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【店舗】と【店】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「店舗」(読み方:てんぽ)と「店」(読み方:みせ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「店舗」と「店」という言葉は、どちらも「商売をするところ」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




店舗と店の違い

店舗と店の意味の違い

店舗と店の違いを分かりやすく言うと、店舗とは商売をするための建物を表し、店とは商売をするところを表すという違いです。

店舗と店の使い方の違い

一つ目の店舗を使った分かりやすい例としては、「売り上げは店舗の大きさに比例しますか」「店舗を借りて英語教室を開業しました」「全国の店舗情報をご案内いたします」「店舗付き住宅の賃貸物件を探しています」「最新の店舗デザインを取り入れる」などがあります。

二つ目の店を使った分かりやすい例としては、「ポイントを使って店で買い物をする」「店の看板を新しくしました」「家の近くにお気に入りの店があります」「行きつけのお店を電話で予約しました」「キャンペーン対象のお店を探す」などがあります。

店舗と店の使い分け方

店舗と店という言葉は、どちらも商品やサービスを提供して商売をするところを表しますが、意味や使い方には違いがあります。

店舗とは、商品の売買を行うための建物を意味し、ビジネスシーンで使用されることが多い言葉です。「店舗物件」「店舗デザイン」のような使い方で建物自体を指すため、「店舗で買い物をする」といった言い方は適切ではありません。

店とは、商品を陳列して客に販売するところを意味し、日常会話でよく使われる一般的な表現です。「お気に入りのお店」「行きつけの店」など、経済活動をする概念的な意味合いで使用されることが多くあります。

つまり、店舗とは商売をする建物自体を指し、店とは商売をするところや概念を意味します。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使うようにしましょう。

店舗と店の英語表記の違い

店舗も店も英語にすると「store」「shop」となり、例えば上記の「店舗の大きさ」を英語にすると「store size」となります。

店舗の意味

店舗とは

店舗とは、商品を並べて売るための建物を意味しています。

店舗の使い方

店舗を使った分かりやすい例としては、「貸店舗の賃貸料の相場はどれぐらいですか」「店舗付き住宅を新築で建てる予定です」「店舗兼住宅でかかる税金を調べています」「空いている店舗を賃貸物件として貸し出す」などがあります。

その他にも、「海外で順調に店舗数を増やしている」「初の海外店舗をオープンしました」「商品を取り扱っている店舗一覧をチェックする」「約50店舗の複合アミューズメント施設を展開する」などがあります。

店舗とは、商売を行うための建物を意味し、物販や飲食といった不特定多数の来客に向けて商品を売るテナントを指します。店舗の「店」も「舗」も訓読みで「みせ」と読み、品物を並べて売るところを表す漢字です。

「実店舗」の意味

店舗を用いた日本語には、「実店舗」があります。実店舗とは、実際に品物を並べて売っている店舗を意味し、現物を手にとることができるお店のことです。オンラインショップに対していう言葉であり、「リアル店舗」「実在店舗」とも言います。

店舗の類語

店舗の類語・類義語としては、店舗で陳列棚などがあり客に応対するところを意味する「店頭」、商店や飲食店を意味する「店屋」、物を売る店を意味する「売店」、本店とは別の場所にあって指揮・命令を受ける営業所を意味する「支店」、商店や小売店を意味する「ショップ」などがあります。

店の意味

店とは

店とは、商品を陳列して売る場所を意味しています。

その他にも、「江戸時代、妓楼 (ぎろう) で遊女が通りかかる客を呼び入れる格子構えの座敷、また、その遊女、張見世」の意味も持っています。

店の表記方法

店は「見世」とも書きますが、多くは「店」と表記されています。

店の読み方

店の読み方は「みせ」の他に「たな」がありますが、「たな」と読むと、奉公先の商店や貸家の意味も持つようになります。

店の使い方

「海外のお店で店員さんに英語で質問しました」「おすすめのお店を韓国語で尋ねる」「アルバイト先の店の店長がバカすぎて嫌になった」「お店のフリーイラストをダウンロードする」などの文中で使われている店は、「商品を陳列して売る場所」の意味で使われています。

一方、「店から遊女が客引きをしている」「吉原で仕事をする店の生活を紹介します」「店は通りに面して設けられていました」などの文中で使われている店は、「遊女が通りかかる客を呼び入れる格子構えの座敷、遊女」の意味で使われています。

店とは、上記の例文にあるように二つの意味を持ちますが、現代社会においては「商品を陳列して売る場所」の意味で用いられることがほとんどです。売買をする所のことも、そのための建物のことも表す言葉で、一般的に広く用いられています。

「店開き」の意味

店を用いた日本語には、「店開き」(読み方:みせびらき)があります。店開きとは、新しく店を開いて業務を始めること、その日の営業を始めることを意味します。反対に、店をたたんで廃業すること、その日の営業を終えることは「店仕舞い」(読み方:みせじまい)と言います。

店の類語

店の類語・類義語としては、商品を売る店を意味する「商店」、道ばたなどで台の上に並べた商品を売る店を意味する「露店」、書物を売る店を意味する「書店」、製茶を売る店を意味する「茶店」、売店や商店を意味する「ストア」などがあります。

店舗の例文と使い方

1.エステサロンを開業するために、条件のよい賃貸店舗を探しています。
2.この辺りでは、小さい店舗でも月10万円以下の賃貸はなかなかありません。
3.店舗付き住宅のメリットは、お金と時間を節約できる点にあります。
4.居抜きの貸店舗を契約したので、来月には居酒屋をオープンできそうです。
5.資産運用の詳しい話が聞きたかったので、銀行の有人店舗一覧を確認してから出かけました。

この言葉がよく使われる場面としては、営業を行うための建物、店を表現したい時などが挙げられます。

例文3にある「店舗付き住宅」とは、店舗部分と自宅部分が同じ建物内にあることを意味し、多くは1階が店舗で2階以上が自宅になっています。「店舗兼住宅」とも言います。

店の例文と使い方

1.隣に引っ越してきたご夫婦に、近くの美味しいお店をいくつか紹介しました。
2.外国人観光客は増加傾向にありますが、英語に対応できるお店はまだまだ少ないようです。
3.主な飲食店チェーン一覧から、テイクアウトできるお店をピックアップしました。
4.難しい読み方や書き方の名前を付けているお店は、こだわりが強そうで敷居が高く感じられる。
5.海外で買い物を満喫するためには、お店の人とコミュニケーションを取れるだけの英語力が必要です。

この言葉がよく使われる場面としては、品物を並べて商売をするところを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、店という言葉は、丁寧な意を表す接頭辞である「お」を付けて「お店」と表現することが多くあります。

店舗と店という言葉は、どちらも「商売をするところ」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、商売をするための建物を表現したい時は「店舗」を、商売をするところを表現したい時は「店」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
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