【凸凹】と【凹凸】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「凸凹」(読み方:でこぼこ)と「凹凸」(読み方:おうとつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「凸凹」と「凹凸」という言葉は、どちらも物事が平らではない様子を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



凸凹と凹凸の違い

凸凹と凹凸の違いを分かりやすく言うと、凸凹は訓読みであり、ひらがなやカタカナで表記されることの多い表現であるのに対し、凹凸は音読みであり、漢字で表記されることが多いという違いです。

凸凹も凹凸も、どちらも物の表面が出っ張っていたり、へこんでいたりして平らでない様子や、物事に優劣や多少の差があって、均等ではない様子を示したりする言葉です。両者に言葉の意味としての違いは、ほとんどありません。

凸凹という言葉は、訓読みの語です。訓読みというのは漢字の意味から日本語で読み方を当てている漢字という意味です。デコボコという音に、凸凹という漢字を当てたものだと考えると分かりやすいでしょう。

また、凸凹という表現は名詞や副詞、形容動詞としても使われることのある言葉です。一般的には漢字で表記されることは少なく、新聞やテレビなどでも「でこぼこ」または「デコボコ」とひらがなやカタカナで表記されます。

一方の凹凸という言葉は、音読みの語です。音読みというのは中国の発音を元にして漢字の読み方を当てているものだと考えると分かりやすいでしょう。凹凸は、漢語的な表現でもあり、ほとんどが漢字表記で「凹凸」と表現されます。

意味としては、凸凹とほとんど同じものですが、凹凸の場合には、へこんで落ちくぼんでいるという意味の「凹」という字が先にきています。凸凹よりも物の表面の高低差が緩やかなものについて凹凸と呼ぶとする場合もあります。

低い場所から高い場所へ、波のように続いている状態が凹凸であると言うことが出来ます。また、実験器具などで凹凸を活かした鏡などが使用されることがあります。その際には「凹レンズ」「凸レンズ」の二種類を合わせて「凹凸レンズ」と呼んだりします。

凸凹と凹凸の使い分けをしたい場合には、文章の中でひらがなやカタカナで表記をしたいか、漢字で表記をした方が良いかを考えて記載するようにすると良いでしょう。意味としては、ほとんど違いのない言葉です。

凸凹の意味

凸凹とは、物の表面が出っ張っていたり、へこんでいたりして、平らではない様子を意味しています。凸凹というのは訓読み、つまり漢字の意味から当てられた日本語の読みをしているものです。

この凸凹という言葉は「でこぼこ」以外にも「だくぼく」と読まれることもあります。どちらも同じ意味を持つ言葉で、道などが平坦でない様子や、物事に優劣などの差がある様子、物の表面が滑らかでない様子などを示しています。

凸凹という言葉は、名詞や副詞、形容動詞などとして幅広く使用されるものです。一般的には漢字では表記されず、新聞やテレビなどでも「でこぼこ」または「デコボコ」というように、ひらがなやカタカナで表記されます。

また、不揃いである様子を示す意味が含まれるので、例えば背丈の大きい人と小さい人の組み合わせなどを「凸凹コンビ」と表現したりすることもあります。これも「凸凹コンビ」と表記されるより「でこぼこコンビ」とひらがなで表記されることが多いです。

凸凹という漢字は、記号に近い形をしているので、どちらの漢字が前か後ろか、区別が付きにくいものですが、デコボコのデコというのが、出っ張っている場所という意味なので、凸と先端が突出している方の漢字を書きます。

また、ボコというのは、穴が開いているというイメージの言葉なので、凹と真ん中が落ちくぼんでいる方の漢字を書きます。どうしても漢字で「でこぼこ」を表記したい場合には、この区別の仕方を思い出すようにしましょう。

凸凹の「凸」という字を使った他の単語としては、中央が周囲より高く盛り上がっていることを意味する「凸起」、突起している画線部にインキをつけ紙などに押圧して印刷する方法を意味する「凸版」などがあります。

凹凸の意味

凹凸とは、表面が平らでなく、均等でないことを意味しています。凹凸というのは音読み、つまり昔の中国の発音を元にした読み方をしているものです。漢語的な表現でもあり、主に漢字表記で使用される言葉です。

凹凸というのは、凸凹という漢字を前後逆転させて出来ている言葉です。しかし、凹凸というのは、凸凹と違い、「おうとつ」や「オウトツ」とひらがなやカタカナで表記されることは少ないものです。

