似た意味を持つ「家族葬」(読み方:かぞくそう)と「近親者のみ」(読み方:きんしんしゃのみ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「家族葬」と「近親者のみ」という言葉は、どちらも家族や親族を中心に営まれるお葬式のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「家族葬」と「近親者のみ」の違い
「家族葬」と「近親者のみ」の意味の違い
「家族葬」と「近親者のみ」の違いを分かりやすく言うと、「家族葬」は辞書に載っている表現、「近親者のみ」は辞書に載っていない表現という違いです。
「家族葬」と「近親者のみ」の使い方の違い
一つ目の「家族葬」を使った分かりやすい例としては、「家族葬にて故人を見送りました」「家族葬は弔問辞退をすることが多いです」「家族葬の訃報のお知らせは葬儀後に行うことが一般的だろう」「パンデミックの影響で家族葬を選ぶ人が増えています」などがあります。
二つ目の「近親者のみ」を使った分かりやすい例としては、「感染症が流行しているので葬儀は近親者のみで行うことにしました」「祖父の遺志を尊重し葬儀は近親者のみで行執り行う予定です」「葬儀は近親者のみにて執り行いましたことをご報告申し上げます」などがあります。
「家族葬」と「近親者のみ」の使い分け方
「家族葬」と「近親者のみ」はどちらも家族や親族を中心に営まれるお葬式のことを意味する言葉ですが、大きな違いありません。あえて違いを挙げるならば、「家族葬」は辞書に載っている表現なのに対して、「近親者のみ」は辞書に載っていない表現というのが違いです。
ただし、どちらも同じ意味であり、「近親者のみ」も辞書に載っていないだけで一般的に使われているので、言い方が違うだけで基本的に好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。
「家族葬」と「近親者のみ」の英語表記の違い
「家族葬」も「近親者のみ」も英語にすると「private Funeral」「family only funeral」となり、例えば上記の「パンデミックの影響で家族葬を選ぶ人が増えています」を英語にすると「Due to the pandemic, more people are opting for private funerals」となります。
「家族葬」の意味
「家族葬」とは
「家族葬」とは、家族や親族を中心に営まれるお葬式のことを意味しています。
「家族葬」の使い方
「家族葬」を使った分かりやすい例としては、「家族葬を行なう場合は事後報告で問題ありません」「家族葬ではあるが故人と近しい間柄の友人は参列しています」「家族葬に故人の知人として参列しました」「近年では家族葬を行なう人が増えています」などがあります。
「家族葬」は家族や親族を中心に営まれるお葬式のことを意味する名詞です。
「家族葬」の定義
「家族葬」は家族、故人の兄弟、故人の配偶者の父母、故人の子供の家族で行うのが一般的ですが、実は「家族葬」の呼ぶ範囲に明確な定義はありません。基本的に参列者を呼ぶ範囲は、喪主やご遺族の判断に委ねられています。
そのため、「家族葬」と一言でも言っても、故人と近しい間柄の友人や知人が参列することもあると覚えておきましょう。
「家族葬」の由来
「家族葬」は平成初期から使われ始めた言葉と言われています。それ以前は密葬といい、後日、本葬を行うのが一般的でした。現在では後日に葬儀ではなく故人を偲ぶ会やお別れ会が行われることもあります。
「家族葬」の注意点
「家族葬」を行なう上で注意しなければならないのは、参列者以外には訃報をすぐには伝えないという点です。なぜなら、家族葬で行う旨を伝えても、弔問に訪れる方がいる可能性があるからです。
したがって、「家族葬」を行なう場合には事後報告となると覚えておきましょう。
「家族葬」が増加している背景
近年では「家族葬」を行なう人が増えており、それには感染症の流行、経済不況、価値観の変化など、社会背景が影響していると言われています。
「家族葬」の類語
「家族葬」の類語・類義語としては、身内だけで内々に葬式をすることを意味する「密葬」があります。
「近親者のみ」の意味
「近親者のみ」とは
「近親者のみ」とは、家族や親族を中心に営まれるお葬式のことを意味しています。
「近親者のみ」の使い方
「近親者のみ」を使った分かりやすい例としては、「故人の意向により近親者のみが集い葬儀を行いました」「近親者のみの葬儀の場合はご遺族の意向によって参列する範囲が決まります」「近親者のみの葬儀に参列しました」などがあります。
「近親者のみ」は家族や親族を中心に営まれるお葬式のことを意味する言葉です。
「近親者のみ」の定義
「近親者のみ」はどこまで呼ぶのだろうと疑問にいる方もいるはずですが、結論を言ってしまうと明確な定義はありません。基本的に参列者を呼ぶ範囲は、喪主やご遺族の判断に委ねられていると覚えておきましょう。
「近親者のみ」とすると一般的には家族、故人の兄弟、故人の配偶者の父母、故人の子供になりますが、喪主やご遺族の判断によって故人と近しい間柄の友人や知人が含まれる場合にもあります。
「近親者のみ」の注意点
「近親者のみ」で葬儀を行なう上で注意しなければならないのは、参列者以外には訃報をすぐには伝えないという点です。なぜなら、家族葬で行う旨を伝えても、弔問に訪れる方がいる可能性があるからです。
したがって、「近親者のみ」で葬儀を行なう場合には事後報告となると覚えておきましょう。
「近親者のみ」が増加している背景
近年では「近親者のみ」で葬儀を行なう人が増えており、それには感染症の流行、経済不況、価値観の変化など、社会背景が影響していると言われています。
「近親者のみ」の類語
「近親者のみ」の類語・類義語としては、身内だけで内々に葬式をすることを意味する「密葬」があります。
「家族葬」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、家族や親族を中心に営まれるお葬式のことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「家族葬」は特定の場面でのみ使う言葉です。
「近親者のみ」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、家族や親族を中心に営まれるお葬式のことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「近親者のみ」は特定の場面でのみ使う言葉です。
「家族葬」と「近親者のみ」はどちらも家族や親族を中心に営まれるお葬式のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、基本的に大きな違いはないので、好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。