【遵守】と【順守】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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同じ「じゅんしゅ」という読み方、似た意味を持つ「遵守」と「順守」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「遵守」と「順守」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。



遵守と順守の違い

遵守と順守の意味の違い

遵守と順守の違いを分かりやすく言うと、遵守は公用文や教科書で使用されている表記であり、順守は新聞やテレビ番組で使用されている表記であるという違いです。言葉の意味としては、全く同じであると言えます。

順守は遵守の代用字

「遵守」という言葉を代用字を使って表記したのが「順守」です。代用字というのは、当用漢字でない漢字を同音の漢字を使って書き換えることを意味しているものです。例えば「諒解」(読み方:りょうかい)を「了解」と書くのがこれにあたります。

順守は遵守の由来

本来、「じゅんしゅ」という言葉は「遵守」という漢字表記をされるものでした。しかし、昭和20年代、当用漢字表にない漢字を含む熟語は、別の漢字で書き換えるか、ひらがなで表記するという決まりが出来ました。

遵守の「遵」という字は、当用漢字に含まれていましたが、昭和29年に当用漢字表を整理した際に削除されることになりました。そのため、「遵」という字が使えなくなり、新聞社やテレビ局は「遵守」を「順守」と記載することで統一しました。

その後、昭和50年代になると、当用漢字表自体が廃止されることとなります。そして、当用漢字表の代わりに、現代でも使用されている常用漢字表が使われるようになりました。「じゅんしゅ」という言葉については「遵」も「順」も常用漢字表に含まれます。

このため、常用漢字表の使用が開始されてから、公用文や教科書では元々の表現である「遵守」が再び使用されるようになりました。

遵守と順守の使い分け方

現在では、一般的に記載する際には「遵守」と書きます。

しかし、新聞社やテレビ局は、一度「順守」という表記で統一してしまった経緯があるので、「遵守」表記に変更するのが難しく、今でも「順守」で統一している所が多くあります。

どちらにしても、意味は同じものであり、表現として間違ってはいないので、問題はありません。「遵」という字よりも「順」という字の方が書きやすいという理由で「順守」と書く人もいます。

遵守の意味

遵守とは

遵守とは、立場が上の人から言われた事や法律などをよく守ることを意味しています。

場合によっては「循守」と表記されることもありますが、現代では「遵守」という表記が一般的です。

遵守は公用文で使える

「じゅんしゅ」という言葉の表記は様々ありますが、主に公文書や教科書などで使用する際には「遵守」と書くものです。一般的な書類などに記載する際には「遵守」と表記するのが正しいものであると覚えておくようにしましょう。

表現方法は「遵守する」「コンプライアンス遵守」「納期遵守」

「遵守する」「コンプライアンス遵守」「遵守義務」「遵守事項」「納期遵守」などが、遵守を使った一般的な言い回しです。

遵守の使い方

遵守というのは、規則や法律などの決まり事に従い、それをしっかりと守ることを意味しています。例えば「交通ルールを遵守する」「憲法を遵守する」というような使われ方をする言葉です。

遵守の語源

遵守の「遵」という字には、筋道を外れない、規則や道理に従う、手本となるという意味があります。つまり、遵守というのは、筋道を外れずに守る、手本となって守る、というような意味を持つ言葉であるということが出来ます。

遵守の英語表記

遵守というのは、英語表記で「Compliance」(読み方:コンプライアンス)と表現されます。これはビジネスシーンなどでもよく使用される言葉であり、法令遵守という意味を持ちます。

会社などでこのコンプライアンスという言葉が使われる場合には「企業などが、法令や規則をよく守ること」という意味で使用されているものだと考えましょう。

遵守の類語

遵守の類語・類義語としては、命令や約束を守ることを意味する「厳守」があります。

遵守の「遵」という字を使った別の単語としては、法の指示するところを尊重し決まりを守って行動することを意味する「遵法」、前例に従ってそのとおりに行うことを意味する「遵用」、命令や決まりに従って行うことを意味する「遵行」などがあります。

順守の意味

順守とは

順守とは、決まりや道徳、法律などを守ることを意味しています。遵守と同じ意味を持つ言葉であり、この「順守」という表記は新聞社やテレビ局などで使用されている代用字です。一般的には「遵守」と書きます。

順守というのは、立場が上の人から言われた事に従ったり、規則や道理に従ったりする意味を持つ言葉です。「遵守」の「遵」という字の代用字が「順守」の「順」であり、あくまで代用字なので、一般的には「遵守」と書くのが正しいものです。

しかし、順守の「順」にも「遵」という字と同じような意味があります。「順」という字は、相手に素直に従ったり、差し障りのないような身の振り方をすることを意味する漢字です。「遵」という字より書きやすいことから代用字として使用されるものです。

順守は公用文では使えない

この順守という表記は、新聞社やテレビ局で使われている表記であり、「遵守」と全く同じ意味を持ちます。ただし、公文書や教科書では「遵守」であるとしているので、書類などに記載する際には「順守」ではなく「遵守」と書くようにしましょう。

代用字が使用されている他の単語としては、例えば「訣別」(読み方:けつべつ)という言葉を代用字を使用して「決別」と表記したり、他にも「沈澱」(読み方:ちんでん)は「沈殿」、「綜合」(読み方:そうごう)は「総合」とされたりします。

このように、日本語には、漢字を書きやすく見やすいもので代用するという場合が多くありますが、代用字になっても単語自体の意味は変化しません。同じ意味として使用されるものであると覚えておくようにしましょう。

表現方法は「順守する」「順守します」「順守させる」

「順守する」「順守します」「順守させる」などが、順守を使った一般的な言い回しです。

順守の類語

順守の「順」という字を使った別の単語としては、ある基準に従った並び方を意味する「順序」、文字の中でも主に漢字を書くときの筆運びの順を意味する「筆順」、性質や態度などが素直で人に逆らわないことを意味する「従順」などがあります。

遵守の例文

1.就業規則を遵守する誓約書を提出した。
2.会社側は社員の権利を遵守しなくてはならない。
3.日本にいる限り、日本の法律を遵守するべきである。
4.利用規約を遵守することが、最低限のマナーです。
5.納期を遵守することが、我が社の誇りです。

この言葉がよく使われる場面としては、立場が上の人の言いつけや、法律などをよく守ることを表現したい時などが挙げられます。この「じゅんしゅ」という言葉には、様々な表記の仕方がありますが、「遵守」とするのが一般的です。

元々は、この「遵守」という字で表記されていたものですが、昭和20年代に「遵」という字が当用漢字表から削除されることになったため、他の表記が用いられるようになりました。

現在では、公用文や教科書を中心としてこの表記がされていて、書類などに記載する際には「遵守」とするのが一般的であるとされます。しかし、「順守」と書いても間違いではありませんし、意味も全く同じであるとされています。

順守の例文

1.テレビで法令順守の重要性について特集していた。
2.新聞を読んでいたら、平和条約の順守について書かれていた。
3.ニュース番組で、人権の順守というプラカードを掲げた人々のデモが報道された。
4.新聞社やテレビ局では「順守」という表記で統一しているそうだよ。
5.道徳は順守されるべきであると、新聞記事に書いてあった。

この言葉がよく使われる場面としては、新聞やテレビ番組において、法律や道徳を守るべきであることを伝えたい時などが挙げられます。順守の「順」という字は代用字であり、本来の表記では「遵守」となります。

意味としては、遵守と順守は全く同じものであり、どちらの漢字で書いても間違いではありません。しかし、順守という表記は新聞やテレビで統一されている書き方であり、教科書などでは「遵守」の方が使用されていることを覚えておくようにしましょう。

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