【先見の目】と【先見の明】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た日本語の「先見の目」(読み方:せんけんのめ)と「先見の明」(読み方:せんけんのめい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「先見の目」と「先見の明」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。



「先見の目」と「先見の明」の違い

「先見の目」は「先見の明」の間違い

「先見の目」と「先見の明」の違いを分かりやすく言うと、「先見の目」とは「先見の明」の間違った使い方、「先見の明」とは事が起こる前にそれを見抜く能力のことです。

「先見の目」は誤字

一般的には「先見の目」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「先見の明」のことを間違えて「先見の目」を使っている人がほとんどです。

「先見の明」は正しい日本語

正しい言葉である「先見の明」を使った分かりやすい例としては、「彼女の先見の明が凄い」「社長のような先見の明がある人になりたいです」「彼の先見の明に感服している」「彼に先見の明があれば有名になってたかもしれない」などがあります。

「先見の明」という言葉はあっても、「先見の目」という言葉は存在しません。同時に「先見の明」という単語の意味について「事が起こる前にそれを見抜く能力のこと」と覚えておきましょう。

「先見の明」の英語表記

「先見の明」を英語にすると「foresight」となり、例えば上記の「彼に先見の明があれば有名になってたかもしれない」を英語にすると「If he had more foresight,he might have been a famous」となります。

「先見の目」の意味

「先見の目」とは

「先見の目」とは、「先見の明」の間違った使われ方を意味しています。

「先見の目」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「先見の明」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「先見の目」と間違えやすい理由

「先見の目」と「先見の明」を間違えてしまう理由は二つあります。一つ目は、「目」と「明」の発音がとても似ているため、聞き間違えて覚えてしまうことです。

もう一つは、「先見の明」が事が起こる前にそれを見抜く能力のことを意味しており、先を見るとことを表わしているので「先見の目」と間違えてしまうことです。

「先見の目」は間違った日本語であるため、「先見の目がある」「先見の目に長ける」などとは使いません。

「先見の目」の「目」は、物を見る能力や見分ける能力のことを意味している言葉です。一見、事が起こる前にそれを見抜く能力のこととして使っても問題ないように思えますが、辞書には載っていない言葉なので使わないようにしましょう。

「先見の明」の意味

「先見の明」とは

「先見の明」とは、事が起こる前にそれを見抜く能力のことを意味しています。

「先見の明」の使い方

「先見の明」を使った分かりやすい例としては、「友人は先見の明に長けていたので株で大儲けした」「先見の明がある人を尊敬しています」「先見の明を身につけたいです」「今回のプロジェクトが良い結果に終わったのは部長の先見の明のおかげです」などがあります。

その他にも、「先見の明を養う努力をしています」「彼は先見の明があったのでこの大不況を乗り切ることができた」「私は先見の明を鍛える必要がありそうです」「彼女は先見の明に優れているのでこのプロジェクトを任せても大丈夫だろう」などがあります。

「先見の明」は事が起こる前にそれを見抜く能力のことを意味しています。また、将来何が起きるか見抜くだけではなく、その出来事に対して対応する能力という意味でも使われています。

「先見の明」の読み方

「先見の明」の読み方は「せんけんのめい」になります。「せんけんのみょう」や「さきみのめい」などと間違いやすいので気を付けましょう。

「先見の明」の由来

「先見の明」は中国の『後漢書』の『楊彪伝(読み方:ようひょうでん)』が由来とされています。『楊彪伝』の主人公である楊彪は後漢時代に活躍していた政治です。

楊彪の子供が曹操(読み方:そうそう)に仕えていたのですが、曹操の機嫌を損ねてしまい処刑されてしまいます。後日、楊彪は曹操と話しをするのですが、曹操は楊彪が大変痩せていたのが気になり理由を尋ねました。

すると楊彪は、「私に金日磾(読み方:きんじつてい)のような先見の明が無いことを恥じたからです。老牛が子牛を舐めて愛おしむようなものです」と答えました。金日磾も後漢時代に活躍していた政治家の一人で子供がいました。

その金日磾の子供は成長するに連れて女遊びが激しくなっており、このままでは周りに迷惑を掛けてしまうと思い、自分で自分の息子に手をかけるのです。

このことを、楊彪は曹操に、「金日磾は自分の子が迷惑をかけることが分かっていたから手をかけたが、自分にはそれができませんでした」と伝えたとされています。これらが「先見の明」の由来であり、将来を見抜ける能力のことの意味で使われるようになりました。

表現方法は「先見の明に長ける」「先見の明がすごい」「先見の明がある人」

「先見の明に長ける」「先見の明がすごい」「先見の明がある人」「先見の明がない」「先見の明を養う」「先見の明を持つ」などが、「先見の明を」使った一般的な言い回しになります。

「先見の明」の類語

「先見の明」の類語・類義語としては、物事の起こる前にその事を見通すことを意味する「予見」、物事を観察してその本質や奥底にあるものを見抜くことを意味する「洞察力」、何が起こるかと前もって知ることを意味する「予知」などがあります。

「先見の目」の例文

1.「先見の目」という言葉は存在しないので、おそらく「先見の明」の言い間違いだろう。
2.「先見の明」という言葉は事が起こる前にそれを見抜く能力のことで、「先見の目」という言葉はない。
3.「先見の目」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.先見の目があるという言葉を使う人はいるが、正しくは先見の明があるです。
5.先見の明に長けるという言葉はあるが、先見の目に長けるという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「先見の明」という言葉を間違えて「先見の目」と表現している時などが挙げられます。

「先見の目」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「先見の明」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

「先見の目」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「先見の目」ではなく、「先見の明」と表現するのが正しい使い方です。

「先見の明」の例文

1.会社が倒産することを見抜いて素早く転職していた先輩は、先見の明がすごい。
2.彼が代表を務める会社が一部上場企業となれたのは、彼の先見の明が長けていたからだろう。
3.2軍で燻っていた彼を1軍に引き上げ、日本一の原動力にした監督には先見の明がある。
4.先見の明は備わっている才能ではなく、養っていく才能だと私は思う。
5.社長から先見の明があることを買われ、重要なプロジェクトを任されることとなった。

この言葉がよく使われる場面としては、事が起こる前にそれを見抜く能力のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、ビジネスシーンだけではなく、スポーツシーンなど様々な場所で使うことができる言葉です。

「先見の目」と「先見の明」どちらを使うか迷った場合は、「先見の目」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「先見の明」を使うようにしましょう。

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