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【アラカルト】と【コース料理】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「アラカルト」と「コース料理」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「アラカルト」と「コース料理」という言葉は、「料理の注文方法や食事方法」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




アラカルトとコース料理の違い

アラカルトとコース料理の意味の違い

アラカルトとコース料理の違いを分かりやすく言うと、アラカルトは一品ずつ注文する料理を表現する時に使い、コース料理は順番や内容が決められた一連の料理を表現する時に使うという違いです。

アラカルトとコース料理の使い方の違い

一つ目のアラカルトを使った分かりやすい例としては、「アラカルトメニューの表から好きな料理を楽しむことができる」「アラカルト方式の方が多くの種類のものを楽しめる」「情報アラカルトが掲載されているページを眺めている」などがあります。

二つ目のコース料理を使った分かりやすい例としては、「充実したコース料理に非常に満足した」「フルコースはコース料理をいただく際に最もマナーに気を付けている」「ロシアで振る舞われたフルコースがきっかけで今のコース料理がある」などがあります。

アラカルトとコース料理の使い分け方

アラカルトとコース料理はどちらも、料理の注文方法や食事方法を指す言葉ですが、食事方法が大きく異なります。

アラカルトは、自分の好みのものを一品ずつ注文する食事方法であり、その料理自体を指す言葉でもあります。また、小説やマンガに対しては短編集を表す言葉として、情報に対しては豆知識を表す言葉として使われています。

一方のコース料理は、決められた食事、決められた順番で提供される一連の料理やその食事方法を指す言葉で、上記例文の「フルコース」は中でも格式高く、特に西洋料理のコース料理を表す場合も用いられています。

つまり、アラカルトは一品料理を表し、コース料理は三品から四品以上の料理を表すという違いがあります。さらに、前者は客側が自由に料理を選ぶことができ、後者は店側に指定された料理が提供されるという点も異なります。

アラカルトとコース料理の英語表記の違い

アラカルトを英語にすると「ala carte」となり、例えば上記の「アラカルトメニュー」を英語にすると「ala carte menu」となります。

一方、コース料理を英語にすると「course dishes」「a course meal」となり、例えば上記の「充実したコース料理」を英語にすると「the full course dish」となります。

アラカルトの意味

アラカルトとは

アラカルトとは、客が自由に選んで注文できる一品料理を意味しています。

その他にも、小説やマンガ作品の短編集、豆知識やちょっとした情報を意味する言葉として使われています。

アラカルトの使い方

「アラカルト方式であれば食べたいものを頼むことができる」「アラカルトメニューには掲載されていない限定品は店内に貼り出されている」「アラカルト想定で席だけ予約をした」などの文中で使われているアラカルトは、「一品料理」の意味で使われています。

一方、「アラカルトはいわゆるアンソロジーだ」などの文中で使われているアラカルトは「短編集」の意味で、「情報アラカルトを見て防災訓練の日を知った」などの文中で使われているアラカルトは「豆知識」の意味で使われています。

アラカルトは英語で「ala carte」と表記され、「献立表によって」「お好みの料理の」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、フランス語の「à la carte」が由来であることから、「ア・ラ・カルト」と表記されることもあります。

また、今日では「一品料理」という意味が転じて「単品」を表す言葉として使われ、上記例文のように小説やマンガなどの文学作品に対して使われたり、ちょっとした情報に対して使われるなどもされています。

アラカルトの対義語

アラカルトの対義語・反対語としては、西洋における定食を意味する「ターブルドート」があります。

アラカルトの類語

アラカルトの類語・類義語としては、定食やコース料理ではなくメニューにある料理の中から自分の好みに応じて注文する料理を意味する「お好み料理」があります。

コース料理の意味

コース料理とは

コース料理とは、決められた食事、決められた順番で提供される一連の料理を意味しています。

その他にも、同じ食材を使用した様々な料理を意味する言葉として使われています。

コース料理の使い方

「漁港が近いため海の幸のコース料理を楽しめる宿らしい」「品数が少なめのコース料理を予約して足りなければ注文することになった」などの文中で使われているコース料理は、「提供される食事内容と順序の決まった一連の料理」の意味で使われています。

一方、「蟹をふんだんに使ったコース料理に両親は大満足のようだった」「豆腐のコース料理にある湯豆腐や豆腐を使ったスイーツが気になっている」などの文中で使われているコース料理は、「同じ食材を使用した一連の料理」の意味で使われています。

コース料理のコースは英語で「course」と表記され、「進路」「推移」「過程」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われ、この言葉が料理に限定されると「順序の決まった料理」となります。

中でも正餐とされるフルコースは、前菜、スープ、魚料理、肉料理、シャーベット、ローストされた肉料理、生野菜、甘味、果物、コーヒーと、内容および提供順序が決められていますが、省かれる場合もあります。

フランス料理のフルコースは、一度に多くの料理をテーブルに並べる食事方法でしたが、ロシアでフランス料理が提供される際に食事が冷めてしまわないよう一品ずつ提供したのをきっかけに、19世紀頃から今日のコース料理と呼ばれる形式が出来上がりました。

また、今日では、フランス料理以外でも、和食や中華など様々なジャンルの食事でコース料理が作られ、店によってはフルコースに倣った10品ではなく、5品や7品など品数が少なめに設定されている場合もあります。

コース料理の類語

コース料理の類語・類義語としては、宴会や会食で用いられる日本料理で構成された一連の料理を意味する「会席料理」があります。

アラカルトの例文

1.アラカルトメニューであれば、好き嫌いが多くとも自分の好みの料理を食べることができるだろう。
2.コースを頼むかアラカルトで注文するか迷ったが、全員お酒を飲むのであればそこまで多くの量は食べれないだろうと判断した。
3.ホテルなどの朝食はアラカルトも嬉しいが、食べ放題のビュッフェ形式もわくわくするから好きだ。
4.コミックアラカルトでは色々な作家が寄稿した作品を楽しむことができるため、読みごたえがあると思っている。
5.情報アラカルトは多くの自治体のホームページに掲載されており、その地域でどんな取り組みが行われているかなどを知れる。

この言葉がよく使われる場面としては、客が自由に選んで注文できる一品料理を意味する時などが挙げられます。

例文4のように小説やマンガなどの文学作品に対しては「短編集」を、例文5のように情報に対しては「豆知識」を意味する言葉として使われています。

コース料理の例文

1.コース料理を毎度食べきることができない場合はどうしたらいいのだろうと考えてしまう。
2.居酒屋のコース料理以外にも食べたいものがあれば、別途注文すれば誰かは一緒に食べてくれるだろう。
3.フルコースに対してセミコースと呼ばれるコース料理の種類があるようだが明確な定義はないようだ。
4.蟹を使ったコース料理は初めて食べるが、茹でた蟹しか食べたことがないため、その他の調理方法にワクワクしている。
5.秋になると松茸をふんだんに使用したコース料理をいただくのが我が家の習慣となっている。

この言葉がよく使われる場面としては、決められた食事、決められた順番で提供される一連の料理を意味する時などが挙げられます。

例文4や例文5のように、同じ材料を使用して作られたいくつかの料理を指す場合にも使われます。

アラカルトとコース料理は、どちらも「料理の注文方法や食事方法」を表します。

どちらを使うか迷った場合は、一品ずつ注文する料理を表す場合は「アラカルト」を、順番や内容が決められた一連の料理を表す場合は「コース料理」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
編集者
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