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【ジョブホッパー】と【キャリアビルダー】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ジョブホッパー」と「キャリアビルダー」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ジョブホッパー」と「キャリアビルダー」という言葉は、「転職を繰り返す人」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




ジョブホッパーとキャリアビルダーの違い

ジョブホッパーとキャリアビルダーの意味の違い

ジョブホッパーとキャリアビルダーの違いを分かりやすく言うと、ジョブホッパーはステップアップという目的がない人を表す時に使い、キャリアビルダーはステップアップという目的がある人を表す時に使うという違いです。

ジョブホッパーとキャリアビルダーの使い方の違い

一つ目のジョブホッパーを使った分かりやすい例としては、「ジョブホッパーの特性は人脈が広く様々な知識を持っていることだろう」「ジョブホッパーと扱われればその企業に転職するのは難しいだろう」などがあります。

二つ目のキャリアビルダーを使った分かりやすい例としては、「友人は転勤をしていると思っていたがキャリアビルダーになっていたらしい」「キャリアビルダーを受け入れがたく思っていたようだが即戦力に相応しいと採用されたらしい」などがあります。

ジョブホッパーとキャリアビルダーの使い分け方

ジョブホッパーとキャリアビルダーはどちらも、複数回転職を繰り返す人を指す言葉ですが、付与されているイメージが大きく異なります。

ジョブホッパーは、短期間で転職を繰り返す人を意味しますが、経験した職に一貫性がなく、企業として将来性を見出せないなど、キャリアアップのための転職ではない人に対して使われるため、悪印象を持たれることが多くあります。

一方のキャリアビルダーも、転職を繰り返す人を意味しますが、自身の技術を高めたり経歴を積み重ねるなどの明確な目的を持っているため、好印象を持たれることが多くあります。

つまり、ジョブホッパーは目的を持たずに転職を繰り返す人を表し、キャリアビルダーは明確な目的を持って転職を繰り返す人を表すという違いがあり、前者は悪印象を、後者は好印象を持たれています。

また、英語圏では目的の有無に関わらずジョブホッパーという言葉が使われ、キャリアビルダーは求人サイトの名称となっているため、日本語と同じようには使われていません。

ジョブホッパーとキャリアビルダーの英語表記の違い

ジョブホッパーとキャリアビルダーを英語にすると「job hopper」となり、例えば上記の「ジョブホッパーの特性」を英語にすると「the characteristic of job hoppers」となります。

ジョブホッパーの意味

ジョブホッパーとは

ジョブホッパーとは、短期間で転職を繰り返す人を意味しています。

ジョブホッパーの使い方

ジョブホッパーを使った分かりやすい例としては、「ジョブホッパーの末路と悲観されることも多い」「自分には合わないと思い転職をしていたがジョブホッパーのフリーターのようになってしまった」などがあります。

その他にも、「ジョブホッパーでも成功するコツがあると目から鱗だった」「自分の居場所を求めるジョブホッパーだったがようやく腰を据えられる場所が出来たと思う」「終身雇用制だった時代にはジョブホッパーは異端と思われただろう」などがあります。

ジョブホッパーは英語で「job hopper」と表記され、「職を転々とかえる人」を意味する言葉として使われています。日本語でも同じ意味で使われていますが、英語圏では「フリーター」という意味で使われることもあります。

「ジョブホッピング」の意味

英語で転職を意味する「job hopping」をカタカナ読みした「ジョブホッピング」が日本でも使われるようになり、人を表す接尾語の「er」が付属したジョブホッパーも使われるようになりました。そのため英語圏では、技能や給料の向上を求める転職を表します。

日本では終身雇用制が当たり前だったこともあり、ジョブホッパーは転職に明確な目的がない人を指す言葉として消極的なイメージで使われるようになり、英語圏で受け入れられるような目的を持って転職をする人は「キャリアビルダー」と呼んで区別されています。

