【縋る】と【頼る】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「縋る」(読み方:すがる)と「頼る」(読み方:たよる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「縋る」と「頼る」という言葉は、どちらも助けを求めることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



「縋る」と「頼る」の違い

「縋る」と「頼る」の意味の違い

「縋る」と「頼る」の違いを分かりやすく言うと、「縋る」とはネフガティブな意味合いで助けを求めること、「頼る」とはポジティブな意味合いで助けを求めることという違いです。

「縋る」と「頼る」の使い方の違い

一つ目の「縋る」を使った分かりやすい例としては、「過去に縋る意味はありません」「藁にも縋る思いで頑張った」「友達の厚意に縋るしかない」「ロープに縋りながら岩場を降りた」「彼を縋るような目で見つめた」などがあります。

二つ目の「頼る」を使った分かりやすい例としては、「馬券を買う時は勘に頼るようにしている」「私は人に頼ることが苦手です」「人に頼ることができる人は実は優秀なのです」「知人を頼って沖縄に行く」「彼女は金銭面で親に頼っている」などがあります。

「縋る」と「頼る」の使い分け方

「縋る」と「頼る」は、ほぼ同じ意味を持つ言葉ですが、使い方に少し違いがあります。「縋る」は、苦しい状況や思わしくない状況の中で、物や人の力などを唯一の頼みとしてしがみついたりする場合に使います。そのため、ネガティブな意味合いでしか使われない言葉です。

もう一方の「頼る」は、自分の成長を期待して、その力や助けを借りるという、ポジティブな意味合いでも使うことができます。また、「縋る」と同じようにネガティブな意味合いでも使えることも特徴です。

「縋る」と「頼る」の英語表記の違い

「縋る」も「頼る」も英語にすると「rely on」「depend on」「count on」となり、例えば上記の「彼女は金銭面で親に頼っている」を英語にすると「She depends on his parents for money」となります。

「縋る」の意味

「縋る」とは

「縋る」とは、頼りとなるものにしっかりと掴まることを意味しています。その他にも、助けを求めて頼りとすることの意味も持っています。

「縋る」の使い方

「手すりに縋りながら歩く」「命綱に縋りながら助けを待つ」「彼の腕に縋りながら階段を降りる」などの文中で使われている「縋る」は、「頼りとなるもにしっかりと掴まること」の意味で使われています。

一方、「過去栄光に縋っていては転職は難しい」「人の情けに縋る」「縋れば縋るほど恋愛は上手くいかない」などの文中で使われている「縋る」は、「助けを求めて頼りとすること」の意味で使われています。

「縋る」は二つの意味を持つ言葉ですが、使い方がそれぞれ違います。頼りとなるものにしっかりと掴まることの意味は、主に物理的に何かにしがみ付いたり、捕まった場合に使います。

もう一方の、助けを求めて頼りとすることの意味は、苦しい状況の中で物や人の力を唯一の頼みとして強くしがみ付く場合使います。そのため、マイナスなイメージを持っている言葉です。

「縋る」は漢字よりも平仮名が一般的

「縋る」は漢字で表すよりも、平仮名で「すがる」と表すのが一般的になっていますが、意味は全く同じなので、どちらを使っても問題ありません。

「藁にも縋る思い」の意味

「縋る」を使った有名なことわざとしては、「藁にも縋る思い」(読み方:わらにもすがるおもい)があります。「藁にも縋る思い」とは、人が切羽詰まった時に、頼りにならないものでも頼りにすることの例えを意味しています。

表現方法は「過去に縋る」「人に縋る」「縋る思い」

「過去に縋る」「人に縋る」「縋る思い」「縋る恋愛」「男に縋る」「女に縋る」「縋るしかない」「縋るような眼」などが、「縋る」を使った一般的な言い回しになります。

「縋る」の類語

「縋る」の類語・類義語としては、他に頼って生活することを意味する「依存する」、しっかりと掴んで放すまいとすることを意味する「しがみ付く」、しっかりと掴まることを意味する「取り付く」などがあります。

