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【容体】と【容態】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ようだい」という読み方の「容体」と「容態」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「容体」と「容態」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




容体と容態の違い

容体と容態の意味の違い

容体と容態の違いを分かりやすく言うと、容体とは一般的に使われている、容態とは一般的に使われていないという違いです。

容体と容態の使い方の違い

一つ目の容体を使った分かりやすい例としては、「自宅療養中に容体が急変した」「容体が悪化したので入院することになった」「ご容体はいかがでしょうか」「一夜明けたが容体に変化はなかった」「祖父の容体が思わしくない」などがあります。

二つ目の容態を使った分かりやすい例としては、「父の容態が落ち着く」「患者の容態が急変した」「お父様のご容態はいかがでしょうか」「彼女の容態も安定してきた」「容態は不明だが意識はある」「彼の容態はどうですか」などがあります。

容体と容態の使い分け方

容体と容態は病気の具合のことという同じ意味を持つ言葉です。結論から言ってしまえば、どちら言葉を使っても問題ありません。

容体と容態は、一般に二通り以上の漢字表記があり、表記による意味の違いがない語として、1959年に国語審議会にてどちらの表記が良いか検討されました。この時、字数が少ないという理由で「容体」に表記が整理されました。

そのため、テレビの報道や新聞などで一般的に使われているのは「容体」と覚えておきましょう。

容体と容態の英語表記の違い

容体も容態も英語にすると「condition」となり、例えば上記の「彼の容態はどうですか」を英語にすると「How is his condition」となります。

容体の意味

容体とは

容体とは、病気の具合のことを意味しています。その他にも、人の姿かたちのことや物事の様子という意味も持っています。

容体の使い方

容体を使った分かりやすい例としては、「新型ウイルスは容体が急変することが多い」「自宅待機中に容体が悪化した」「容体が回復している」「容体の変化に気付いて良かった」「容体が芳しくない」などがあります。

容体は複数の意味を持つ言葉ですが、病気の具合のことの意味で使うのが一般的です。

表現方法は「容体が悪化した」「容体が急変した」「容体が芳しくない」

「容体が悪化した」「容体が急変した」「容体が芳しくない」「容体が回復した」などは容体を使ったよくある表現方法になります。

容体の読み方

容体は一般的に「ようだい」と読むのですが、「ようたい」と読んでも間違いではありません。

容体の類語

容体の類語・類義語としては、外から見た事物の形のことを意味する「格好」、外側から見た様子のことを意味する「外見」、体の線が作り出す外形のことを意味する「姿態」、生物や機構などの組織体を外から見た形のことを意味する「形態」などがあります。

容体の体の字を使った別の言葉としては、形や体裁が普通とは違うことを意味する「異体」、一つの体のことを意味する「一体」、物質が示す状態の一つのことを意味する「液体」、二つ以上のものがまとまって一つになることを意味する「合体」などがあります。

容態の意味

容態とは

容態とは、病気の具合のことを意味しています。その他にも、人の姿かたちのことや物事の様子という意味も持っています。

容態の使い方

容態を使った分かりやすい例としては、「彼女の容態はどうですか」「殿様の容態が芳しくない」「容態が急変する可能性は低いだろう」「子犬の容態を案じる」「緊急搬送されてきた患者の容態が安定した」「現在の容態については不明です」などがあります。

容態は複数の意味を持つ言葉ですが、病気の具合のことの意味で使うのが一般的です。

表現方法は「容態が悪化した」「容態が急変した」「容態が芳しくない」

「容態が悪化した」「容態が急変した」「容態が芳しくない」「容態が回復した」などは容体を使ったよくある表現方法になります。

容態の読み方

容態は一般的に「ようだい」と読むのですが、「ようたい」と読んでも間違いではありません。

容態の類語

容態の類語・類義語としては、病気の状態のことを意味する「病状」、病気や怪我の状態のことを意味する「症状」、病気な状態のことを意味する「病態」、健康の状態のことを意味する「具合」、物事の状態のことを意味する「有様」などがあります。

容態の態の字を使った別の言葉としては、物質が気体の状態にあることを意味する「気態」、他のものの様子や姿に似せることを意味する「擬態」、物事の状態のことを意味する「事態」、病気や負傷の程度が酷く生命に危険があることを意味する「重態」などがあります。

容体の例文

1.患者の容体をみる限りだと、このまま安静にしていれば快復するだろう。
2.容体の急変に気付かず放置していたため、患者が亡くなってしまった。
3.容体が悪化したため、集中治療室に入ることになった。
4.食事も食べれるようになったので、容体が回復してきている。
5.患者の体温測定や容体の変化に気を配るのは、医師としてとても大切なことです。
6.ようやく彼の容体が落ち着いてきたとのことなので、これで退院の目処が立つかもしれない。
7.父の術後の容体が安定してきたので、これで一安心だと家族一同胸を撫で下ろした。
8.入院先で昨日まであんなに元気に話していたおばあさんが突然容体が急変してそのまま亡くなってしまったのには驚いた。
9.夫人の病は気候のせいもあって容体はそれほどよくないが、以前よりはよくなっていて小康状態といったところだろうか。
10.病気で倒れてから周りが気を使ってくれて「容体はどうですか?」といつも気をつかってくれるのでありがたい。

この言葉がよく使われる場面としては、病気の具合のことを表現したい時などが挙げられます。人の姿かたちのことや物事の様子を表現したい時にも使います。

上記の例文のように、病気の具合のことの意味で使うのが一般的になっています。

容態の例文

1.お母様のご容態はお変わりないでしょうか。
2.祖父の容態が芳しくないので、会社を休んで看病することにした。
3.自宅待機をしていたが容体が急変したため、都内の病院に緊急入院することになった。
4.大事なペットの容態が悪いときは、悩まず動物病院に行くのがいいだろう。
5.作者の容態が回復しないため、連載再開が延期になりました。
6.突然倒れられたと聞きましたが、その後のご容態はいかがですか?一日も早いご全快をお祈りしています。
7.長い闘病生活の末亡くなった父は、最後は自分の容態さえも分からない昏睡状態のままこの世を去った。
8.ちょうど恩師の家の近くに来ていたので立ち寄って奥様に先生の容態を尋ねたところ、あまり芳しくないとのことだった。
9.けが人の容態が安定したので、つかの間の休息をとるも、すぐさま別の患者が運び込まれてきたので処置室へ急いだ。
10.叔父の体調のことを家族にしか話をしていないのに容態が悪いという話がいつの間にか近所に広がっていて驚いた。

この言葉がよく使われる場面としては、病気の具合のことを表現したい時などが挙げられます。人の姿かたちのことや物事の様子を表現したい時にも使います。

上記の例文のように、病気の具合のことの意味で使うのが一般的になっています。

容体と容態どちらを使うか迷った場合は、どちらを使っても問題はありません。ただし、テレビの報道や新聞などでは容体の方が使われていると覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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