ただし、ジョブホッパー特有の知識の多さや人脈の広さをメリットとする企業もあり、転職者の功績によっては一貫性のない転職であっても受け入れられることがあります。

ジョブホッパーの類語

ジョブホッパーの類語・類義語としては、様々な分野の知識や能力を持っている人を意味する「ゼネラリスト」、所属を他の団体へと移すことを意味する「移籍」などがあります。

キャリアビルダーの意味

キャリアビルダーとは

キャリアビルダーとは、明確な目的を持って転職を繰り返す人を意味しています。

キャリアビルダーの使い方

キャリアビルダーを使った分かりやすい例としては、「キャリアビルダーに実体験を尋ねる機会があった」「自分の知識であれば更に高みを目指せるのではないかと転職を続け、気が付けばキャリアビルダーとなっていた」などがあります。

その他にも、「キャリアビルダーとして今までやってきたが遣り甲斐も重要だと思っている」「フリーになってしまえば楽だろうがキャリアビルダーとしての経歴や安定が失われてしまうと不安になる」などがあります。

キャリアビルダーは英語で「career builder」と表記され、アメリカの求人サイト名となっている言葉です。そのため、経歴を意味する「career」に、築くことを意味する「build」に人を表す接尾語「er」が付属した「builder」を組み合わせた和製英語です。

英語圏で用いられるジョブホッパーは、日本で用いられるキャリアビルダーと同じ意味で使われており、技能や賃金の向上を求めて転職を繰り返す人を表すため、転職を重ねることで昇給や昇格、更なる技術の向上を遂げるという特徴があります。

そのため、前項の「ジョブホッパー」は悪印象を持たれる転職者に、キャリアビルダーは好印象を持たれる転職者に対して使うという区別がされています。

キャリアビルダーの類語

キャリアビルダーの類語・類義語としては、今までより良い地位に転任することを意味する「栄転」、地位や役職が上がることを意味する「栄進」などがあります。

ジョブホッパーの例文

1.ジョブホッパーらは幅広い知識を持っており、合う企業ではその能力を遺憾なく発揮してくれるだろう。
2.気になった企業はジョブホッパー大歓迎といった雰囲気だったが、非常に簡単で誰でもできる業務内容だったからだと分かった。
3.私立学校の先生は、場合によってジョブホッパーのように見られることもあるのだろうか。
4.業務内容は同じだが、いくつもの企業を転々としているジョブホッパーもいる。
5.企業側としてはジョブホッパーらに割く育成リソースはマイナスになってしまうのかもしれない。

この言葉がよく使われる場面としては、短期間で転職を繰り返す人を意味する時などが挙げられます。

どの例文のジョブホッパーも、複数回転職をする人の中でも悪印象を持たれる人に対して使われています。

キャリアビルダーの例文

1.キャリアビルダーは転職回数が4回以上だと言われることもあるが、明確な定義は存在しない。
2.何度も転職する気はなかったが、キャリアビルダーと呼ばれる人がいると知って悪いことではないのかと背を押された気分だった。
3.キャリアビルダーを支援してくれる企業もあるため、如何に自分のスキルを活かしながらより良い環境で働けるよう頑張りたい。
4.求人に記載されていた業務内容と実際に任された業務内容が異なるため転職を考えているが、キャリアビルダーとして認められるだろうか。
5.自分の中では転職をするという考えが浮かばなかったが、入社したばかりのキャリアビルダーに話を聞いて興味を持ち始めた。

この言葉がよく使われる場面としては、明確な目的を持って転職を繰り返す人を意味する時などが挙げられます。

どの例文のキャリアビルダーも、複数回転職をする人の中でも好印象を持たれる人に対して使われています。

ジョブホッパーとキャリアビルダーは、どちらも「転職を繰り返す人」を表します。

どちらを使うか迷った場合は、ステップアップという目的を持たない人を表す場合は「ジョブホッパー」を、ステップアップという目的を持つ人を表す場合は「キャリアビルダー」を使うと覚えておけば間違いありません。

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