「縋る」の縋の字を使った別の言葉としては、頼りにしてしっかりと掴まることを意味する「縋り付く」、断られても無理に頼むことを意味する「追い縋る」、助けを求めることを意味する「袖に縋る」、苦しい状況を訴えて援助を頼むことを意味する「泣き縋る」などがあります。

「頼る」の意味

「頼る」とは

「頼る」とは、力を貸してくれるものとして依存することを意味しています。その他にも、つてを求めて近づくことの意味も持っています。

「頼る」の使い方

「頼る」を使った分かりやすい例としては、「勘に頼りながら道を進む」「石油は外国からの輸入に頼る」「友人を頼ってオーストラリアへ行く」「杖に頼って歩きます」「人に頼ってばかりいないで自分でやるようにしなさい」などがあります。

「頼る」は二つの意味を持つ言葉ですが、どちらの意味でも使われています。また、プラスの意味合いと、マイナスの意味合いどちらでも可能なので、とても幅広い範囲で使われている言葉です。

表現方法は「人に頼る」「頼る相手」「頼ることが苦手」

「人に頼る」「頼る相手」「頼ることが苦手」「頼ることができない」などが、「頼る」を使った一般的な言い回しになります。

「頼る」の類語

「頼る」の類語・類義語としては、仕事などを他人に任せることを意味する「委任する」、人に用件を恃むことを意味する「依頼する」、それまでの行いから信頼できると判断することを意味する「信用する」、信用して任せることを意味する「信託する」などがあります。

「頼る」の頼の字を使った別の言葉としては、頼りにならないことを意味する「頼り無い」、信じて頼りにすることを意味する「信頼する」、頼みにすることを意味する「聊頼する」(読み方:りょうらい)、頼りになるものが少なくて心細いことを意味する「頼み少ない」などがあります。

「縋る」の例文

1.足を怪我しているので、出掛ける時は必ず杖に縋っています。
2.歩いていたら道端に落ちている何かに躓いてしまって、彼氏の腕に縋りつきました。
3.29歳になる息子が、仕事もせずいつまでも親に縋りながら生きていて困っています。
4.過去の栄光に縋ることなく新たなる挑戦を続けることが、人生においてとても大事です。
5.過去の恋愛に縋っても前に進むことができないので、今を大切にしよう。

この言葉がよく使われる場面としては、頼りとなるものにしっかりと掴まることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、助けを求めて頼りとすることを表現したい時にも使います。

例文1と例文2は、頼りとなるものにしっかりと掴まることの意味で「縋る」を使っています。また、例文3から例文5は助けを求めて頼りとすることの意味で「縋る」を表現しています。

「頼る」の例文

1.来年の春に、友人を頼って渡米することにしたので、英語の勉強を頑張らないといけない。
2.勘に頼るばかりではなく、ロジカルに考えることがとても大切です。
3.人に頼るのが苦手なので、どんな仕事も一人で抱え込んでしまって苦労している。
4.あなた以外他に頼る所がないんです、どうか助けてくださいお願いします。
5.お金が無くて生活に困っているので、両親に頼ることにしたが、断られてしまった。

この言葉がよく使われる場面としては、力を貸してくれるものとして依存することを表現したい時などが挙げられます。その他にも、つてを求めて近づくことを表現したい時にも使います。

例文1は、つてを求めて近づくことの意味で「頼る」を使っています。また、例文4と例文5は力を貸してくれるものとして依存することの意味で「頼る」を表現しています。

「縋る」と「頼る」どちらを使うか迷った場合は、ネガティブな意味合いで助けを求める場合は「縋る」を、ポジティブな意味合いで助けを求める場合は「頼る」を使うと覚えておきましょう。また、「頼る」はネガティブな意味合いでも使えることを、頭の片隅に入れてくと便利です。

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