似た意味を持つ「そっちのけ」と「ほったらかし」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「そっちのけ」と「ほったらかし」という言葉は、どちらも物事を十分に扱わない様子のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「そっちのけ」と「ほったらかし」の違い
「そっちのけ」と「ほったらかし」の違いを分かりやすく言うと、「そっちのけ」は他のことに夢中になって本来のことを後回しにすること、「ほったらかし」は何もせずに放置しておくことという違いです。
一つ目の「そっちのけ」を使った分かりやすい例としては、「宿題もそっちのけでゲームに夢中になっていました」「仕事もそっちのけでワールドカップの試合を観てしまいました」「彼は周囲の反対もそっちのけで自分の夢を追い続けています」などがあります。
二つ目の「ほったらかし」を使った分かりやすい例としては、「庭の草をほったらかしにしていたらすっかり伸びてしまいました」「メールをほったらかしにしていたら大事な連絡を見逃してしまいました」「壊れた自転車をほったらかしにしていたらさらに状態が悪くなりました」などがあります。
「そっちのけ」と「ほったらかし」はどちらも物事を十分に扱わない様子のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「そっちのけ」は「宿題もそっちのけで遊んでいる」のような使い方で、本来やるべきことや気にかけるべきことを後回しにして、別のことに夢中になることを意味します。つまり、他のことを優先するために結果的に放置されている状態を表す言葉です。
一方、「ほったらかし」は「仕事をほったらかしにする」「庭をほったらかしにする」のような使い方で、気にかけずにそのまま放置しておくことを意味します。特に何か別のことに夢中になっている必要はなく、単に手を付けずに放置している状態を表す言葉です。
つまり、他のことに夢中になって本来のことを後回しにするのが「そっちのけ」、何もせずに放置しておくのが「ほったらかし」と覚えておきましょう。
「そっちのけ」を英語にすると 「neglect」「ignore」「put aside」 となり、例えば上記の「宿題もそっちのけでゲームに夢中になっていました」を英語にすると「He was absorbed in playing games, neglecting his homework」 となります。
一方、「ほったらかし」を英語にすると 「leave something unattended」「leave something alone」「abandon」 となり、例えば上記の「庭の草をほったらかしにしていたらすっかり伸び放題になりました」を英語にすると「I left the garden unattended, and the weeds grew wildly」 となります。
「そっちのけ」の意味
「そっちのけ」とは、かまわずにのけておくことを意味しています。
「仕事もそっちのけ」「勉強もそっちのけ」「周囲の反対もそっちのけ」などが、「そっちのけ」を使った一般的な言い回しになります。
「そっちのけ」を使った分かりやすい例としては、「彼は宿題もそっちのけでゲームに夢中になっていました」「仕事もそっちのけでスマートフォンをいじっていました」「周囲の反対もそっちのけで自分の夢を追い続けています」などがあります。
「そっちのけ」は、本来やるべきことや気にかけるべきことを後回しにして、別のことに夢中になっている様子を意味する言葉です。副詞的に用いられることが多く、「○○もそっちのけで」という形で使われることが一般的です。
「そっちのけ」は、優先すべきことを放置して別のことに熱中している状況を表す言葉で、ややくだけた口語的な表現になります。状況によっては、責任感の欠如や注意力の不足を指摘するニュアンスを含むこともあります。
「そっちのけ」の特徴を挙げると、本来すべきことを後回しにする様子、別のことに夢中になっている状態、優先順位が逆転している行動、注意を向けるべき対象を無視している状況などがあると覚えておきましょう。
「そっちのけ」の類語・類義語としては、気にかけずに無視することを意味する「ないがしろ」、重要なことを軽く扱うことを意味する「おろそか」、注意や関心を払わないことを意味する「顧みない」などがあります。
「ほったらかし」の意味
「ほったらかし」とは、ほったらかすことを意味しています。
「子どもをほったらかしにする」「庭をほったらかしにする」「仕事をほったらかしにする」などが、「ほったらかし」を使った一般的な言い回しになります。
「ほったらかし」を使った分かりやすい例としては、「壊れた時計をほったらかしにしていたら完全に動かなくなりました」「庭をほったらかしにしていたら雑草だらけになってしまいました」「メールをほったらかしにしていたら大事な連絡を見逃してしまいました」などがあります。
「ほったらかし」は、物事を気にかけずにそのまま放置しておくことを意味する言葉です。主に「○○をほったらかしにする」という形で使われ、手を付けずにそのままにしている状態を表します。
「ほったらかし」は、面倒だから何もしない場合や、意図せずに長い間放置してしまった場合などに使われることが多く、日常会話でよく用いられるややくだけた表現です。状況によっては、責任を果たしていないことや注意不足を指摘するニュアンスを含むこともあります。
「ほったらかし」の特徴を挙げると、物事を放置したままにする様子、気にかけずに手を付けない状態、長い間そのままにしている状況、管理や対応をしていない状態などがあると覚えておきましょう。
「ほったらかし」の類語・類義語としては、そのまま放置しておくことを意味する「放置」、構わずにそのままにしておくことを意味する「放ったまま」、世話をせずに任せきりにすることを意味する「放任」などがあります。
「そっちのけ」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、かまわずにのけておくことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「そっちのけ」は他のことに夢中になって本来のことを後回しにする時に使う言葉です。
「ほったらかし」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、ほったらかすことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「ほったらかし」は何もせずに放置しておく時に使う言葉です。
「そっちのけ」と「ほったらかし」はどちらも物事を十分に扱わない様子のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、他のことに夢中になって本来のことを後回しにするのが「そっちのけ」、何もせずに放置しておくのが「ほったらかし」と覚えておきましょう。