【言いなり】と【素直】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「言いなり」(読み方:いいなり)と「素直」(読み方:すなお)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「言いなり」と「素直」という言葉は、どちらも人の言葉や指示に従うような態度を表すことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「言いなり」と「素直」の違い

「言いなり」と「素直」の意味の違い

「言いなり」と「素直」の違いを分かりやすく言うと、「言いなり」はマイナスのイメージで使う、「素直」はプラスのイメージで使うという違いです。

「言いなり」と「素直」の使い方の違い

一つ目の「言いなり」を使った分かりやすい例としては、「彼は上司の言いなりで自分の意見を言わない」「子どもが友達の言いなりになって遊んでいる」「言いなりになると損をすることも多いです」「彼は友人の言いなりになってしまった」などがあります。

二つ目の「素直」を使った分かりやすい例としては、「子どもは素直に親の言うことを聞いた」「彼は失敗を素直に認めることができる」「注意を受けて素直に改善しようとしている」「素直な人は成長が早いです」「彼女は素直に助言を受け入れる」などがあります。

「言いなり」と「素直」の使い分け方

「言いなり」と「素直」はどちらも人の言葉や指示に従うような態度を表すことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「言いなり」は「彼は上司の言いなりになってしまい自分の意見を持とうとしない」のように、自分の考えを持たず、他人の言葉に盲目的に従う状態を指します。多くの場合、否定的や批判的な意味合いで使われます。

一方、「素直」は「彼女は注意されても素直に受け止め次から改善しようと努力する」のように、柔軟に人の言葉や意見を受け入れる姿勢を表します。こちらは肯定的な意味合いで使われることが多いです。

つまり、マイナスのイメージで使うのが「言いなり」、プラスのイメージで使うのが「素直」と覚えておきましょう。

「言いなり」と「素直」の英語表記の違い

「言いなり」を英語にすると「submissive」「yes-man」「being under someone’s control」となり、例えば上記の「彼は友人の言いなりになってしまった」を英語にすると「He ended up being under his friend’s control」となります。

一方、「素直」を英語にすると「obedient」「honest」「open-minded」となり、例えば上記の「彼女は素直に助言を受け入れる」を英語にすると「She accepts advice with an open mind」となります。

「言いなり」の意味

「言いなり」とは

「言いなり」とは

「言いなり」とは、主体性なく相手の言う通りにすることを意味しています。

「言いなり」の使い方

「言いなり」を使った分かりやすい例としては、「彼女は彼氏の言いなりで疲れているようだ」「弱みを握られ言いなりにならざるを得なかった」「部下を言いなりにする上司は尊敬されない」「友人の言いなりで無理な旅行に参加した」などがあります。

「言いなり」は他人の指示や要求に逆らわず、そのまま従ってしまう態度を表す言葉です。簡単に言うならば、自分の意思や判断を差し置いて、相手の言葉や行動にそのまま流されてしまう状態を指します。

例えば、上司の指示に疑問を持ちながらもそのまま従う部下や、恋人に振り回されながらも何も言えずに従ってしまう関係などがあります。

「言いなり」の特徴

「言いなり」は力関係の差や自己主張の弱さ、あるいは争いを避けたい気持ちから生まれるものです。そのため、主体性の欠如や受け身的な態度など、マイナスなイメージで使うというのが特徴です。

「言いなり」から抜け出すには、自分の意見を持ち、必要な場面では勇気を出して伝えることが大切だと言われています。また、対話を通じて対等な関係を築くことも重要です。

「言いなり」の対義語

「言いなり」の対義語・反対語としては、服従しようとせず歯向かうことを意味する「反抗」があります。

「言いなり」の類語

「言いなり」の類語・類義語としては、命令をよく聞いて素直につき従うことを意味する「服従」があります。

「素直」の意味

「素直」とは

「素直」とは、ありのままで飾り気のないことを意味しています。

「素直」の使い方

「素直」を使った分かりやすい例としては、「素直な気持ちを手紙に書いた」「褒められて素直に喜ぶ姿がかわいらしい」「素直に助けを求められるのも大切です」「彼は素直に感謝を伝えられる人だ」「素直な心を持ち続けたいです」などがあります。

「素直」は自分の気持ちや相手の言葉に対して、ねじ曲げずに受け入れる心のあり方を表す言葉です。簡単に言うならば、飾らず、正直に、自分や他人と向き合う姿勢を指します。

例えば、注意を受けたときに反発せず「ありがとう」と受け止める人や、感謝や喜びの気持ちを隠さずに表現できる人のことを「素直だ」と言います。

「素直」の特徴

「素直」は人の心や態度に対して真っ直ぐやねじれのないというニュアンスで使います。そのため、プラスのイメージを伴っているのが特徴です。

「素直」な態度を身につけるには、自分の心の声に耳を傾け、相手を敵視せずに言葉を受け入れる姿勢を持つことが大切だと言われています。そうすることで、周囲との関係がよりスムーズで温かいものになるのです。

「素直」の対義語

「素直」の対義語・反対語としては、性質がねじけて素直でない者のことを意味する「捻くれ者」があります。

「素直」の類語

「素直」の類語・類義語としては、自分の気持ちなどを飾ったり隠したりすることなくありのままであることを意味する「率直」があります。

「言いなり」の例文

1.彼は先輩の言いなりになってばかりで、自分の考えを主張しないため、周囲から少し心配されています。
2.友達の言いなりで行動するのは楽ですが、自分らしさを失うことにつながるので注意が必要です。
3.言いなりになってしまうのは、優しさというよりも主体性の欠如として捉えられる場合があります。
4.上司の言いなりで動くだけでは評価されず、むしろ信頼を失ってしまう可能性があるのです。
5.他人の言いなりになることで一時的には楽でも、結局は後悔することが多いので気を付けましょう。

この言葉がよく使われる場面としては、主体性なく相手の言う通りにすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「言いなり」はマイナスのイメージで使う言葉です。

「素直」の例文

1.彼女は注意を受けても素直に受け入れ、次から改善しようとする前向きな姿勢がとても印象的です。
2.子どもが先生の指導を素直に受け止めることで、学習の成果が確実に表れているのだと思います。
3.素直な人は自分の欠点をすぐに認められるため、信頼関係を築くのが早いと感じられます。
4.素直にありがとうと言える人は、周囲の人から自然と好かれるものだと私は思います。
5.注意をされて素直に改善しようと努力できる人は、必ず大きな成長を遂げることができるでしょう。

この言葉がよく使われる場面としては、ありのままで飾り気のないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「素直」はプラスのイメージで使う言葉です。

「言いなり」と「素直」はどちらも人の言葉や指示に従うような態度を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、マイナスのイメージで使うのが「言いなり」、プラスのイメージで使うのが「素直」と覚えておきましょう。

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