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【水を差す】と【腰を折る】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「水を差す」(読み方:みずをさす)と「腰を折る」(読み方:こしをおる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「水を差す」と「腰を折る」という言葉は、どちらも他人の邪魔をすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「水を差す」と「腰を折る」の違い

「水を差す」と「腰を折る」の意味の違い

「水を差す」と「腰を折る」の違いを分かりやすく言うと、「水を差す」とは話の邪魔をすること、「腰を折る」とは話を完全に駄目にしてしまうことという違いです。

「水を差す」と「腰を折る」の使い方の違い

一つ目の「水を差す」を使った分かりやすい例としては、「二人の仲に水を差す」「味があまりにも濃かったので鍋に水を差す」「せっかく盛り上がってるところに水を差さないでください」などがあります。

二つ目の「腰を折る」を使った分かりやすい例としては、「話の腰を折らないでください」「喧嘩の腰を折りました」「話の腰を折って悪いんだけど門限なので帰ります」などがあります。

「水を差す」と「腰を折る」の使い分け方

「水を差す」と「腰を折る」はどちらも他人の邪魔をする場合に使う言葉ですが、微妙にニュアンスが異なっているので、使う際には注意が必要です。

「水を差す」は元にあるものに薄めるものを足して台なしにしてしまうこと、つまり話の邪魔をするというニュアンスで使います。一方、腰を折るは、腰という体の大切な部分を折ってしまうこと、つまり話の大事な部分を壊して駄目にするニュアンスで使います。

そのため、「水を差す」よりも「腰を折る」の方が邪魔するイメージがやや強いです。

「水を差す」と「腰を折る」の英語表記の違い

「水を差す」を英語にすると「throw cold water on」「hrow a wet blanket on」となり、例えば上記の「円安が海外旅行勢に水を差した」を英語にすると「The drop in the value of the yen threw cold water on the craze for overseas travel」となります。

一方、「腰を折る」を英語にすると「interrupt」「cut in」となり、例えば上記の「話の腰を折らないでください」を英語にすると「Don’t interrupt me while I am talking」となります。

「水を差す」の意味

「水を差す」とは

「水を差す」とは、仲の良い者同士やうまく進行している事などに脇から邪魔をすることを意味しています。その他にも、水を加えて薄くすることの意味も持っています。

表現方法は「水を差すようで申し訳ない」「話に水を差す」「水を差すようなこと」

「水を差すようで申し訳ない」「話に水を差す」「水を差すようなこと」などが、「水を差す」を使った一般的な言い回しになります。

「水を差す」の使い方

「彼はいつも水を差すようなことばかり言うのでみんなから嫌われている」「話の途中に水を差さないでください」などの文中で使われている「水を差す」は、「仲の良い者同士やうまく進行している事などに脇から邪魔をすること」の意味で使われています。

一方、「枯れそうな花に水を差す」「味が濃いと言われたので水を差すことにしました」などの文中で使われている「水を差す」は、「水を加えて薄くすること」の意味で使われています。

「水を差す」は日常生活とビジネスシーンどちらでも使うことができる慣用句です。

「水を差す」は元々、水を加えて薄くすることの意味で使われていた言葉ですが、料理に水を加えると味が台無しになることが転じて、仲の良い者同士やうまく進行している事などに脇から邪魔をすることの意味で使われるようになりました。また、現代はこちらの意味が一般的になっています。

「水を差す」は邪魔にした人に対しての、皮肉や文句として使う言葉です。基本的にはマイナスなイメージで使う言葉ですが、「水を差すようで悪いですが」のように、話題を元に戻す場合に使うことがあります。

「水を差す」の言い換え語は「水を注す」「水をさす」

「水を差す」は別の漢字を使って「水を注す」や、ひらがなを使って「水をさす」とすることも可能です。

「水を差す」の類語

「水を差す」の類語・類義語としては、妨げることを意味する「邪魔をする」、成長や発展の可能性のあるものを取り除くことを意味する「芽を摘む」、当事者以外の者が入り込むことを意味する「介入する」などがあります。

「腰を折る」の意味

「腰を折る」とは

「腰を折る」とは、話などを中途で妨げることを意味しています。その他にも、腰を折り曲げることの意味も持っています。

表現方法は「話の腰を折る」「腰を折って申し訳ない」

「話の腰を折る」「腰を折って申し訳ない」などが、「腰を折る」を使った一般的な言い回しになります。

「腰を折る」の使い方

「良い話をしているのに話の腰を折らないでください」「話の腰を折って申し訳ないのですがその答えは間違っています」などの文中で使われている「腰を折る」は、「話などを中途で妨げること」の意味で使われています。

一方、「深々と腰を折りました」「彼のお辞儀は腰を折るように屈体し一直線になっているので美しいです」などの文中で使われている「腰を折る」は、「腰を折り曲げること」の意味で使われています。

「腰を折る」は日常生活とビジネスシーンどちらでも使うことができる慣用句です。

「腰を折る」の語源

「腰を折る」の語源は人間の体の腰です。腰というのは人間の体の最も重要な部分で、これを折るということは大切なものをダメにしてしまうことを表します。これが転じて、話などを中途で妨げることを「腰を折る」というようになりました。

「腰を折る」の類語

「腰を折る」の類語・類義語としては、人の談話や仕事などに横合いから第三者が口出しをすることを意味する「横槍を入れる」、他人の話に割り込んで自分の意見を言うことを意味する「口出しする」などがあります。

「水を差す」の例文

1.水を差すようで悪いのだけれど、あなたが言っていることは間違っています。
2.先輩と凄く話が盛り上がってたのに、友人に水を差されて不快な気持ちになりました。
3.彼女はいつも水を差すことばかり言うので、誰からも相手にされなくなりました。
4.喜んでいるところ水を差すようで申し訳なのだけれど、このくじは全員何かしら当たるらしいです。
5.味見をしたらとても濃かったので、水を差して調整しようと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、仲の良い者同士やうまく進行している事などに脇から邪魔をすることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、水を加えて薄くすることを表現したい時にも使います。

例文1から例文4の「水を差す」は仲の良い者同士やうまく進行している事などに脇から邪魔をすること、例文5の「水を差す」は水を加えて薄くすることの意味で使っています。

「腰を折る」の例文

1.話の腰を折るようで申し訳ありませんが、この情報は事実とは異なっています。
2.彼はすぐ話の腰を折るので、クラス中のみんなから嫌われています。
3.彼女は聞き上手なので、話の腰を折らないように質問するのがとても上手いです。
4.話の腰を折ってしまう癖があるが、中々直すことができずに困っています。
5.腰を折るように屈体し、背中、首筋が一直線になった形が、綺麗なお辞儀と言われています。

この言葉がよく使われる場面としては、話などを中途で妨げることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、腰を折り曲げることを表現したい時にも使います。

例文1から例文4の「腰を折る」は話などを中途で妨げること、例文5の「腰を折る」は腰を折り曲げることの意味で使っています。

「水を差す」と「腰を折る」はどちらも他人の邪魔をすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、話の邪魔をすることを表現したい時は「水を差す」を、話を完全に駄目にしてしまうことを表現したい時は「腰を折る」を使うと覚えておきましょう。

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