【適当】と【いい加減】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「適当」(読み方:てきとう)と「いい加減」(読み方:いいかげん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「適当」と「いい加減」という言葉は、どちらも様々な意味合いを持つ言葉であるという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



「適当」と「いい加減」の違い

「適当」と「いい加減」の意味の違い

適当といい加減の違いを分かりやすく言うと、適当はある条件や目的、要求などに上手く当てはまっていることを意味していて、いい加減というのは、物事が相当な程度に達しているのでもう終わって欲しいことを意味しているという違いです。

適当といい加減というのは、どちらの表現も様々な意味を持つものです。それらの意味の中には、「適当」と「いい加減」で同じようなことを表現する場合も多くあります。

例えば、仕事などを最後までやり遂げずに途中で投げ出すことを意味する場合には「仕事を適当にする」「仕事をいい加減にする」というように、これらの言葉を同じ意味として使用することが出来ます。

また、程度などが丁度よい様子を示す場合にも「この温泉は温度が適当である」「この温泉は温度がいい加減である」というように、同じ意味として使用することが可能です。

「適当」と「いい加減」の使い分け方

しかし、適当という言葉は、ある条件や目的、要求などに上手く当てはまっていることを示す意味も持っています。これは例えば「彼はこの仕事を任せるのに適当な人材です」というような使い方をします。これは「いい加減」という言葉にはない表現です。

そして、いい加減という言葉には、物事が既に相当な程度に達しているので、もう終わって欲しいということを示す意味があります。これは例えば「梅雨といえども、いい加減雨には止んで欲しい」などのように使用されるものです。

この表現は「適当」という言葉にはないものであり、「いい加減」という表現でしか表せないものです。このように、意味合いとして重なる部分の多い「適当」と「いい加減」という言葉ですが、それぞれの言葉でしか表現できない場合もあります。

適当もいい加減も、文脈によってプラスの意味になったり、マイナスの意味になったりするものです。使用する際には、相手に誤解を与えないように十分注意をする必要があることを覚えておくようにしましょう。

「適当」の意味

「適当」とは

適当とは、条件や目的にうまく当てはまっていること、程度が程よいことを意味したり、場合によっては反対に、やり方が投げやりであることを意味しています。適当という言葉は、前後の文脈によって様々な意味を持つものです。

適当という言葉は、名詞として使われたり、事物の性質や状態を表す形容動詞として使われたりする言葉です。どのような場面で使われるのかによって、多様な意味を持つ言葉でもあります。

「適当な人材」の意味

例えば「彼はこの仕事をするのに適当な人材だね」という表現では、「彼はこの仕事をするのにふさわしい人だね」という意味になります。これはある条件や目的などにうまく当てはまっている状態であるという意味です。

「適当な運動」の意味

「毎日適当な運動をするべきだ」という表現で使用される「適当」というのは、適切な程度、ほどよく、という意味を持っています。この表現は、数量を表現する際などによく使われるものです。

「適当に扱う」の意味

その他にも、上記のプラスの意味合いとは反対に、投げやりであることも「適当」という言葉で表現することが出来ます。これはマイナスの意味を持つ表現です。

例えば「お客を適当に扱う」という表現で使われる「適当」というのは、お客様をぞんざいに扱う、投げやりな態度を取るという意味です。行き当たりばったりで、無責任な態度を取ることを「適当」と表現しています。

「適当」の使い方

このように、適当という言葉は前後の文脈によって様々な使い方をされるものであると覚えておくようにしましょう。また、使い方によってはマイナスの意味を持つ言葉となるので、使用する際には相手に誤解を与えないように注意する必要があります。

表現方法は「適当すぎる」「適当な理由」「適当にやる」

上記以外では、「適当すぎる」「適当な理由」「適当にやる」などが、適当を使った一般的な言い回しです。

「適当」の類語

適当の類語・類義語としては、いい加減に物事を済ませようとすることを意味する「おざなり」、大まかでいい加減であることを意味する「雑」、いい加減に物事を行なうことを意味する「ぞんざい」などがあります。

適当の「適」という字を使った他の単語としては、その時々に応じて各自の判断で行動することを意味する「適宜」、程度がほどよいことを意味する「適度」、いちばん適していることを意味する「最適」などがあります。

