【打ちひしがれる】と【打ちのめされる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」という言葉は、どちらも感情にダメージを受けることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」の違い

「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」の意味の違い

「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」の違いを分かりやすく言うと、「打ちひしがれる」とはマイナスなイメージでしか使われない、「打ちのめされる」とはマイナスとプラス両方のイメージで使われるという違いです。

「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」の使い方の違い

一つ目の「打ちひしがれる」を使った分かりやすい例としては、「彼は悲しみに打ちひしがれていた」「絶望と悲しみで完全に打ちひしがれていた」「彼女は悪い知らせを聞いて打ちひしがれる」などがあります。

二つ目の「打ちのめされる」を使った分かりやすい例としては、「厳しい現実の前に打ちのめされる」「相次ぐ人災に打ちのめされる」「この絵の美しさに打ちのめされる」「彼は絶望に打ちのめされた」などがあります。

「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」の使い分け方

「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」は似た意味を持つ言葉ですが、使い方に少し違いがあります。

「打ちひしがれる」は精神的な衝撃などで気力を完全に失くすことを意味しており、マイナスなイメージの言葉としか使われないのに対して、「打ちのめされる」は再起できないほどの大打撃や苦痛を与えられることを意味しており、プラスとマイナス両方のイメージで使うことができます。

例えば「打ちひしがれる」を使った「感動に打ちひしがれる」という言葉は、プラスのイメージを伴っているので使えないのに対して、「打ちのめされる」を使った「感動に打ちのめされる」という言葉は使うことができます。

また、マイナスなイメージを伴っていれば「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」のどちらでも使えるので、「絶望に打ちひしがれる」や「絶望に打ちのめされる」は正しい日本語になります。

「打ちひしがれる」と「打ちのめされる」の英語表記の違い

「打ちひしがれる」を英語にすると「be stricken」「be overwhelmed」となり、例えば上記の「彼女は悪い知らせを聞いて打ちひしがれる」を英語にすると「she was shocked by the bad news」となります。

一方、「打ちのめされる」を英語にすると「be overwhelmed」「devastate」となり、例えば上記の「彼は絶望に打ちのめされた」を英語にすると「He was overwhelmed with despair」となります。

「打ちひしがれる」の意味

「打ちひしがれる」とは

「打ちひしがれる」とは、精神的な衝撃などで気力を完全に失くすことを意味しています。

「打ちひしがれる」の使い方

「打ちひしがれる」を使った分かりやすい例としては、「彼女は打ちひしがれたような顔をしている」「悲しい知らせを聞き打ちひしがれる」「今でも深い悲しみに打ちひしがれている」「何事も上手くいかず絶望に打ちひしがれる」などがあります。

「打ちひしがれる」は何か精神的な攻撃や衝撃を受けることによって気力や意欲が無くなった場合に使う言葉です。また、「打ちひしがれる」は「打ちひしぐ」の受け身の形ですが、「打ちひしがれる」の方を使うのが一般的になっています。

「打ちひしがれる」の漢字表記

「打ちひしがれる」を漢字にすると、「打ち拉がれる」と表記することができますが、平仮名で「打ちひしがれる」と使うのが一般的です。

「喜びに打ちひしがれる」「感動に打ちひしがれる」は誤用

「打ちひしがれる」は主にマイナスなイメージの言葉を伴って使い、「喜びに打ちひしがれる」「感動に打ちひしがれる」などのプラスなイメージの言葉を伴って使うのは、間違った使い方になります。

表現方法は「絶望に打ちひしがれる」「悲しみに打ちひしがれる」「打ちひしがれる事件」

「絶望に打ちひしがれる」「悲しみに打ちひしがれる」「打ちひしがれる事件」などが、「打ちひしがれる」を使った一般的な言い回しになります。

「打ちひしがれる」の類語

「打ちひしがれる」の類語・類義語としては、自分の能力や価値を信じられなくなることを意味する「自信喪失する」、希望を失うことを経験することを意味する「絶望を味わう」、期待や希望通りにならずがっかりすることを意味する「落胆する」などがあります。

「打ちのめされる」の意味

「打ちのめされる」とは

「打ちのめされる」とは、再起できないほどの大打撃や苦痛を与えられることを意味しています。

「打ちのめされる」の使い方

「打ちのめされる」を使った分かりやすい例としては、「相次ぐ天災に打ちのめされる」「プロの世界に入ると打ちのめされるようなことばかり経験する」「新作映画観て感動に打ちのめされる」「子供達の可能性に打ちのめされる」「夢ばかり見ていると現実に打ちのめされる」などがあります。

「打ちのめされる」は再起できないほどの大打撃や苦痛を与えることを意味する「打ちのめす」の受け身の形です。

「喜びに打ちのめされる」「感動に打ちのめされる」は正しい日本語

「打ちのめされる」は「悲しみに打ちのめされる」「絶望に打ちのめされる」などのようなマイナスなイメージの言葉だけではなく、「喜びに打ちのめされる」「感動に打ちのめされる」などのようにプラスなイメージの言葉を伴って使うこともできます。

表現方法は「打ちのめされる気持ち」「現実に打ちのめされる」「絶望に打ちのめされる」

「打ちのめされる気持ち」「現実に打ちのめされる」「絶望に打ちのめされる」「悲しみに打ちのめされる」「感動に打ちのめされる」などが、「打ちのめされる」を使った一般的な言い回しになります。

「打ちのめされる」の類語

「打ちのめされる」の類語・類義語としては、心の支えを失い意欲がなくなることを意味する「心が折れる」、何かを行おうとする精神力が無くなることを意味する「気力を失う」、完全にやつけられることを意味する「打ち負かさられる」などがあります。

「打ちひしがれる」の例文

1.信頼していた同僚に裏切られて全てを失った私は、絶望に打ちひしがれている。
2.悲しみに打ちひしがれるあまり、自分の足で立つことができません。
3.株で全財産を失った私は、絶望に打ちひしがれるような喪失感を味わいました。
4.台風直撃という前代未聞の事態に襲われ、長年経営していたお店を閉めなければならなくなったので、絶望に打ちひしがれている。
5.夫が失踪してから数年間、私は深い悲しみに打ちひしがれている。

この言葉がよく使われる場面としては、精神的な衝撃などで気力を完全に失くすことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のようにマイナスなイメージでしか使わない言葉になります。

「打ちのめされる」の例文

1.高校時代はエースと言われて活躍していたが、プロ野球に入ると打ちのめされるばかりで、世界の広さを知る。
2.今年の夏は猛暑と言われ、暑さに打ちのめされそうだが何とか乗り越えたい。
3.残業が多いく打ちのめされる日々が続いているが、前を向いて生きていこうと思う。
4.あまり期待はしていなったのですが、打ちのめされるほど彼女の演技は素晴らしかったです。
5.北欧にオーロラを観に行ったが、あまりの美しさに打ちのめされてしまった。

この言葉がよく使われる場面としては、再起できないほどの大打撃や苦痛を与えられることを表現したい時などが挙げられます。

例文4や例文の5のようにプラスのイメージを伴って使うことも可能です。

「打ちひしがれる」と「打ちのめさせる」という言葉は、どちらも感情にダメージを受けることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「打ちひしがれる」をはマイナスなイメージでしか使えない、「打ちのめされる」はプラスとマイナスどちらのイメージでも使えると覚えておきましょう。

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