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【ありません】と【ないです】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ありません」と「ないです」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ありません」と「ないです」という言葉は、どちらも物事が存在しないことやありえないことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「ありません」と「ないです」の違い

「ありません」と「ないです」の意味の違い

「ありません」と「ないです」の違いを分かりやすく言うと、「ありません」の方が「ないです」よりも丁寧な表現という違いです。

「ありません」と「ないです」の使い方の違い

一つ目の「ありません」を使った分かりやすい例としては、「寝坊したのでお弁当を作る時間がありません」「寝ているのか彼は反応がありません」「あの企業とは何の関係はありません」「新しい冷蔵庫を買う余裕はありません」などがあります。

二つ目の「ないです」を使った分かりやすい例としては、「このカレー屋さんは安くないです」「トイレットペーパーがないです」「私は納豆を食べないです」「新車を購入する余裕はないです」などがあります。

「ありません」と「ないです」の使い分け方

「ありません」と「ないです」はどちらも物事が存在しないことやありえないことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「ありません」の方が「ないです」よりも丁寧な表現という点です。

したがって、かしこまった場面においては「ないです」よりも「ありません」の方を使うのがいいでしょう。

例えば、「この焼肉屋さんは安くありません」と「この焼肉屋は安くないです」は意味は同じですが、「この焼肉屋さんは安くありません」の方が丁寧な響きになります。また、親しい友達などの間柄では、「この焼肉屋は安くないです」の方を使うのが一般的です。

「ありません」と「ないです」の英語表記の違い

「ありません」も「ないです」も英語にすると「is not」「do not have」となり、例えば上記の「私は弁護士ではありません」を英語にすると「I am not a lawyer」となります。

「ありません」の意味

「ありません」とは

「ありません」とは、物事が存在しないことやありえないことを意味しています。

「ありません」の使い方

「ありません」を使った分かりやすい例としては、「この定食屋は安くありません」「彼は有名な選手ではありません」「彼女は学生じゃありません」「私はお金持ちではありません」「彼を手伝う必要なんかありません」などがあります。

「ありません」はあることや存在することを意味する「ある」に、丁寧な打消しの表現の「ません」が合わさり、物事が存在しないことやありえないことの意味で使われている言葉です。

「ありません」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンなどのかしこまった場面でも使うことができます。また、「ありません」をさらに丁寧に表現したいのであれば、「ございません」を使うのがいいでしょう。

反対に、親しい間柄で「ありません」を使うと距離を感じさせてしまうので、よりカジュアルな表現である「ないです」を使った方がいい場面もあります。

「ありません」の対義語

「ありません」の対義語・反対語としては、物事が存在していることを意味する「あります」があります。

「ありません」の類語

「ありません」の類語・類義語としては、物事が存在しないことを意味する「ございません」、ございませんの古い言い方のことを意味する「ござんせん」などがあります。

「ないです」の意味

「ないです」とは

「ないです」とは、物事が存在しないことやありえないことを意味しています。

「ないです」の漢字表記

「ないです」を漢字にすると、「無いです」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。余程の理由がない限り、ひらがなの「ないです」を使うようにしましょう。

「ないです」の使い方

「ないです」を使った分かりやすい例としては、「私はジュースを飲まないです」「こういったやり方は好きではないです」「同窓会には参加しないです」「彼は見た目ほど怖くないです」「私にはやり遂げる自信がないです」などがあります。

「ないです」は物事や事柄が存在しないことを意味する「ない」に、断定の助動詞の「です」が合わさり、物事が存在しないことやありえないことを意味する言葉です。

「ないです」や物事や出来事がない場合に使うのが一般的になります。ただし、あまり丁寧な表現ではないので、かしこまった場面で使うのはあまり適していません。もし、丁寧に表現したいのであれば、「ありません」を使うのがいいでしょう。

したがって、「ないです」は日常会話において使うのが多い言葉になります。

「ないです」は形容詞の「ない」に「です」が付くのがおかしいと主張する人もいますが、広く一般的に使われている表現なので、使用しても問題ありません。

「ないです」の対義語

「ないです」の対義語・反対語としては、物事が存在することを意味する「ある」があります。

「ないです」の類語

「ないです」の類語・類義語としては、十分ではないことを意味する「足りない」、足りていないことを意味する「乏しい」などがあります。

「ありません」の例文

1.到着するのが遅れそうなので、先に食べちゃっても問題ありません。
2.新しくできたこの制度は、思っているほど便利じゃありません。
3.今日買ったみかんは、思っていたほど甘くありません。
4.母親が寝坊して遅刻ギリギリだったので、今日のお弁当はありません。
5.彼のことは名前すら聞いたことありません。なので対応しなくて結構です。
6.昔はよく「記憶にありません」という言い訳を聞いたが、SNSがこれだけ普及した今は言い逃れは難しくなるだろう。
7.彼は引っ越したばかりなので家には何もありませんと言っていたが、本当に家具も食材もない状態でした。
8.今の私の状況では、新しい投資を考える余裕はありませんから、他をあたってください。
9.この焼肉屋さんは安くありませんが、いいお肉を出してくれるのでおもてなしにはぴったりのお店です。
10.朝はお弁当を作る時間がありませんから、前日の夜に予め作っておくようにしています。

この言葉がよく使われる場面としては、物事が存在しないことやありえないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように「ありません」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「ないです」の例文

1.今日は気温が低いが、エアコンを入れているので部屋の中は寒くないです。
2.このお店は安くないです。なので給料日後にしかいくことができません。
3.飲み会に参加しても上司の自慢話ばかり聞かされるので、あまり楽しくないです。
4.この方法はあまり便利じゃないです。違うやり方を探した方が良いだろう。
5.私の価値観からすると、こういった行為はあまり好きではないです。
6.修学旅行は京都で大学も九州だったので実は大阪にも東京にもまだ行ったことがないです。
7.この地域では気候が温暖なので雪が降ることは滅多になく、ましてや積もることもないです。
8.高級なブランドの服は品質が良いと言われていますが、私はまだ着たことがないです。
9.彼は見た目ほど怖くないですから、他の人と同様にフランクに接しても大丈夫ですよ。
10.この分野の仕事は今までにやったことがないので、私にはやり遂げる自信がないです。

この言葉がよく使われる場面としては、物事が存在しないことやありえないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「ないです」は日常会話においてよく使われている言葉です。

「ありません」と「ないです」はどちらも物事が存在しないことやありえないことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「ありません」の方が「ないです」よりも丁寧な表現なので、かしこまった場面では「ありません」の方を使うのがいいでしょう。

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