【からっきし】と【さっぱり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「からっきし」と「さっぱり」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「からっきし」と「さっぱり」という言葉は、どちらも否定表現で用いられ強く打ち消すことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



「からっきし」と「さっぱり」の違い

「からっきし」と「さっぱり」の意味の違い

「からっきし」と「さっぱり」の違いを分かりやすく言うと、「からっきし」とは能力がないことを表わすくだけた言い方のこと、「さっぱり」とは後に何も残らないことという違いです。

「からっきし」と「さっぱり」の使い方の違い

一つ目の「からっきし」を使った分かりやすい例としては、「勉強はできる方だが運動はからっきし駄目です」「この映画はからっきし面白くない」「うちの息子はからっきし意気地がない」「私は酒がからっきし駄目です」などがあります。

二つ目の「さっぱり」を使った分かりやすい例としては、「今日の成績はさっぱりだ」「このスープはさっぱりしていて美味しい」「嫌なことは綺麗さっぱり忘れる」「暑いのでプールに入ってさっぱりする」などがあります。

「からっきし」と「さっぱり」の使い分け方

「からっきし」と「さっぱり」はどちらも否定表現で用いられ強く打ち消すという共通の意味を持つ言葉ですが、使い方に少し違いがあります。

「からっきし」は、能力がないことを表わすくだけた言い方のことなので、上記の「勉強はできる方だが運動はからっきし駄目です」のように、主に人間の性質について用いられることが多い言葉です。

一方、「さっぱり」は、後に何も残らないことの意味で使います。また、否定を強調すること、物事の状態が非常に好ましくないこと、不快感やわだかまりなどが消えて気持ち良いこと、しつこくないことの意味も持っているので、様々な場面で使えるというのも違いの一つです。

「からっきし」と「さっぱり」の英語表記の違い

「からっきし」も「さっぱり」も英語にすると「not at all 」「not a bit」となり、例えば上記の「私はお酒がからっきし駄目です」を英語にすると「I can’t drink alcohol at all」となります。

「からっきし」の意味

「からっきし」とは

「からっきし」とは、能力がないことを表わすくだけた言い方のことを意味しています。

「からっきし」の使い方

「からっきし」を使った分かりやすい例としては、「数学は得意だが英語はからっきしダメなんだ」「この漫画はからっきし面白くない」「煙草の煙がからっきしダメです」「歌うことが好きな私だが楽器にはからっきし興味がない」などがあります。

その他にも、「私は漢字がからっきしダメです」「昨日読んだ小説はからっきし面白くなかった」「ダイエットしたいけど運動はからっきしダメです」「英語がからっきしなので海外に旅行いけるか不安です」などがあります。

「からっきし」は能力がないことを表すことの意味で使い、主に人間の性質について用いられることが多い言葉になります。そのため、マイナスのイメージを持つ言葉です。

「からっきし」の語源

「からっきし」の語源は未だに明らかにされてないのですが諸説あります。

一つ目は、「からきり」という言葉が「からきし」に音変化し、さらに変化して「からっきし」となった説です。

二つ目は、江戸の下町言葉は、単語の合間に小さい「っ」を用いることが多いため、「からっきし」は江戸の下町言葉であったという説です。これが最も有力な説とされています。

「からっきし」の漢字表記

「からっきし」の漢字表記は存在しないため、平仮名でしか書くことしかできません。

表現方法は「からっきしなので」「からっきしです」「からっきしできない」

「からっきしなので」「からっきしです」「からっきしできない」「からっきしだ」「からっきしない」などが、「からっきし」を使った一般的な言い回しになります。

「からっきし」の類語

「からっきし」の類語・類義語としては、打消しの語を伴って完全な否定のことを意味する「全く」、100%不可能であることを意味する「丸で」、変化しないことを意味する「一向」などがあります。