「いい加減」の意味

「いい加減」とは

いい加減とは、途中で投げ出すことや、物事が相当な程度に達しているので、もう終わって欲しいと思っていることなどを意味したり、場合によっては反対に丁度よい程度であることを意味しています。

いい加減という言葉も、適当と同じように前後の文脈によって様々な意味を持つものです。いい加減というのは、形容動詞や副詞、連語として使用される言葉です。連語とは二つ以上の単語が繋がって、ひとつの単語と同じ働きをすることを意味しています。

「いい加減」の漢字表記

いい加減というは、漢字で表記すると「好い加減」となり、「好い」と「加減」という二つの単語が繋がったものです。いい加減という言葉は、使われる場面や文脈によって、良い意味にも悪い意味にもなる言葉です。

「いい加減な仕事」の意味

例えば、仕事などを最後までやらずに投げ出すことを「いい加減」と表現したりします。これは「いい加減な仕事はしないでください」などのように使われたりするものです。

「いい加減お腹いっぱい」の意味

他にも、程度が相当であるから、もう終わって欲しいということを表現する場合もあります。「もういい加減、お腹いっぱいである」などのように使われる言葉です。これは副詞的に使用されている言葉であるとも言えます。

「お湯の温度がいい加減」の意味

また、上記二つの言葉が「いい加減」の「加減」にアクセントがあるのに対し、「いい加減」の「いい」にアクセントを置いた場合には、適切であり、程よい頃合いであることを意味する連語になります。

例えば「お湯の温度がいい加減だ」などのように表現し、これは良い湯加減であることを意味する言葉です。

表現方法は「いい加減にしろ」「いい加減にして」「いい加減にしなさい」

上記以外では、「いい加減にしろ」「いい加減にして」「いい加減にしなさい」などが、いい加減を使った一般的な言い回しです。

「いい加減」の類語

いい加減の類語・類義語としては、ちょうどよいことを意味する「程良い」、物事の扱いが丁寧ではないことを意味する「粗略」、いい加減で無責任なことを意味する「ちゃらんぽらん」などがあります。

いい加減の「加」という字を使った他の単語としては、すでにあるものにあとからつけ足すことを意味する「追加」、ある目的をもつ集まりに一員として加わり行動をともにすることを意味する「参加」などがあります。

「適当」の例文

1.料理番組で「調味料を適当に加えます」と言っていて、具体的にどの程度なのかちっともわからなかった。
2.この施設は家族連れで楽しく過ごすには、とても適当な場所だと思う。
3.自分でも答えを知らない質問をされたので、適当に誤魔化してしまった。
4.彼はこのプロジェクトに適当な人材だと思いますよ。
5.あまりにも忙しくて、娘の言うことを適当に聞き流してしまった。

この言葉がよく使われる場面としては、条件や目的に当てはまっていることや、程度が程よいことなどを表現する時などが挙げられます。また、マイナスの意味合いで、物事に対して投げやりな態度を取ることも「適当」と表現します。

このように「適当」という言葉には、様々な意味があります。例文3や5などにあるような状態は、マイナスの意味合いでの「適当」であると言うことが出来ます。これは投げやりや、ぞんざいなどの表現と同じ意味を持つものであると言えます。

適当という言葉は、名詞や形容動詞として使用されるものであり、文脈によって意味が異なるものであると覚えておくようにしましょう。

「いい加減」の例文

1.彼は少しいい加減なところがあるから、細かい仕事は君がやったほうが良いよ。
2.昨日行ったレストランで頼んだお肉は、焼き具合がいい加減だった。
3.もう冗談を言うのはいい加減にして欲しいな。
4.そんないい加減な人の言うことを信じてはだめだよ。
5.毎日ラーメンばかり食べていたら、いい加減飽きてきた。

この言葉がよく使われる場面としては、何かの物事を最後までやり遂げずに投げ出してしまった時であったり、物事が相当な域に達しているのでもう終わって欲しいことを願う時などが挙げられます。

いい加減という言葉は、形容動詞や副詞、または連語として使用される言葉です。文脈によって、いい加減の「いい」にアクセントが付く場合と、「加減」にアクセントが付く場合があります。

類語や関連語としては、でたらめや無責任、行き当たりばったりなどがあります。プラスの意味で使用されることもあるので、前後の文脈によく注意をして、どのような意味で使用されているのか判断するようにしましょう。

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