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【野犬】と【野良犬】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「野犬」(読み方:やけん)と「野良犬」(読み方:のらいぬ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「野犬」と「野良犬」という言葉は、どちらも飼い主を持たない犬を表すという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




野犬と野良犬の違い

野犬と野良犬の意味の違い

野犬と野良犬の違いを分かりやすく言うと、人里離れた山奥に生息している犬のことか、人の住んでいる付近に住み着いている犬のことかの違いです。どちらも飼い主を持たない状態の犬のことを指します。

野犬は自然豊かな所にいる野生の犬

野犬というのは、自然豊かな所に生息している野生の犬のことを指します。人に懐いておらず、狩猟生活をしている場合が多いです。また、野犬は群れを成して生活していることも多く、大きい群れになると40匹を超える野犬で構成されていることもあります。

野犬というのは、元々は人に飼われていた犬が捨てられたり、脱走したりすることで野生化し、そこから発生することが多いです。野生化した元飼い犬が繁殖を繰り返して増えることで、一切人に飼育された経験のない野犬が誕生します。

野良犬は人の住んでいる地域にいる野生の犬

一方、野良犬というのは、元々飼育されていたけれど、現在は飼い主がいない状態である犬のことを指します。野良犬は野犬と違い、人の住んでいる地域に生息している犬のことです。

元々は飼育されていたという経験から、人に懐きやすく、その代わりに野犬のように狩猟をすることはあまりありません。人間の食べ残しなどを食料としている場合がほとんどです。

日本では、野犬や野良犬は、見つけられると動物保護団体などに保護されることも多くあります。また現在では、狂犬病予防の観点から、犬を飼う場合には登録や狂犬病ワクチンの接種が義務付けられているため、野犬や野良犬は少なくなってきました。

放し飼いの文化が減り、室内外の犬が増えたことも、野犬や野良犬が減ってきたひとつの要因です。

野犬の意味

野犬とは、人里離れた場所で群れをつくり、狩りなどをして生きている犬のことを意味しています。人に飼われた経験のない場合が多く、人に懐きません。

人が多く住んでいるような場所に野犬が住み着くことはあまりありません。しかし、野山の多い土地や自然が豊かな場所などでは、野犬が生息している場合もあります。群れで生活していることが多く、狼などと似たイメージで考えるとわかりやすいでしょう。

野犬も、元々は飼い犬であった場合が多いものです。飼い犬が野良犬になり、そこから繁殖活動を行うことで、人に飼われたことのない野犬が産まれます。人の手に渡ったことがないため、当然、狂犬病などの予防ワクチンも打たれていません。

人慣れしていないため、場合によっては噛まれたり、襲われたりする危険性もあります。野犬の群れなどを見つけた場合には、必要に応じて、動物愛護団体や保健所へ連絡をするようにしましょう。

野良犬の意味

野良犬とは、元々飼育されていた犬が、なんらかの理由で野生化したものを意味しています。人の住んでいる場所に住み着くことが多く、人間の食べ残しなどを食料にしている場合の多いものです。

野良という言葉は、野原や田んぼ、畑などを意味する言葉ですが、その他にも放蕩(読み方:ほうとう)という意味を持ちます。野良犬の「野良」というのは、この放蕩という意味で使われているものです。

放蕩というのは、あてもなくフラフラとしていることを意味する言葉です。飼い主や帰る場所を失って、フラフラしている犬のことを野良犬と呼びます。元々飼われていたことから、人に懐きやすい場合が多く、野性化しきれていないことがほとんどです。

飼っているペットを捨てることは、法律に違反する行為であり、罰金などが科せられます。近年では、日本の野良犬の数は減少傾向にありますが、それでもゼロではありません。ペットを飼う際には、その命に対する責任を持つ必要があります。

野犬の例文

1.野犬は群れを成して生活している場合が多い。
2.野犬は狩猟生活をしているらしいよ。
3.野良犬と違って、野犬は人には懐きにくい。
4.野良犬が繁殖を繰り返して、野犬になる場合もある。
5.自然の多い場所では、野犬の群れを見ることがある。
6.地域で野犬が増えた原因は、飼い主のモラルもあるのだが、さらに経済的理由もあるのではないか。
7.公園や墓地に野犬が出没したとの情報があったので、児童に公園へ行かないように注意を促した。
8.山中では野犬の唸り声がどんどん近づいてくるのが分かり、我々は恐怖に慄きました。
9.犬の放し飼いは、人に危害を加えたり、野犬繁殖の原因になりますので絶対にやめてください。
10.田舎の祖父母の家の犬はペットというより野犬のような状態で、餌のときだけ帰ってくるだけであった。

この言葉がよく使われる場面としては、自然豊かな土地で野生に暮らす犬の群れなどを見た時などが挙げられます。現在の日本では、野犬の数は減っていますが、人里離れた場所では未だにその群れが確認されることがあります。

野犬は、人に懐かない場合が多く、狂犬病などのワクチンも接種していないことがほとんどです。野犬に噛まれて怪我をするようなケースもあります。野犬の群れを見つけた場合には、近付かないように注意をする必要があります。

野良犬の例文

1.飼い犬を捨てて野良犬にするなんて、とても考えられない。
2.野良犬は野犬よりも人に懐きやすいらしい。
3.野犬は群れをつくるけれど、野良犬は一匹だけで行動していることが多い。
4.保護された野良犬に、優しい飼い主が見つかることを祈るばかりだ。
5.昔に比べれば、野良犬は少なくなったとは思う。
6.昔は通学路に野良犬がいて、犬が苦手だった私はいつもビクビクしながらその道を通っていました。
7.子供の頃に野良犬に追いかけられてからというもの、今でも犬が苦手なのです。
8.心無い飼い主が生まれた子犬を捨てるものだから、それが野良犬となって街をうろついているのです。
9.外国の観光地では野良犬が所狭しといるのだが、どこかのんびりとしていて街に馴染んでいます。
10.ハロウィンに繰り出しているガラの悪い若者たちを見ると、まるで野良犬の群れのように見える。

この言葉がよく使われる場面としては、元々は人に飼われていたと思われる犬が、飼い主を失った状態に陥っていることを表現したい時などが挙げられます。現在では、犬を飼う際に登録が必要であったりするために、野良犬の数は減る傾向にあります。

また、以前よりも放し飼いで飼われている犬の数が減少し、室内犬が増えたことから、脱走をした末に野良犬になるというケースが減ったのだとも考えられます。動物を飼育する際には、飼い主はその命に対して責任を持つ必要があります。

飼い犬を故意に捨てることはもちろん、逃げ出してしまうというようなこともないように、十分に注意をするようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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