【都心】と【都内】と【都下】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「都心」(読み方:としん)と「都内」(読み方:とない)と「都下」(読み方:とか)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「都心」と「都内」と「都下」という言葉は、東京都の中という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



都心と都内と都下の違い

都心と都内と都下の違いを分かりやすく言うと、都心は東京都の中心部を表現する時に使い、都内は東京都の23区を表現する時に使い、都下は東京都の23区以外を表現する時に使うという違いです。

都心は東京都の中心を意味する言葉ですが、具体的にはどこかというと千代田区、中央区、港区の3区とされています。また、新宿区や渋谷区を含んで都心5区といわれる場合もあります。

都内という言葉は、本来東京都全域を指す言葉です。しかし、かつては東京市と東京府と分けて区分されており、それが1943年に廃止され東京都が設置されました。

この東京市が現在の東京23区にあたるため、東京市内と東京府下とされていたそれぞれの呼称がそのまま、特別区内と東京都下という呼び方に変わることになりました。現在では見下した表現と誤解を与えることもあり、「都下」が使われる機会は減少しています。

都心の意味

都心とは

都心とは、東京都の中心部を意味していまが、本来は大都会の中心部を意味する言葉です。

東京、大阪、名古屋の三大都市圏は、日本を代表する大企業の本社が集まる広大な中心業務地区を保有しています。そのため、日本全国だけではなく、全世界から売り上げが集まってくるためこの三大都市に対して「都心」という言葉が使われるようになります。

都心とは何区か

今日では、日本唯一の都である東京都の中心部という意味で「都心」が使用されることが多く、関東地方における「都心」は東京23区内の中心部である千代田区、中央区、港区のような「都心3区」を指します。

ちなみに、近畿圏では大阪の北区、中央区、西区、福島区、浪速区、天王寺区の6区が大阪都心6区とされています。また、中京圏では名古屋市の栄、名駅、伏見一帯が名古屋市の都心とされています。

表現方法は「都心に住む」「都心を少し外れた」「都心にアクセスしやすい」

「都心に住む」「都心を少し外れた」「都心にアクセスしやすい」などが、都心を使った一般的な表現方法です。

都心の使い方

都心を使った分かりやすい例としては、「都心に住むメリットは会社から近いことだ」「都心を少し外れた緑の多い場所に住みたい」「都心にアクセスしやすい路線で新居を探している」などがあります。

都心を使った言葉として、「副都心」「新都心」「都心回帰」があります。

「副都心」の意味

一つ目の「副都心」とは、都心に業務を集中したことによって通勤ラッシュや道路渋滞の深刻化が起きたことで経済損失が大きくなったことから作られた新たな業務指定地区です。具体的には、新宿、渋谷、池袋の三大副都心や臨海副都心を指します。

「新都心」の意味

二つ目の「新都心」とは、副都心以外でも郊外に新規開発をして都心を形成したところや、都市の中心部を再開発して都心の機能を高めた地区です。具体的には、さいたま新都心、幕張新都心、横浜みなとみらい21を指します。

副都心を形成したものの、東京都心に企業が集中していることには変わりないため、それを分散するために計画されたのが新都心の開発です。分散はできたものの集積には至らないため、現在でもこれらの地区には多くの空き地が残っているため改善を図っています。

「都心回帰」の意味

三つ目の「都心回帰」とは、バブル崩壊などの影響で土地の価格が下落したことにより新築のマンションや一戸建てなどの供給が都心寄りのエリアに移りつつある現象を指します。主に東京や大阪などの主要都市圏で見られるため、都心という言葉が使われています。

都心の類語

都心の類語・類義語としては、重要な施設や商店などが集中し街の活動の中心となっている地域を意味する「中心街」があります。

都心の心の字を使った別の言葉としては、物事の中心となる大切なところを意味する「核心」、物事の中心となる点を意味する「重心」、ランプなどの芯を意味する「灯心」(読み方:とうしん)、集団やその活動の中心になるものを意味する「心棒」などがあります。

