【赤ん坊】と【赤ちゃん】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「赤ん坊」(読み方:あかんぼう)と「赤ちゃん」(読み方:あかちゃん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「赤ん坊」と「赤ちゃん」という言葉は、どちらも生まれて間もない子供のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「赤ん坊」と「赤ちゃん」の違い

「赤ん坊」と「赤ちゃん」の意味の違い

「赤ん坊」と「赤ちゃん」の違いを分かりやすく言うと、「赤ん坊」より「赤ちゃん」のほうがより口語的な表現とはという違いです。

「赤ん坊」と「赤ちゃん」の使い方の違い

一つ目の「赤ん坊」を使った分かりやすい例としては、「赤ん坊が泣き止まないので困っています」「夜中に赤ん坊の泣き声が響いて目が覚めた」「赤ん坊の世話は想像以上に大変だと聞いています」「赤ん坊の泣き声が夜中に響いた」などがあります。

二つ目の「赤ちゃん」を使った分かりやすい例としては、「赤ちゃんのほっぺたはとても柔らかいです」「赤ちゃんにミルクをあげる時間が一番幸せです」「赤ちゃんが笑うと家族全員が笑顔になります」「私の妹に元気な赤ちゃんが生まれました」などがあります。

「赤ん坊」と「赤ちゃん」の使い分け方

「赤ん坊」と「赤ちゃん」はどちらも生まれて間もない子供のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「赤ん坊」は「泣き声を上げる赤ん坊をあやす」のように、やや客観的で説明的に乳児を表現する時に使う言葉になります。

一方、「赤ちゃん」は「隣の家にかわいい赤ちゃんが生まれた」のように、より親しみや愛情を込めた表現として使われる言葉です。

つまり、「赤ん坊」より「赤ちゃん」のほうが愛らしさを強調しており、より口語的な表現であると覚えておきましょう。

「赤ん坊」と「赤ちゃん」の英語表記の違い

「赤ん坊」も「赤ちゃん」も英語にすると「infant」「baby」となり、例えば上記の「赤ん坊の泣き声が夜中に響いた」を英語にすると「The cry of the infant echoed through the night」となります。

「赤ん坊」の意味

「赤ん坊」とは

「赤ん坊」とは、生まれて間もない子供のことを意味しています。

「赤ん坊」の使い方

「赤ん坊」を使った分かりやすい例としては、「赤ん坊はまだ言葉を話せません」「おじいちゃんが赤ん坊を抱いて嬉しそうだった」「赤ん坊の笑顔を見ると疲れが吹き飛びます」「赤ん坊の成長はとても早いと感じる」「赤ん坊の寝顔はとても愛らしいです」などがあります。

「赤ん坊」は生まれたばかりの幼い子どもを指す言葉です。簡単に言うならば、まだ言葉を話したり、自分で歩いたりすることができない、ごく幼い段階の子どもを表します。

「赤ん坊」は生まれてから1歳前後までの子どもを指すことが一般的です。特に、身体がまだ未発達で親の助けが必要不可欠な状態を強調して使われます。

「赤ん坊」の由来

「赤ん坊」の由来は諸説ありますが、生まれたばかりで肌が赤みを帯びていることから「赤」という字が使われ、「坊」は子どもを親しみを込めて呼ぶ意味合いで付けられたと言われています。

「赤ん坊」の特徴

「赤ん坊」はやや客観的で説明的に乳児を表現する時に使うというのが特徴です。

「赤ん坊」の類語

「赤ん坊」の類語・類義語としては、生後一年ぐらいまでの子のことを意味する「乳児」などがあります。

「赤ちゃん」の意味

「赤ちゃん」とは

「赤ちゃん」とは、赤ん坊を親しみを込めて言うことを意味しています。

「赤ちゃん」の使い方

「赤ちゃん」を使った分かりやすい例としては、「赤ちゃんの寝顔を見ていると幸せになります」「妹にかわいい赤ちゃんが生まれました」「赤ちゃんは何でも口に入れたがります」「赤ちゃんを抱っこすると温かい気持ちになる」などがあります。

「赤ちゃん」は生まれたばかりの幼い子どもを表す言葉です。簡単に言うならば、まだ自分で話したり歩いたりすることができない、小さくて愛らしい存在を指しています。

「赤ちゃん」という言葉は、生後間もない乳児から1歳前後までの子どもを指して使われます。特に、家庭内で親しみを込めて呼ぶときや、優しく可愛らしいニュアンスを含めたいときに使われることが多いです。

「赤ちゃん」の由来

「赤ちゃん」という呼び方の由来については諸説ありますが、「赤ん坊」と同じく、生まれたばかりの頃の赤い肌色を表す「赤」と、小さなものを愛おしく呼ぶときに添えられる「ちゃん」が組み合わさったものと言われています。

「赤ちゃん」の特徴

「赤ちゃん」はより親しみや愛情を込めた表現として使うというのが特徴です。

「赤ちゃん」の類語

「赤ちゃん」の類語・類義語としては、生まれてまもない子のことを意味する「赤子」などがあります。

「赤ん坊」の例文

1.赤ん坊が夜中に何度も泣いてしまうので、両親は寝不足気味になっているそうです。
2.赤ん坊の笑い声を聞くと、家の中が一気に明るくなるような気がします。
3.赤ん坊をお風呂に入れるのは大変ですが、その時間が親子の絆を深めるそうです。
4.初めて赤ん坊を抱いた時の感動は、一生忘れられない思い出になるでしょう。
5.赤ん坊の世話をしていると時間があっという間に過ぎてしまいますね。

この言葉がよく使われる場面としては、生まれて間もない子供のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「赤ん坊」は客観的で説明的に乳児を表現する時に使う言葉です。

「赤ちゃん」の例文

1.赤ちゃんが初めて笑ってくれた時は、本当に涙が出るほどうれしかったです。
2.赤ちゃんの服を選ぶ時間が楽しくて、ついつい買いすぎてしまいました。
3.赤ちゃんが元気にすくすく育つ姿を見守れることは、親にとって大きな喜びです。
4.赤ちゃんの泣き声で目が覚める生活にも、だんだんと慣れてきました。
5.赤ちゃんを連れて初めての外出は不安でしたが、無事に帰れて安心しました。

この言葉がよく使われる場面としては、赤ん坊を親しみを込めて言うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「赤ちゃん」はより親しみや愛情を込めた表現として使う言葉です。

「赤ん坊」と「赤ちゃん」はどちらも生まれて間もない子供のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「赤ん坊」より「赤ちゃん」のほうが愛らしさを強調しており、より口語的な表現であると覚えておきましょう。

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