似た意味を持つ「お時間よろしいでしょうか」(読み方:おじかんよろしいでしょうか)と「お時間大丈夫でしょうか」(読み方:おじかんだいじょうぶでしょうか)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「お時間よろしいでしょうか」と「お時間大丈夫でしょうか」という言葉は、どちらも時間があるか相手に尋ねることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「お時間よろしいでしょうか」と「お時間大丈夫でしょうか」の違い
「お時間よろしいでしょうか」と「お時間大丈夫でしょうか」の意味の違い
「お時間よろしいでしょうか」と「お時間大丈夫でしょうか」の違いを分かりやすく言うと、「お時間よろしいでしょうか」は目上の人にも使える、「お時間大丈夫でしょうか」は目上の人には使えないという違いです。
「お時間よろしいでしょうか」と「お時間大丈夫でしょうか」の使い方の違い
一つ目の「お時間よろしいでしょうか」を使った分かりやすい例としては、「お伺いしたいことがあるのですがお時間よろしいでしょうか」「会議の日程を変更したいのですがお時間よろしいでしょうか」などがあります。
二つ目の「お時間大丈夫でしょうか」を使った分かりやすい例としては、「聞きたいことがあるのですがお時間大丈夫でしょうか」「一つ伝えたいことがあるのでお時間大丈夫でしょうか」などがあります。
「お時間よろしいでしょうか」と「お時間大丈夫でしょうか」の使い分け方
「お時間よろしいでしょうか」と「お時間大丈夫でしょうか」は、どちらも時間があるか相手に尋ねることを意味している言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「お時間よろしいでしょうか」は「お時間大丈夫でしょうか」よりも丁寧な表現であるのでビジネスシーンなどで目上の人に対して使うことができます。
一方、「お時間大丈夫でしょう」はやや敬意に欠けている表現なので、ビジネスシーンにおいて目上の人に対して使うのは適していません。どちらかというと、親しい間柄で使うのが一般的な言葉です。
つまり、「お時間よろしいでしょうか」は目上の人に対して使えるのに対して、「お時間大丈夫でしょうか」は目上の人に使えないというのが違いです。
「お時間よろしいでしょうか」と「お時間大丈夫でしょうか」の英語表記の違い
「お時間よろしいでしょうか」も「お時間大丈夫でしょうか」も英語にすると「Is this a good time to talk」「Could I have a minute of your time」「Do you have a minute」となります。
「お時間よろしいでしょうか」の意味
「お時間よろしいでしょうか」とは
「お時間よろしいでしょうか」とは、時間があるか相手に尋ねることを意味しています。
表現方法は「只今お時間よろしいでしょうか」「今お時間よろしいでしょうか」
「只今お時間よろしいでしょうか」「今お時間よろしいでしょうか」「少しお時間よろしいでしょうか」などが、「お時間よろしいでしょうか」を使った一般的な言い回しになります。
「お時間よろしいでしょうか」の使い方
「お時間よろしいでしょうか」を使った分かりやすい例としては、「先輩、少しお時間よろしいでしょうか」「ご依頼したいことがあるのですがお時間よろしいでしょうか」「15分だけお時間よろしいでしょうか」などがあります。
「お時間よろしいでしょうか」は、時の長さを数える単位のことを意味する「時間」に、接頭語の「お」と、相手の許可を求めることを意味する「よろしいでしょうか」が合わさり、時間があるか相手に尋ねることの意味で使われている言葉です。
では「お時間よろしいでしょうか」はどの場面で使うのかというと、電話などで自らアポイントを取りにいった時です。電話を掛ける側は時間があるのは当たり前ですが、電話を受ける側の人が時間があるとは限りません。
そのため、相手に迷惑を掛けていないか尋ねる意味合いとして、「お時間よろしいでしょうか」という言い回しを使うのです。相手の都合が良ければそのまま聞いてくれますし、都合が悪ければ日を改めることができます。
「お時間よろしいでしょうか」は目上の人にも使える
また、「お時間よろしいでしょうか」はとても丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。
「お時間よろしいでしょうか」の類語
「お時間よろしいでしょうか」の類語・類義語としては、時間があるか相手に尋ねることを意味する「お時間いかがでしょうか」、都合がいいか尋ねることを意味する「ご都合の方はよろしいでしょうか」などがあります。
「お時間大丈夫でしょうか」の意味
「お時間大丈夫でしょうか」とは
「お時間大丈夫でしょうか」とは、時間があるか相手に尋ねることを意味しています。
表現方法は「只今お時間大丈夫でしょうか」「今お時間大丈夫でしょうか」
「只今お時間大丈夫でしょうか」「今お時間大丈夫でしょうか」「少しお時間大丈夫でしょうか」などが、「お時間大丈夫でしょうか」を使った一般的な言い回しになります。
「お時間大丈夫でしょうか」の使い方
「お時間大丈夫でしょうか」を使った分かりやすい例としては、「一つ質問したいことがあるのですが今お時間大丈夫でしょうか」「お願いしたいことがあるのですがお時間大丈夫でしょうか」「お手伝いして欲しいことがあるのですがお時間大丈夫でしょうか」などがあります。
「お時間大丈夫でしょうか」は、時の長さを数える単位のことを意味する「時間」に、接頭語の「お」と、相手の許可を求めることを意味する「大丈夫でしょうか」が合わさり、時間があるか相手に尋ねることの意味で使われている言葉です。
「お時間大丈夫でしょうか」を目上の人に使うのは適していない
「お時間大丈夫でしょうか」は相手を気遣っているものの、やや敬意に欠けている表現なので、ビジネスシーンにおいて目上の人に対して使うのは適していないと覚えておきましょう。
したがって、「お時間大丈夫でしょうか」は親しい友人や立場が同等な人など、カジュアルな場面で使う言葉です。
もし、ビジネスシーンなどで目上の人に対して使いたいのであれば、丁寧な表現である「お時間よろしいでしょうか」「お時間いかがでしょうか」などを使うようにしましょう。
「お時間大丈夫でしょうか」の類語
「お時間大丈夫でしょうか」の類語・類義語としては、時間がある相手に聞くことを意味する「お時間ありますか」があります。
「お時間よろしいでしょうか」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、時間があるか相手に尋ねることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お時間よろしでしょうか」はビジネスシーンでも使うことがえきる言葉です。
「お時間大丈夫でしょうか」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、時間があるか相手に尋ねることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お時間大丈夫でしょうか」は親しい間柄で使うのが一般的な言葉です。
「お時間よろしいでしょうか」と「お時間大丈夫でしょうか」はどちら時間があるか相手に尋ねることもを表します。
どちらの言葉を使うか迷った場合、目上の人に対して使えるのが「お時間よろしいでしょうか」、目上の人に対して使えないが「お時間大丈夫でしょうか」と覚えておきましょう。