【社屋】と【事務所】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「社屋」(読み方:しゃおく)と「事務所」(読み方:じむしょ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「社屋」と「事務所」という言葉は、どちらもを「仕事をする場所や建物」意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




社屋と事務所の違い

社屋と事務所の意味の違い

社屋と事務所の違いを分かりやすく言うと、社屋とは会社の建物を表し、事務所とは事務作業をする場所や組織団体を表すという違いです。

社屋と事務所の使い方の違い

一つ目の社屋を使った分かりやすい例としては、「取引先の新社屋落成式に出席する」「社屋の建て替え計画を進めています」「新社屋竣工に伴い本社を移転します」「弊社新社屋の起工式を行いました」などがあります。

二つ目の事務所を使った分かりやすい例としては、「公園の忘れ物は管理事務所に保管しています」「事務所の机と椅子を新しくしました」「事務所に防音効果のあるパーティションを設置する」「法律事務所で過払い金の相談をしました」などがあります。

社屋と事務所の使い分け方

社屋と事務所という言葉は、どちらも仕事を行う場所や建物を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

社屋とは、会社や団体が所有する建物を意味します。建物にフォーカスした言葉であり、会社が新しく建てた事務所などの建物を「新社屋」、以前使われていた会社の建物を「旧社屋」と言います。

事務所とは、「事務所のレイアウトを変更する」のような使い方で、事務作業をする場所を意味し、多くは事務作業を行う部屋を表します。また、「法律事務所」「公園管理事務所」などのような使い方で、会社や役所などの組織団体を指すことがあります。

つまり、社屋とは会社の建物を意味し、事務所とは仕事をする場所や組織を表す言葉です。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使うようにしましょう。

社屋と事務所の英語表記の違い

社屋を英語にすると「facility」「office building」「company building」となり、例えば上記の「新社屋」を英語にすると「the new company building」となります。

一方、事務所を英語にすると「office」「firm」となり、例えば上記の「管理事務所」を英語にすると「administration office」となります。

社屋の意味

社屋とは

社屋とは、会社の建物を意味しています。

社屋の読み方

社屋の読み方は「しゃおく」です。誤って「しゃや」「やしろや」などと読まないようにしましょう。

社屋の使い方

社屋を使った分かりやすい例としては、「本社を移転し新社屋を完成させました」「社屋新築の祝いに胡蝶蘭を贈ります」「社屋移転のお知らせをホームページに掲載する」「新社屋落成式にご出席いただき誠にありがとうございます」などがあります。

その他にも、「社屋内は全面禁煙となっております」「新社屋落成式を執り行う」「来月より新社屋での業務を開始します」「旧社屋の減価償却費を計上する」「社屋の建て替えに利用できる補助金はありますか」などがあります。

社屋の「社」は組合や団体などの機関を表し、「屋」は住まいを表します。この二つの漢字が組み合わさり、社屋とは、会社が所有する建物を意味します。主にビジネスシーンで使用される言葉です。

「新社屋落成式」の意味

上記例文にある「新社屋落成式」とは、新しく建てられた社屋の完成を祝い、関係者にお披露目するための式典です。会社の取引先や工事関係者などが招かれますが、それに加えて、工事中の騒音などで迷惑をかけた近隣住民が招待されることもあります。

社屋の類語

社屋の類語・類義語としては、会社の建物のことや本社ビルを意味する「本社屋」、鉄筋コンクリートなどでつくった中高層の建物を意味する「ビルディング」、大部分を事務所専用につくった建物を意味する「オフィスビル」などがあります。

事務所の意味

事務所とは

事務所とは、事務を取り扱う所、オフィスを意味しています。

事務所の使い方

事務所を使った分かりやすい例としては、「事務所のレイアウトを変更します」「事務所利用可の賃貸物件はありますか」「事務所の表札は英語表記にしています」「いま住んでいる家を事務所兼自宅にしたい」などがあります。

その他にも、「事務所衛生規則の照度基準をご存知でしょうか」「事務所移転のお知らせをメールで伝える」「芸能事務所のオーディション情報を集める」「税理士事務所を開業して15年になります」などがあります。

事務所の「事務」は事業経営等に必要な庶務や机の上で処理するような仕事、「所」は特定の仕事のために設けた場所を表します。事務所とは、事務作業を行う部屋や場所を意味する言葉です。また、「芸能事務所」「施設管理事務所」のように、会社や役所といった団体を指すこともあります。

「地方事務所」の意味

事務所を用いた日本語には「地方事務所」があります。地方事務所とは、都道府県の知事が、その権限に属する事務を分担させるために設ける都道府県の出先機関のことです。福祉事務所、税務事務所、東京事務所などがこれに当たります。

事務所の類語

事務所の類語・類義語としては、会社の業務を行う本拠となっている事業所を意味する「本社」、会社や団体で本社から分かれて設けられた事業所を意味する「支社」、営業の本拠となる店を意味する「本店」、本店の指揮や命令を受ける営業所を意味する「支店」などがあります。

社屋の例文

1.従業員のビジネス環境を整えるために、社屋を新しくすることにしました。
2.グループ会社の新社屋落成に向けて、お祝いのメッセージを考えています。
3.昨年より建設していた新社屋は、いよいよ竣工式を迎える運びとなりました。
4.かねてより建設を進めてまいりました弊社の本社社屋が、このほど竣工しました。
5.社屋の前に道に迷っている外国人観光客がいたので、英語で話しかけました。

この言葉がよく使われる場面としては、会社が所有する仕事をするための建物を表現したい時などが挙げられます。

例文2や例文3にある「新社屋」(読み方:しんしゃおく)とは、自分の会社が新しく建てた建物の事です。

事務所の例文

1.固定費となる賃料を抑えたいので、面積が小さい賃貸の事務所を探しています。
2.失敗しない事務所物件の探し方を、事例をあげながらご説明いたします。
3.川崎にある賃貸事務所は、小規模ながらスーパーが近くにあるのでとても便利です。
4.駅近の事務所付き一軒家を希望していますが、なかなか条件に合うものがありません。
5.転職先の会計事務所は、アットホームな雰囲気で働きやすそうな職場です。

この言葉がよく使われる場面としては、事務的な業務を取り扱う所、オフィスを表現したい時などが挙げられます。

例文3にある「賃貸事務所」とは、賃貸借契約を締結して借りる事務所を意味します。例文5の「会計事務所」とは、税務相談や記帳代行といった税務や会計に関するサービスを展開する事務所を指します。

社屋と事務所という言葉は、どちらも「仕事をする場所や建物」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、会社の建物を表現したい時は「社屋」を、仕事をする場所や組織団体を表現したい時は「事務所」を使うようにしましょう。

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