【スポンサー】と【パトロン】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「スポンサー」と「パトロン」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「スポンサー」と「パトロン」という言葉は、「支援や援助を行う人」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




スポンサーとパトロンの違い

スポンサーとパトロンの違いを分かりやすく言うと、スポンサーは見返りを求める支援を表現する時に使い、パトロンは見返りを求めない支援を表現する時に使うという違いです。

一つ目のスポンサーを使った分かりやすい例としては、「テレビ番組のスポンサーは番組制作の援助をしたことで、番組の最後に企業名が紹介される」「新しくスポンサーとなった企業のロゴが印字されていた」などがあります。

二つ目のパトロンを使った分かりやすい例としては、「ルネサンス期のパトロンは具体的にどんな支援をしていたのだろう」「パトロンの存在によって芸術が守られた」「彼のパトロンになってからお金がどんどん減っていくようになった」などがあります。

スポンサーとパトロンはどちらも、支援や援助を行う人を意味しますが、ニュアンスが若干異なります。

スポンサーは、事業の資金を出してくれる人や企業を表します。支援を行う企業は、認知度の向上や、企業のイメージアップ、サービスや商品の売上拡大を狙うことができるという特徴があります。

一方のパトロンは、特定の援助を与える人や機関を表します。特に、芸術分野や芸能文化などで使われている言葉で、文化を守るために支援を行い、見返りを求めないという特徴があります。今日では、異性に対する支援を指す言葉として使われることもあります。

つまり、スポンサーは宣伝や価値向上などの見返りを求める支援を指し、パトロンは見返りを求めない支援を表すという違いがありますが、今日ではパトロンの中にも金銭以外の見返りを求める人もいます。

スポンサーを英語にすると「sponsor」となり、例えば上記の「テレビ番組のスポンサー」を英語にすると「a sponsor for a TV program」となります。

一方、パトロンを英語にすると「patron」「patroness」となり、例えば上記の「多くのパトロン」を英語にすると「many patrons」となります。

スポンサーの意味

スポンサーとは、事業の資金を出してくれる人や企業を意味しています。

スポンサーを使った分かりやすい例としては、「スポンサーがテレビ番組の終わりに流れてきた」「スポンサーとなった企業名は私でも知っている企業だ」「スポンサーシップの仕組みについて学ぶ必要がある」などがあります。

その他にも、「スポンサー企業の製品を選手たちが使用するだけで、価値や認知度はうなぎ登りだろう」「人気選手の愛用していたスポンサーの製品は飛ぶように売れているそうだ」「スポンサーがいればその団体も活動しやすいだろう」などがあります。

スポンサーは英語で「sponsor」と表記され、「保証人」「後援者」「提供者」「広告主」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、広告やプロモーションを狙う目的で、金銭や物品、サービスによって支援を行う個人や団体を指します。

イベントやプロジェクトの支援はもちろん、スポーツチームや選手に対して資金援助をしており、スポンサーとなった企業は認知度の向上、企業のイメージアップ、サービスや商品の売上拡大を狙うことができるという特徴があります。

スポンサーの類語・類義語としては、個人や組織が対等に金銭などを出資して、共同で事業を営む関係を意味する「パートナーシップ」などがあります。

パトロンの意味

パトロンとは、特定の援助を与える人や機関を意味しています。

パトロンを使った分かりやすい例としては、「パトロンの支援のおかげで有名になった美術家は少なくない」「芸術を保護するパトロンがいなければ、当時の文化は失われていたのだろうか」「パトロンは金銭以外にも与えるそうだ」などがあります。

その他にも、「友人がパトロンがいると言っていたが、パパ活をしているのではないかと心配になってしまった」「応援したい企業のパトロンになったが、リターンがあることを今知った」「パトロンとして見返りを求めない男性もいるそうだ」などがあります。

パトロンは英語で「patron」「patroness」と表記され、「後援者」「保護者」「奨励者」「ひいき客」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、金銭だけでなく、人脈などによって影響を与える人や機関に対しても用いられています。

ラテン語で「父」を意味する「pater」から派生した「patronus」に由来する言葉であり、芸術分野においては、古代から資産家が音楽家や画家、彫刻家などに援助を行っていたとされています。

また、今日では、クラウドファンディングに協力する人や、異性に対する生活援助をする人などが該当し、後者は金品を渡すことで男女の関係に持ち込もうとする人を表すこともあり、悪い意味で使われることもあります。

パトロンの類語・類義語としては、ひいきにしてくれる客を意味する「タニマチ」、貴族や上流階級はそれ相応の社会的責任や義務を追う考え方を意味する「ノブレス・オブリージュ」などがあります。

スポンサーの例文

1.スポンサーシップ事業はスポーツ分野においては非常に重要と言えるだろう。
2.ウェブエンジンなどの検索結果の上位に出てくる結果は、スポンサー広告と書かれていることもある。
3.スポンサーとなっている企業の名前はよく選手が着ているユニフォームなどに印字されていた。
4.スポンサーは援助だが、協賛やパートナーシップは共同事業であるため、若干性質が違うそうだ。
5.スポンサー契約を結んでいる団体の選手たちは皆、そのスポンサーの製品を使っていた。

この言葉がよく使われる場面としては、事業の資金を出してくれる人や企業を意味する時などが挙げられます。

例文1の「スポンサーシップ」とは、企業がスポーツやイベントなどに対して金銭や物品、サービスを提供する代わりに、企業の宣伝や価値向上といった利益を得る仕組みを指す言葉です。

パトロンの例文

1.かつてのパトロンは芸術家を育て上げ、多くの芸術品を残してきた立役者と言えるだろう。
2.美術家のことを調べてみると必ずパトロンが存在するため、歴史的背景と合わせて勉強するとおもしろい。
3.彼は自分のことをパトロンとは思っておらず、いつか彼女に振り向いてもらうんだと意気込んでいたため心配になった。
4.パトロンがいる女の特徴として、見た目が整っており、コミュニケーション能力が高いなどが挙げられていた。
5.彼が女性のパトロンとなっていることにしばらく気付かず、バイトをつめ込んでいる理由を問い詰めてようやく気が付いた。

この言葉がよく使われる場面としては、特定の援助を与える人や機関を意味する時などが挙げられます。

例文3から例文5のように、異性に対する生活援助をする人を意味する言葉としても使われています。

スポンサーとパトロンは、どちらも「支援や援助を行う人」を表します。どちらを使うか迷った場合は、見返りを求める支援を表す場合は「スポンサー」を、見返りを求めない支援を表す場合は「パトロン」を使うと覚えておけば間違いありません。

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