【お裾分け】と【お福分け】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「お裾分け」(読み方:おすそわけ)と「お福分け」(読み方:おふくわけ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お裾分け」と「お福分け」という言葉は、どちらも祝いの品や人からもらったものを他の人に分けてやることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「お裾分け」と「お福分け」の違い

「お裾分け」と「お福分け」の意味の違い

「お裾分け」と「お福分け」の違いを分かりやすく言うと、「お裾分け」は目上の人に対して使えない、「お福分け」は目上の人に対して使えるという違いです。

「お裾分け」と「お福分け」の使い方の違い

一つ目の「お裾分け」を使った分かりやすい例としては、「ほんのお裾分けですがこちらのお菓子をどうぞ」「お菓子をたくさんもらったのでお裾分けいたします」「実家から送られてきたミカンをお裾分けする」「彼女の儲けのお裾分けにあずかる」などがあります。

二つ目の「お福分け」を使った分かりやすい例としては、「少しですがお福分けいたします」「お福分けですので遠慮なさらずお受け取りください」「いただきものになりますがお福分けいたします」「上司に対してはお福分けの方を使います」などがあります。

「お裾分け」と「お福分け」の使い分け方

「お裾分け」と「お福分け」はどちらも祝いの品や人からもらったものを他の人に分けてやることを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、目上の人に対して使えないのが「お裾分け」、目上の人に対して使えるのが「お福分け」と覚えておきましょう。

そのため、かしこまった場面においては、「お福分け」の方を使うようにしましょう。

「お裾分け」と「お福分け」の英語表記の違い

「お裾分け」も「お福分け」も英語にすると「share」となり、例えば上記の「彼女の儲けのお裾分けにあずかる」を英語にすると「I got a share of the profit she had made」となります。

「お裾分け」の意味

「お裾分け」とは

「お裾分け」とは、もらいものや利益をさらに他の者に分け与えることを意味しています。

「お裾分け」の漢字表記

「お裾分け」を漢字にすると、「御裾分け」と表記することができます。

表現方法は「幸せのお裾分け」「お裾分けいただく」

「幸せのお裾分け」「お裾分けいただく」などが、「お裾分け」を使った一般的な言い回しになります。

「お裾分け」の使い方

「お裾分け」を使った分かりやすい例としては、「これお裾分けですがどうぞ」「実家からリンゴがたくさん送られてきたのでお裾分けです」「こちらのお菓子はほんのお裾分けです」「お裾分けに茶菓子をもらいました」などがあります。

「お裾分け」は「裾分け」を美化語にした言葉です。美化語とは、丁寧語の一種で丁寧語Ⅱとも言われており、表現をより上品にするための配慮を表す言葉です。

「お裾分け」の注意点

「お裾分け」を使う上で注意しなければならないのは、目上の人に対しては使うことができないという点です。

なぜなら、「お裾分け」は「裾分け」が元になっており、裾とは衣服の下方の縁のことを意味しています。これが転じて、重要ではない部分を分けるという意味で「お裾分け」が使われていたのです。

そのため、本来は重要ではないあまりものの部分を分けるという意味で使われていた言葉なので、目上の人に対して使うのはあまり適していません。もし、目上の人に対して使いたいのであれば、類語である「お福分け」の方を使うようにしましょう。

ただし、「お裾分け」は広く一般的に使われている言葉なので、あまり気にならない人もいるというのが現状です。

「お裾分け」の類語

「お裾分け」の類語・類義語としては、幾つかに割って与えることを意味する「わける」、手に入れた物を半分ずつに分けることを意味する「山分けする」などがあります。

「お福分け」の意味

「お福分け」とは

「お福分け」とは、祝いの品や人からもらったものを他の人に分けてやることを意味しています。

「お福分け」の漢字表記

「お福分け」を漢字にすると、「御福分け」と表記することができます。

表現方法は「幸せのお福分け」「お福分けいただく」

「幸せのお福分け」「お福分けいただく」などが、「お福分け」を使った一般的な言い回しになります。

「お福分け」の使い方

「お福分け」を使った分かりやすい例としては、「お福分けに少しですがお召し上がりください」「お福分けですのでご遠慮なくどうぞ」「いただいた柿をお福分けする」「お福分けして厄落としをしようと思います」などがあります。

「お福分け」は祝いの品や人からもらったものを他の人に分けてやることを意味する「福分け」に、接頭語の「お」が合わさった敬語表現です。

「お福分け」の特徴

「お福分け」は敬語表現なので、ビジネスシーンなどで上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。

「お福分け」は福を分けるというニュアンスで使う言葉なので、プラスのイメージでしか使わないと覚えておきましょう。

「お福分け」の類語

「お福分け」の類語・類義語としては、分けて配ることを意味する「分配する」、品物などを一定の割合でめいめいに配ることを意味する「配給する」などがあります。

「お裾分け」の例文

1.実家から大量のトウモロコシが送られてきたので、同僚たちにお裾分けをする。
2.くじ引きで大量の駄菓子が当たったので、みんなにお裾分けをする。
3.こちらお裾分けになりますが、どうぞお召し上がりください。
4.幸せのお裾分けといって、みんなにチョコレートを配りました。
5.畑で大量の野菜が取れたので、お裾分けすることにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、もらいものや利益をさらに他の者に分け与えることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お裾分け」は目上の人に対しては使うことができない言葉です。

「お福分け」の例文

1.実家から大量のイチゴが送られてきたので、会社でお福分けすることにしました。
2.こちらいただきものですがお福分けいたします。どうぞお召し上がりください。
3.親戚から新鮮な野菜が届いたので、皆さんにお福分けいたします。
4.先日はお福分けをいただき、大変感謝しております。
5.こちらお福分けになりますので、遠慮なさらずにお受け取りください。

この言葉がよく使われる場面としては、祝いの品や人からもらったものを他の人に分けてやることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お福分け」は目上の人に対しても使うことができる言葉です。

「お裾分け」と「お福分け」はどちらも祝いの品や人からもらったものを他の人に分けてやることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、目上の人に対して使えないのが「お裾分け」、目上の人に対して使えるのが「お福分け」と覚えておきましょう。

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