【レーズン】と【プルーン】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「レーズン」と「プルーン」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「レーズン」と「プルーン」という言葉は、「ドライフルーツの一種」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




レーズンとプルーンの違い

レーズンとプルーンの違いを分かりやすく言うと、レーズンはぶどうを乾燥させたものを表現する時に使い、プルーンはすももを乾燥させたものを表現する時に使うという違いです。

一つ目のレーズンを使った分かりやすい例としては、「レーズンパンは給食で食べて以来食べていないかもしれない」「子どもの頃はレーズンが苦手だった」「お土産としてもらったレーズンサンドを仕事のおともに食べている」などがあります。

二つ目のプルーンを使った分かりやすい例としては、「ドライプルーンは生のプルーンよりも栄養価が高い」「プルーンを食べ過ぎたからかお腹が痛い」「プルーンとプラムは一体何が違うのだろうと調べてみることにした」などがあります。

レーズンとプルーンはどちらも、ドライフルーツの一種ですが、使われている材料が大きく異なります。

レーズンは、干しぶどうを指す言葉です。天日や人工的に起こす熱風で乾燥させることで甘みが凝縮されているのが特徴です。そのまま食べられることはもちろん、上記例文の「レーズンパン」のようにパンや菓子に混ぜられることも多くあります。

一方のプルーンは、セイヨウスモモの実、もしくはそれを乾燥させたものを指す言葉です。味は甘酸っぱく、食物繊維やビタミンAなどを摂取できるため、腸内環境を整えたり、美肌効果があるとされている食べ物です。

つまり、レーズンはぶどうを乾燥させたものを指し、プルーンはすももを乾燥させたものを指すという違いがあります。

レーズンを英語にすると「raisin」となり、例えば上記の「レーズンパン」を英語にすると「raisin bread」となります。一方、プルーンを英語にすると「prune」となり、例えば上記の「ドライプルーン」を英語にすると「a dried prune」となります。

レーズンの意味

レーズンとは、干しぶどうを意味しています。

レーズンを使った分かりやすい例としては、「ラムレーズンを作る際には保存瓶の殺菌消毒を忘れない」「カリフォルニアレーズンとカリーナカランツを食べ比べてみたい」「レーズンは給食で残している友だちが多かった」などがあります。

その他にも、「レーズンサンドは間食として重宝しているが食べ過ぎて太ってしまったように思う」「ラム酒ではない酒でレーズンを漬けてしまったがおいしかったのでそのまま使うことにした」「レーズンを自宅で漬けようと思ったことがない」などがあります。

レーズンは英語で「raisin」と表記され、「干しぶどう」といった意味を持つ言葉です。原料のブドウとして使われる「サルタナ」とそのまま呼ばれることもあり、その他にも「カリフォルニアレーズン」「カリーナカランツ」など多くの品種があります。

ぶどうを乾燥させることで成分が凝縮されているため、カロリーや糖分も多量に含まれています。そのため、食べ過ぎは体重増加、便秘や下痢などの不調、血圧上昇などを引き起こすことになり、体に悪いと言われることもあります。

上記例文の「ラムレーズン」とは、ラム酒に漬けられたレーズンです。漬けてから3日程度で使うことができ、1年から2年程度が保存期間と言われています。バターサンドやパウンドケーキ、アイスクリーム、スコーンなど様々な菓子に加えられています。

レーズンの類語・類義語としては、渋柿の皮をむいて天日で干し、甘くしたものを意味する「干し柿」などがあります。

プルーンの意味

プルーンとは、セイヨウスモモの実、もしくはそれを乾燥させたものを意味しています。

プルーンを使った分かりやすい例としては、「プルーンに含まれている栄養価を調べたら多くの栄養が摂取できることを知った」「最近お腹の調子が良くないのだがプルーンを食べ過ぎているのだろうか」「スコーンにプルーンを加えて焼き上げた」などがあります。

その他にも、「ヨーグルトにプルーンを含んだドライフルーツをたくさん投入して食べるのが贅沢だと思っている」「ドライプルーンを食べる際はコーヒーを飲まない方がいいと聞いた」「プルーンをいただいたがどう食べようか悩んでいる」などがあります。

プルーンは英語で「prune」と表記されます。日本では特に「セイヨウスモモ」に対して使われ、「ニホンスモモ」は「プラム」と呼ばれて区別されます。また、生のすももを「プラム」、乾燥させたものを「プルーン」と呼ぶこともあります。

食物繊維が豊富であり、鉄分やビタミンKの摂取のためにも重宝されていますが、カロリーや糖分も多量に含まれています。そのため、食べ過ぎは体重増加、下痢などの不調を引き起こすことになり、体に悪いと言われることもあります。

プルーンの類語・類義語としては、生のイチジクを乾燥させたものを意味する「ドライイチジク」などがあります。

レーズンの例文

1.おつまみに適しているレーズンバターは自宅でも時間こそ掛かるが簡単に作ることができる。
2.ラムレーズンを自宅で作ることはできるが、レーズンを漬けていたラム酒は処分しなければ酒の製造行為に当たるそうだ。
3.酒が苦手な人や子どもでも食べやすいラムレーズンはあるが、心配な人は食べるのを控えたり、食後の運転は控えるべきだろう。
4.お湯で柔らかくしてから細かくしたレーズンは乳幼児のおやつとして食べさせることもできる。
5.週末はパンを作るのが好きな旦那がレーズンパンを作るとのことだったので、レーズンを買って戻しておいた。

この言葉がよく使われる場面としては、干しぶどうを意味する時などが挙げられます。

例文1の「レーズンバター」とは、バターにレーズンを練り込んだバタークリームを指す言葉で、洋酒のおつまみとしてそのまま食べたり、クラッカーや食パンに塗って食べたり、ソテーなどにつけて食べるなど様々な食べ方をすることができます。

プルーンの例文

1.プルーンのビタミンAには美肌効果が期待でき、食物繊維には腸の環境を整えてくれる効果が期待できる。
2.おいしくてつい手が伸びてしまうプルーンは、1日5粒前後にしておかなければ食べ過ぎで、お腹の調子を悪くしてしまうこともある。
3.生ハムとチーズと一緒に食べるプルーンもおいしいが、パウンドケーキに加えて食べるのも好きだ。
4.忙しい朝はヨーグルトにプルーンとはちみつを加えて食べてから出勤している。
5.プルーンだけは毎日欠かさず食べることができているからか、心なしか肌の調子が良い気がする。

この言葉がよく使われる場面としては、セイヨウスモモの実、もしくはそれを乾燥させたものを意味する時などが挙げられます。

どの例文のプルーンも、レーズンとは異なるため、言葉をそのまま置き換えて使うことはできません。

レーズンとプルーンは、どちらも「ドライフルーツの一種」を表します。どちらを使うか迷った場合は、ぶどうを乾燥させたものを表す場合は「レーズン」を、すももを乾燥させたものを表す場合は「プルーン」を使うと覚えておけば間違いありません。

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