は正しい日本語

正しい言葉である「ご指導の下」を使った分かりやすい例としては、「先生のご指導の下で頑張っていきたいです」「先輩のご指導の下自分の強みを探すことにしました」「彼女は師のご指導の下身を立てました」などがあります。

「ご指導の下」という言葉はあっても、「ご指導の元」という言葉は存在しません。同時に「ご指導の下」という単語の意味について「指導の影響を受けていること」と覚えておきましょう。

「ご指導の下」の英語表記

「ご指導の下」を英語にすると「under the guidance of」となり、例えば上記の「彼女は師のご指導の下身を立てました」を英語にすると「She advanced in life under the guidance of her mentor」となります。

「ご指導の元」の意味

「ご指導の元」とは、「ご指導の下」の間違った使われ方です。

「ご指導の元」とは

「ご指導の元」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じなため「ご指導の下」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「ご指導の元」と間違えやすい理由

「ご指導の元」と「ご指導の下」を間違ってしまう理由としては、「元」と「下」の読み方が同じなのが原因です。

また、「もと」という言葉を聞くと、「下」よりも「元」の漢字の方が思い浮かびやすいので、「ご指導の下」ではなく、「ご指導の元」と間違えてしまうのでしょう。

ではなぜ、「ご指導の元」の意味が間違った言葉であるかというと、「元」と「下」では意味が異なっているのが理由がなります。「元」とは、物事の起こりや始まりのことを意味しており、「事件の元」や「噂の元」などの使い方をするのが一般的です。

一方、「下」はその規則や支配力の及ぶところ、つまり影響という意味で使われている言葉になります。したがって、指導の影響を受けていることを意味する「ご指導のもと」は「元」ではなく、「下」を使うのが正しい日本語になるのです。

また、同じ「もと」を使用した、「ご指導の基」とするのも間違った表現方法なので、使わないように気をつけましょう。

間違った言葉である「ご指導の元」の「元」を使った分かりやすい例としては、「この事件の元を探ることにしました」「私はその噂の元を知りません」「異物混入が発生した元を調査することにしました」などがあります。

「ご指導の下」の意味

「ご指導の下」とは

「ご指導の下」とは、指導の影響を受けていることを意味しています。

「ご指導の下」の読み方

「ご指導の下」の読み方は「ごしどうのもと」です。誤って「ごしどうのした」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「先生のご指導の下」「先輩のご指導の下」「温かいご指導の下」

「先生のご指導の下」「先輩のご指導の下」「温かいご指導の下」「丁寧なご指導の下」などが、「ご指導の下」を使った一般的な言い回しになります。

「ご指導の下」の使い方

「ご指導の下」を使った分かりやすい例としては、「先輩のご指導の下で頑張っていきたいです」「新しい監督のご指導の下さらなる飛躍を目指します」「コーチのご指導の下新規トレーニングに励む」「先生のご指導の下に学問を修める」などがあります。

「ご指導の下」は、ある目的や方向に向かって教え導くことを意味する「指導」に、接頭語の「ご」と、その規則や支配力の及ぶところのことを意味する「下」が合和さり、指導の影響を受けている意味で使われている言葉です。

つまり、「師匠のご指導の下」とした場合は、弟子が師匠の指導の影響を受けていることを表現していると覚えておきましょう。

「ご指導の下」は目上の上司やお客様に使える

「ご指導の下」は丁寧表現である接頭語の「ご」を使用しているため、前後の文章に敬語表現を付け加えることで、目上の人に対しても使うことが可能です。

「ご指導の下」の類語

「ご指導の下」の類語・類義語としては、学問や技術などの初歩を教えることを意味する「手ほどきする」、武術や芸能などを教え示すことを意味する「ご指南の下」、身心両面に渡って計画的に働きかけることを意味する「ご教育の下」などがあります。

「ご指導の元」の例文

1.「ご指導の元」という言葉は存在しないので、おそらく「ご指導の下」の言い間違いだろう。
2.「ご指導の下」という言葉は指導の影響を受けていることで、「ご指導の元」という言葉はない。
3.「ご指導の元」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.師匠のご指導の元で頑張っていきたいですという言葉を使う人はいるが、正しくは師匠のご指導の下で頑張っていきたいですです。
5.新しい監督のご指導の下甲子園優勝を目指すという言葉はあるが、新しい監督のご指導の元甲子園優勝を目指すという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「ご指導の下」という言葉を間違えて「ご指導の元」と表現している時などが挙げられます。

「ご指導の元」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「ご指導の下」を間違えて使っている可能性が高いです。

「ご指導の元」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「ご指導の元」ではなく、「ご指導の下」と表現するのが正しい使い方になります。

「ご指導の下」の例文

1.アドバイザーのご指導の下、新規事業を立ち上げることにしました。
2.先生のご指導の下勉強させていただきたいと思い、ご連絡いたしました。
3.この4年間は新コーチのご指導の下、オリンピックの金メダル獲得に向けて頑張ってきました。
4.先輩や先生方のご指導の下、充実した研究室生活を送っています。
5.監督のご指導の下3年間頑張ってきたので、この大会で全力を発揮してたいです。

この言葉がよく使われる場面としては、指導の影響を受けていることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ご指導の下」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「ご指導の元」と「ご指導の下」どちらを使うか迷った場合は、「ご指導の元」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「ご指導の下」を使うようにしましょう。

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