意味としては、デコボコと似ていて、表面が平らでない様子や、何かの物事が均等ではない様子などを示す言葉です。例えば「彼は毎月の仕事量に凹凸がある」「この道は整備されていないので凹凸が多い」などのように使用されます。

凹凸という言葉は、凹というへこみを表す字が先にきています。つまり、へこんだり、突出したり、という波のような形を描くものについて、凹凸と呼ぶのだと覚えておくと分かりやすいでしょう。

凹凸は、落ちくぼんだ部分が先にあることから、デコボコよりも柔らかくなだらかなイメージがある言葉です。低いところから高い所へと向かう連鎖があるものが凹凸であると考えるようにしましょう。

凹凸の「凹」という字を使った他の単語としては、画線部分が版材面よりくぼんでいる印刷版を意味する「凹版」、反射面が凹形になっている球面鏡を意味する「凹面鏡」などがあります。

凸凹の例文

1.彼ら夫婦は身長差がありすぎて、円満だけれど、凸凹夫婦だね。
2.先日の大雨の影響で、道が凸凹になってしまっている。
3.後輩は先輩が来る前に、グラウンドの凸凹を平らにしておかなくてはいけない。
4.ケーキを作ってみたけれど、クリームが凸凹してしまって、きれいに塗れなかった。
5.凸凹道を歩くのは、足の裏の刺激になって健康に良いそうだよ。
6.あの姉妹は、スローペースな姉に対しせっかちな妹、という正反対の性格だが、いつも仲の良い凸凹コンビである。
7.よく歌詞に出てくる「凸凹の道」と言うのは苦労することを表しているのさ。
8.ものがはっきりと見えなくなってしまう乱視は、目の角膜に小さな凸凹が生じてしまうことによって起こるとも言われている。
9.4WDと呼ばれる車は4輪すべてが駆動するのでパワフルな走りができ、雪道や凸凹の激しい悪路の走行に適している。
10.野球場やサッカーグラウンドに生じた凸凹を均すために使われる「レーキ」には人力で使うものだけでなく車で引いて使うものもある。

この言葉がよく使われる場面としては、物の表面が出っ張っていたり、へこんでいたりして滑らかではない様子や、物事に優劣があって釣り合いが取れていない様子を表す時などが挙げられます。

凸凹という言葉は、訓読みで、日本で付けられた読み方です。名詞の他にも副詞や形容動詞として使用される言葉ですが、ほとんどが「でこぼこ」や「デコボコ」のように、ひらがなかカタカナで表記されます。

漢字の表記凸凹の形を見たままに、突出している部分があったり、落ちくぼんでいるところがあったりする場合に「凸凹」という言葉を使うようにしましょう。

凹凸の例文

1.私の夫の給料は、月によって凹凸があるので安定した生活が難しい。
2.この道は随分と凹凸が激しいんだね。
3.庭の一部に凹凸があったため、業者に平らにしてもらうことになった。
4.収穫が近い秋の畑に土の凹凸が見えている。
5.我が家の犬は、凹凸とした道が好きで、そういう道を見つけると喜んで走り回る。
6.私は顔の凹凸が少ないタイプなので、メイクでメリハリをつけるようにしている。
7.独特のニュアンスを表現したかったので、表面に凹凸のある紙を使って絵を描いてみた。
8.黄色いブロックは点字ブロックと言って、目が不自由な人が、凹凸を頼りに歩くためのものだから、その上に物を置いてはいけないよ。
9.メニスカスレンズは凹凸レンズとも呼ばれ、その特性を活かし眼鏡などに用いられている。
10.地図は現在様々な種類のものが販売されており、実際の地形の凹凸が表現され触感で楽しむことができるものもある。

この言葉がよく使われる場面としては、表面が平らでなかったり、均等でなかったりするものについて表現したい時などが挙げられます。凹凸という言葉は、音読みをしている語句であり、漢語的な表現でもあるので、一般的には漢字表記で示されます。

凹凸は、デコボコと違い、ひらがなやカタカナで表記されることはあまりありません。また、へこんでいる、落ちくぼんでいるという意味を持つ凹の字から言葉が始まっていることから、低いところから高いところへ移るような状態を意味しています。

凹凸と凸凹には、あまり意味の違いはありませんが、漢字で表記したい場合には凹凸、ひらがなやカタカナで表記したい場合には「でこぼこ」「デコボコ」とするように使い分けると良いでしょう。

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