似た意味を持つ「初参り」(読み方:はつまいり)と「お宮参り」(読み方:おみやまいり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「初参り」と「お宮参り」という言葉は、どちらも赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「初参り」と「お宮参り」の違い
「初参り」と「お宮参り」の意味の違い
「初参り」と「お宮参り」の違いを分かりやすく言うと、「初参り」はお寺に参拝する時に使う、「お宮参り」は神社に参拝する時に使うという違いです。
「初参り」と「お宮参り」の使い方の違い
一つ目の「初参り」を使った分かりやすい例としては、「明日はお寺に初参りに行く予定です」「子供の厄払いのために初参りへ行く」「合格祈願として初参りに行く」「初参りなので着物を着ることにしましたなどがあります。
二つ目の「お宮参り」を使った分かりやすい例としては、「お宮参りには祖父と祖母も参加するらしいです」「お宮参りを無事迎えられたとのことでおめでとうございます」「お宮参りを迎えられお祝い申し上げます」などがあります。
「初参り」と「お宮参り」の使い分け方
「初参り」と「お宮参り」はどちらも赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「初参り」は一般的にお寺に参拝する際に使うのに対して、「お宮参り」は神社に参拝する時に使うというのが違いになります。
そのため、神社に参拝する時に「初参り」を、お寺に参拝する時に「お宮参り」を使うことはできないので、混同しないように注意しましょう。
「初参り」と「お宮参り」の英語表記の違い
「初参り」も「お宮参り」も日本語特有の表現なので、直訳した英語表現はありません。
「初参り」の意味
「初参り」とは
「初参り」とは、赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすることを意味しています。その他にも、お寺に参拝することの意味も持っています。
「初参り」の使い方
「初参りは川崎大師に行く予定です」「1ヶ月検診の後初参りへ向かう」などの文中で使われている「初参り」は、「赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすること」の意味で使われています。
一方、「晴れ着で初参りをする」「家内安全を願って初参りする」などの文中で使われている「初参り」は、「お寺に参拝すること」の意味で使われています。
「初参り」は赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすることを意味する言葉ですが、ただ単純に参拝する場合にも使うことができます。
「初参り」は基本的にご祈祷を受けたり、フォトスタジオで記念写真を撮影したり、会食をしたりするのが一般的です。
また、慶事を仏滅に行うのはよくないとされていますが、「初参り」は歴を重視する必要はないと覚えておきましょう。
「初参り」を行なう日にち
「初参り」は赤ちゃんが生まれた日を一日目として、男の子なら生後31から32日目、女の子なら生後32から33日目に行うが一般的と言われています。ただし、地域やご家庭によって対象異なる場合もあります。
「初参り」の特徴
「初参り」はお寺に参拝する場合に使うことができるというのが特徴です。神社に参拝する場合には「お宮参り」の方を使うと覚えておきましょう。
「初参り」の類語
「初参り」の類語・類義語としては、神仏にかけた願が成就した礼に参詣することを意味する「お礼参り」があります。
「お宮参り」の意味
「お宮参り」とは
「お宮参り」とは、赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすることを意味しています。神社に参拝することの意味も持っています。
「お宮参り」の漢字表記
「お宮参り」を漢字にすると、「御宮参り」と表記することができます。
「お宮参り」の使い方
「お宮参りの初穂料は5000円らしいです」「お宮参りは明治神宮で行なう予定です」などの文中で使われている「お宮参り」は、「赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすること」の意味で使われています。
一方、「家内安全を願ってお宮参りする」「今年のお宮参りを済ませてきました」などの文中で使われている「お宮参り」は、「神社に参拝すること」の意味で使われています。
「お宮参り」は赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすることを意味する言葉ですが、ただ単純に参拝する場合にも使うことができます。
「お宮参り」は基本的にご祈祷を受けたり、フォトスタジオで記念写真を撮影したり、会食をしたりするのが一般的です。
また、慶事を仏滅に行うのはよくないとされていますが、「お宮参り」は歴を重視する必要はないと覚えておきましょう。
「お宮参り」の日にち
「お宮参り」は赤ちゃんが生まれた日を一日目として、男の子なら生後31から32日目、女の子なら生後32から33日目に行うが一般的と言われています。ただし、地域やご家庭によって対象異なる場合もあります。
「お宮参り」の特徴
「お宮参り」は神社に参拝する場合に使うことができるというのが特徴です。お寺に参拝する場合には「初参り」の方を使うと覚えておきましょう。
「お宮参り」の類語
「お宮参り」の類語・類義語としては、産土神に参拝することを意味する「産土神参り」があります。
「初参り」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、お寺に参拝することを表現したい時にも使います。
例文1から例文4の「初参り」は赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすること、例文5の「初参り」はお寺に参拝することの意味で使っています。
「お宮参り」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、神社に参拝することを表現したい時にも使います。
例文1から例文4の「お宮参り」は赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすること、例文5の「お宮参り」は神社に参拝すること
「初参り」と「お宮参り」はどちらも赤ちゃんが生まれて1ヶ月をお祝いすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、お寺に参拝する時に使うのが「初参り」、神社に参拝する時に使うのが「お宮参り」と覚えておきましょう。