【気ずく】と【気づく】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「気づく」という読み方の「気ずく」と「気づく」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「気ずく」と「気づく」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「気ずく」と「気づく」の違い

「気ずく」は「気づく」の間違い

「気ずく」と「気づく」の違いを分かりやすく言うと、「気ずく」とは「気づく」の間違った使い方、「気づく」とはそれまで気にとめていなかったところに注意が向いて物事の存在や状態を知ることです。

「気ずく」は誤字

一般的には「気ずく」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「気づく」のことを間違えて「気ずく」を使っている人がほとんどです。

「気づく」は正しい日本語

正しい言葉である「気づく」を使った分かりやすい例としては、「彼がイライラしていることにすぐ気づく」「すぐに彼女だと気づくことができて良かったです」「後ろから誰かが付けていることに気づく」「財布を失くしたことに気づいた」などがあります。

「気づく」という言葉はあっても、「気ずく」という言葉は存在しません。同時に「気づく」という単語の意味について「それまで気にとめていなかったところに注意が向いて物事の存在や状態を知ること」と覚えておきましょう。

「気づく」の英語表記

「気づく」を英語にすると「notice」「become aware」「perceive」「realize」「discover」となり、例えば上記の「財布を失くしたことに気づいた」を英語にすると「I discovered that I had lost my wallet」となります。

「気ずく」の意味

「気ずく」とは

「気ずく」とは、「気づく」の間違った使われ方です。

「気ずく」が間違っている理由

「気ずく」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「気づく」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「気ずく」と「気づく」を間違ってしまう理由としては、「気ずく」の「ずく」と「気づく」の「づく」の発音が似ているのが原因です。ただし、正しい日本語は「気づく」なので、間違えないよう注意が必要です。

ではなぜ「気ずく」が間違った言葉なのかというと、現代仮名遣いの規則によって二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」の例に該当するのが理由になります。この例の中には「づ」を使用すると記載されているので、正しい日本語は「気づく」になると覚えておきましょう。

「ずく」の意味

間違った言葉である「気ずく」の「ずく」の意味としては、名詞に付いてその物や事に任せること、ともにその事で結ばれる関係にあること、形容詞や形容動詞の語幹や動詞の連用形などに付いてそれの最上の状態であることなどの意味で使われています。

「気づく」の意味

「気づく」とは

「気づく」とは、それまで気にとめていなかったところに注意が向いて物事の存在や状態を知ることを意味しています。その他にも、意識を取り戻すことの意味も持っています。

「気づく」の漢字表記

「気づく」を漢字にすると、「気付く」と表記することができます。

「気づく」の使い方

「誤りに気づくことができて本当に良かったです」「家を出発してすぐのところで忘れ物に気づく」などの文中で使われている「気づく」は、「それまで気にとめていなかったところに注意が向いて物事の存在や状態を知ること」の意味で使われています。

一方、「気づくとベッドの上にいました」「水をかけられたことで意識を失っていることに気づく」「」などの文中で使われている「気づく」は、「意識を取り戻すこと」の意味で使われています。

「気づく」はそれまで気にとめていなかったところに注意が向いて物事の存在や状態を知ることと、意識を取り戻すことの二つの意味を持つ動詞です。

「気づく」の特徴

「気づく」は頭の中にある考えが浮かぶ場合、何も考えていなくて突然考えが浮かぶ場合、何かを見て考えが浮かぶ場合、考えた結果考えが浮かぶ場合のどれでも使うことができます。

また、「気づく」は単に目で見て分かることだけでなく、 心の変化や直感に対しても使うことができると覚えておきましょう。そのため、様々な場面で使うことができる言葉です。

「気づく」の類語

「気づく」の類語・類義語としては、直観的に気づくことを意味する「感づく」、物事の事情などをおしはかってそれと知ることを意味する「察する」、表に現れない真実や本質を知ることを意味する「見抜く」、物事の真の意味を知ることを意味する「悟る」などがあります。

「気ずく」の例文

1.「気ずく」という言葉は存在しないので、おそらく「気づく」の言い間違いだろう。
2.「気づく」という言葉はそれまで気にとめていなかったところに注意が向いて物事の存在や状態を知ることで、「気ずく」という言葉はない。
3.「気ずく」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.彼がいつもと違うことに気ずいたので心配になりましたという言葉を使う人はいるが、正しくは彼がいつもと違うことに気づいたので心配になりましたです。
5.料理の味がいつもと違うことに気づくという言葉はあるが、料理の味がいつもと違うことに気ずくという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「気づく」という言葉を間違えて「気ずく」と表現している時などが挙げられます。

「気ずく」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「気づく」を間違えて使っている可能性が高いです。

「気ずく」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「気ずく」ではなく、「気づく」と表現するのが正しい使い方になります。

「気づく」の例文

1.毎日通っていた道なのに、道端に綺麗な花が咲いていることに初めて気づきました。
2.梅干しは苦手だと思っていたが、いざ食べてみると美味しいことに気づく。
3.電車に乗っていて、隣りの人が同じゲームをプレイしていることに気づく。
4.激しい頭痛を感じながら気づくと、自分は冷たい床の上に横たわっていました。
5.私は目を覚ますと、病院のベッドの上にいることに気づきました。

この言葉がよく使われる場面としては、それまで気にとめていなかったところに注意が向いて物事の存在や状態を知ることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、意識を取り戻すことを表現したい時にも使います。

例文1から例文3はそれまで気にとめていなかったところに注意が向いて物事の存在や状態を知ること、例文4と例文5は意識を取り戻すことの意味で使っています。

「気ずく」と「気づく」どちらを使うか迷った場合は、「気ずく」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「気づく」を使うようにしましょう。

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