「さっぱり」の意味

「さっぱり」とは

「さっぱり」とは、後に何も残らないことを意味しています。その他にも、否定を強調すること、物事の状態が非常に好ましくないこと、不快感やわだかまりなどが消えて気持ち良いこと、しつこくないことの意味も持っています。

「さっぱり」の使い方

「彼氏との約束をさっぱりと忘れていた」「この問題の答えはさっぱり分かりません」「野球のルールがさっぱり分からない」などの文中で使われている「さっぱり」は、「後に何も残らないことや否定を強調すること」の意味で使われています。

一方、「さっぱりとした味のラーメンが好きです」「思いっきり泣いたのでさっぱりした」「温泉に入ってさっぱりした」などの文中で使われている「さっぱり」は、「不快感やわだかまりなどが消えて気持ち良いことやしつこくないこと」の意味で使われています。

「さっぱり」は複数の意味を持っており、様々な場面で使うことができる言葉です。

上記の例文の「彼氏との約束をさっぱりと忘れていた」「この問題の答えはさっぱり分かりません」などのように否定の意味で使うだけなく、「思いっきり泣いたのでさっぱりした」「温泉に入ってさっぱりした」などのように、気持ちが良い場面でも使うことができます。

また、「さっぱりとした味のラーメンが好きです」のように、しつこくないあっさりとした味の食べ物に対しても使うことが可能です。

「さっぱり」の語源

「さっぱり」の語源は「爽やか」の語根「さは」が促音化して「さっぱ」という副詞になり、それがさらに変化し「さっぱり」となったことです。

「さっぱり」の漢字表記

「さっぱり」の漢字表記は存在しないため、平仮名でしか書くことしかできません。

表現方法は「さっぱりする」「さっぱりです」「さっぱりわからない」

「さっぱりする」「さっぱりです」「さっぱりわからない」「さっぱりご飯」「さっぱりおかず」などが、「さっぱり」を使った一般的な言い回しになります。

「さっぱり」の類語

「さっぱり」の類語・類義語としては、打消しを強調することを意味する「全然」、変化しないことを意味する「少しも」、100%不可能であることを意味する「丸切り」、全く分からないことを意味する「皆目」などがあります。

「からっきし」の例文

1.彼は勉強が何でもできると思われがちだが、実は物理だけはかっらきし苦手だ。
2.アルコールがからっきしダメな体質なので、飲み会は参加しないようにしています。
3.来月から同棲する予定だが、料理の知識がからっきしなので、料理教室に通うことにした。
4.家事がからっきしできない私に、姑は優しく教えてくれるのでとても助かっている。
5.彼はサッカーの才能には恵まれていたが語学がからっきしだったので、海外で上手く生活することができなかった。

この言葉がよく使われる場面としては、能力がないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「からっきし」は人間の性質について用いられることが多い言葉です。

「さっぱり」の例文

1.旦那が食欲がないと言うので、さっぱりとしたおかずをメインにして夕飯を作った。
2.パクチーを食べたことがないので、どんな味がするのかさっぱり分からない。
3.炎天下の中で遊んでいたら物凄く汗を書いたので、風呂に入ってさっぱりするこにした。
4.テスト勉強を頑張ったのだが成績の方はさっぱりだったので、とても落ち込んでいる。
5.昇進などとうの昔にさっぱりと諦めているので、上司の機嫌を伺わなくて良いのは気楽です。

この言葉がよく使われる場面としては、後に何も残らないことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、否定を強調すること、物事の状態が非常に好ましくないこと、不快感やわだかまりなどが消えて気持ち良いこと、しつこくないことを表現したい時にも使います。

例文1はしつこなくないことの意味で使われており、例文2は否定を強調することの意味で使っています。また、例文3は不快感やわだかまりなどが消えて気持ち良いことの意味で使っており、例文4は物事の状態が非常に好ましくないことの意味で使っています。

「からっきし」と「さっぱり」どちらを使うか迷った場合は、能力がないことを表現したい場合は「からっきし」を、後に何も残らないことを表現したい時には「さっぱり」を使うと覚えておきましょう。

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