都内の意味

都内とは

都内とは、東京都の23区や東京都の中を意味しています。

都内の由来

1889年、東京都の前身にあたる東京府から、神田区や赤坂区など15区が分立して東京市とされました。1932年には東京市内の区は全部で35区となりましたが、1947年には22区に再編され、後に板橋区から練馬区が分離することで今日の23区という形になりました。

都内という言葉は、本来は現在の多摩地域なども含めた東京都全域を指す言葉ですが、かつて分立していた東京市に対して東京市内という言葉を使っていたことから、東京都が設置された後もこの23区を都内と呼ぶ習慣が定着しました。

都内の内の字を使った別の言葉としては、物の内側の面を意味する「内面」、物事を成り立たせているなかみなどを意味する「内容」、建物の中を意味する「屋内」、一国の領土内を意味する「国内」、建物や敷地の中を意味する「構内」などがあります。

表現方法は「都内の美術館」「都内の公園」「都内の神社」

「都内の美術館」「都内の公園」「都内の神社」などが、都内を使った一般的な表現方法です。

都内の使い方

都内を使った分かりやすい例としては、「都内の美術館が続々と閉館していく時代だ」「子供が遊べる都内の公園を土日は巡っている」「趣味は都内の神社を回ることです」などがあります。

都下の意味

都下とは

都下とは、東京都のうち23区を除いた市町村を意味しています。その他にも、都の中という意味があります。

都下の由来

1868年に江戸府が置かれた後、名前を変えて東京府となりました。1889年に東京市として15区が分立することになり、最終的には1943年、東京府、東京市が廃止され東京都が設置されることになりました。

その際、東京府下で市制を施行していた東京府八王子市と東京府立川市はそれぞれ、東京都八王子市、東京都立川市と名前を変えることになります。それによって、この東京府下という呼称が変わり「東京都下」「都下」となりました。

現在では、23区以外を見下している表現だと誤解を与える可能性から、都下という言葉が使われることはほとんどありません。

都下の下の字を使った別の言葉としては、全体を一つの勢力としてまとめる指導的な人物や機関の下でその支配を受ける立場にあることを意味する「傘下」、ある人の支配下にあることを意味する「配下」、師に教えを受けることを意味する「門下」などがあります。

都心の例文

1.最近できた駅のおかげで都心への電車乗り換えもずいぶん楽にはなったが、バスの本数が減ったのが痛手だ。
2.都心部からの移動が規制されることで、配送業者の足も止められてしまっており、地域のスーパーでは品薄状態が続いている。
3.都心における野菜の値段と地方都市における野菜の値段は比べ物にならない程の差がある。

この言葉がよく使われる場面としては、大都市の中心部を意味する時などが挙げられます。

例文2の「都心部」とは都心と同じ、都市の活動において拠点とされる中心部という意味で使われる言葉です。

都内の例文

1.都内全域のコンビニなどの防犯カメラを調べることで、その事件の犯人を捕まえることが出来た。
2.今都内で人気のパン屋の店長は、かつてパリでの修行を積んだ凄腕であった。
3.おいしいラーメン屋を探すために都内を駆け巡って、ブログにその店の記事を書き残した。

この言葉がよく使われる場面としては、東京23区や東京都全域を意味する時などが挙げられます。

東京23区以外も含む表現として一般的に使われているため、都内という言葉で東京23区のみと断定しないようにしましょう。

都下の例文

1.東京都下エリアで新しい物件を探すために、不動産会社に向かった。
2.この時期になると都下を中心に水害による被害が相次ぐ。
3.都下の公園は、緑が多く、遊具も多く、広大な土地が広がっているため、家族で訪れたい場所である。

この言葉がよく使われる場面としては、東京23区以外の市町村を意味する時などが挙げられます。

例文1のように「東京都下エリア」という表現で地域区分を設けているウェブサイトがあり、物件情報やグルメ情報が掲載されているサイトに多く見られます。

しかしながら、表現としては現在はほとんど使われておらず、蔑称とも捉えられかねないため日常会話などでは「23区外」のような表現に変えて使うようにしましょう。

都心と都内と都下どれを使うか迷った場合は、大都市の中心部を表す場合には「都心」を、東京23区を表す場合は「都内」を、東京23区以外を表す場合は「都下」を使うと覚えておけば間違いありません。

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