【百戦錬磨】と【百戦練磨】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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同じ「ひゃくせんれんま」という読み方の「百戦錬磨」と「百戦練磨」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「百戦錬磨」と「百戦練磨」という言葉は同義語で、どちらも「数々の実戦で鍛えられること」という同じ意味を持ちますが、それぞれの言葉の使い方には少し違いがあります。



百戦錬磨と百戦練磨の違い

百戦錬磨と百戦練磨の意味の違い

百戦錬磨と百戦練磨の違いを分かりやすく言うと、百戦錬磨は常用漢字表に載っていない、百戦練磨は常用漢字表に載っているという違いです。

百戦錬磨の「錬」は常用外漢字

百戦錬磨の「錬」が常用外漢字であるため、代用字として、常用漢字の「練」を用いた百戦練磨が使われるようになりました。

百戦練磨は文化庁が定める常用漢字表に記載されているため法令や新聞などで使用できますが、百戦錬磨は常用漢字表に記載されていないため法令や新聞などで使用できません。そのため、公的な書類などに記載する際には「百戦練磨」を使う方が良いでしょう。

また、百戦錬磨は百戦練磨と全く同じ意味の言葉であり、どちらの漢字を使っても間違いではないことを覚えておいてください。使いやすい方の漢字を使って良いものなので、好みに合わせて使い分けることが可能です。

百戦錬磨と百戦練磨の英語表記

百戦錬磨も百戦練磨も英語にすると「veteran」となり、例えば「彼は百戦練磨の監督です」を英語にすると「He is a veteran manager」となります。

百戦錬磨の意味

百戦錬磨とは

百戦錬磨とは、数々の実戦で鍛えられることを意味しています。

百戦錬磨の使い方

百戦錬磨を使った分かりやすい例としては、「彼は百戦錬磨の検事です」「彼女は百戦錬磨の恋愛経験を持つ女性です」「百戦錬磨の武将と言われる人が監督に赴任しました」「百戦錬磨の外科医に手術してもらうので一安心です」などがあります。

百戦錬磨とは、数々の実戦で鍛えられることや、多くの経験を積んでいることを意味している四字熟語です。四字熟語なのですが、日常生活やビジネスシーンでもよく使われるため、とても馴染みのある人が多いはずです。

特に、スポーツ、囲碁、将棋、チェスなどの競技シーンで使われることが多いです。その他にも、弁護士、検事、刑事、医者などの、経験が大事な職業の人に対してもよく使います。

百戦錬磨の由来

百戦錬磨の由来は、「百戦」と「錬磨」が合わさった言葉です。この場合の百戦は、百回戦うことではなく数多くのことで、錬磨は技芸や学問などを鍛え磨くことを意味しています。この二つの意味が合わさり、数多くの戦いで鍛えられることが百戦錬磨となりました。

百戦錬磨の類語

百戦錬磨の類語・類義語としては、長い年月に様々な経験を積んで世の中の裏も表も知り尽くしていて悪賢いことを意味する「海千山千」(読み方:うみせんやません)、数多くの戦いを経験していることを意味する「千軍万馬」(読み方:せんぐんばんば)などがあります。

百戦錬磨の戦の字を使った別の四字熟語としては、非常な困難の中で苦しみながら一心に努力をすることを意味する「悪戦苦闘」(読み方:あくせんくとう)、力を尽くして自分の能力を奮うことを意味する「力戦奮闘」(読み方:りきせんふんとう)などがあります。

百戦練磨の意味

百戦練磨とは

百戦練磨とは、数々の実戦で鍛えられることを意味しています。

百戦練磨の使い方

百戦練磨を使った分かりやすい例としては、「彼は百戦練磨の刑事です」「百戦練磨の達人と囲碁を打ったが歯が叩かなった」「百戦練磨の消防士が救助活動に当たるのできっと助かるはずだ」などがあります。

百戦錬磨の「錬」という字が常用漢字ではないため、代用字として常用漢字である「練」が使われたことで「百戦練磨」という言葉が生まれました。百戦錬磨と百戦練磨は意味が同じなため、どちらの漢字で表記しても間違いではありません。

この代用字というのは、他の単語でも使用されるものです。例えば、本来は「絶讃」であるところを「絶賛」と表記するのが代用字です。本来の字が難しい字面であったり、常用漢字ではない場合に代用字が使われます。

前述したように、どちらの漢字で表記をしても同じ意味になるので、どちらでも好きな表記で書き記して良いものであると覚えておいてください。

しかし、公的な書類などに記載する際には、常用漢字である「練」を使って「百戦練磨」とする方が良いでしょう。「百戦錬磨」という漢字の方が、最初からあった表記であるというだけで、どちらの字でも意味は全く同じです。

百戦練磨の類語

百戦練磨の類語・類義語としては、厳しい世の中の苦労を味わい尽くして世渡り上手で一筋縄ではいかないことを意味する「飽経風霜」(読み方:ほうけいふうそう)、熟練した手際のことを意味する「手練」(読み方:しゅれん)などがあります。

百戦練磨の百の字を使った別の四字熟語としては、どんな戦いにも必ず勝つことを意味する「百戦百勝」(読み方:ひゃくせんひゃくしょう)、幾たびも心身を鍛錬することによって立派な人物になること「百錬成鋼」(読み方:ひゃくれんせいこう)などがあります。

百戦錬磨の例文

1.弱小校だった本校に、百戦錬磨の監督が赴任したことで、甲子園に出場することができました。
2.この木製のバットは、私と百戦錬磨を乗り越えてきた相棒です。
3.彼の年齢は若いですが、百戦錬磨の脳外科医です。
4.百戦錬磨の弁護士が弁護してくれるのだから、この裁判は勝てるに違いない。
5.百戦錬磨の選手でも世界大会の決勝は緊張すると、試合後のインタビューで言っていた。

この言葉がよく使われる場面としては、数々の実戦で鍛えられることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、数々の実戦で鍛えられて多くの経験を積んでいることを表現したい時に使います。また、百戦錬磨を英語にしたベテランという言葉も馴染みがあるはずです。

百戦練磨の例文

1.百戦練磨を乗り越えてきた女性の恋愛話は、とても参考になりました。
2.彼女の年齢は若いが、百戦練磨のエスティシャンです。
3.百戦練磨のボクサーとスパーリングしたが、触ることすらできなったので悔しい。
4.百戦練磨の心臓外科医が手術してくれることになったので、妹の病気が治ると信じています。
5.百戦練磨のエースが3試合連続負け投手になってしまったので、そろそろ世代交代の時期だと言われている。

この言葉がよく使われる場面としては、数々の実戦で鍛えられることを表現したい時などが挙げられます。

百戦錬磨の「錬」という字が常用漢字ではないため、代用字の「練」が使われるようになって出来たのが「百戦練磨」という言葉です。意味合いとしては全く同じものであり、どちらの漢字を使っても問題ありません。

例文3や例文5のように、スポーツなどの競技シーンで使われることが多い言葉です。

百戦錬磨と百戦練磨どちらを使うか迷った際は、公的な書類などに記載する場合は常用漢字である「練」を使った「百戦練磨」とする方が良いでしょう。その他の場合には、個人の好みによって好きな方の表記を使うことができます。

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