【責任転換】と【責任転嫁】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た日本語の「責任転換」(読み方:せきにんてんかん)と「責任転嫁」(読み方:せきにんてんか)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「責任転換」と「責任転嫁」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。



責任転換と責任転嫁の違い

責任転換は責任転嫁の間違い

責任転換と責任転嫁の違いを分かりやすく言うと、責任転換とは責任転嫁の間違った使い方、責任転嫁とは自分が負うべき責務や任務を他人に擦り付けることです。

責任転換は誤字

一般的には責任転換という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、責任転嫁のことを間違えて責任転換を使っている人がほとんどです。

責任転換と責任転嫁を間違えてしまう理由は二つあります。一つ目は、「転換」と「転嫁」の発音がとても似ているため、聞き間違えて覚えてしまうことです。

もう一つは、「転換」が傾向や方針などを違った方向に変えることを意味しているので、自分の責任を他人へ向けるという意味と勘違いしやすいことです。

しかし、責任転嫁は分が負うべき責任を他人に擦り付けることで、違う方向に変える意味ではないので、責任転換は間違った日本語になります。

責任転嫁は正しい日本語

正しい言葉である責任転嫁を使った分かりやすい例としては、「同僚が仕事のミスを責任転嫁をしてくるので悩んでいる」「自己保身のために責任転嫁したことを後悔している」「責任転嫁ばかりする人にウンザリです」「彼女はいつも自分の部下に責任転嫁する」などがあります。

責任転嫁という言葉はあっても、責任転換という言葉は存在しません。同時に責任転嫁という単語の意味について「自分が負うべき責務や任務を他人に擦り付けること」と覚えておきましょう。

責任転嫁の英語表記

責任転嫁を英語にすると「shift responsibility」「buck passing」「blame」となり、例えば上記の「彼女はいつも自分の部下に責任転嫁する」を英語にすると「She always shift responsibility to her staff」となります。

責任転換の意味

責任転換とは

責任転換とは、責任転嫁の間違った使われ方を意味しています。

責任転換と間違えやすい理由

責任転換という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、責任転嫁と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

責任転換の「転換」とは、傾向や方針などを違った方向に変えることや別のもに変わることを意味を持つ言葉です。そのため、他人に責任を擦り付ける意味では転換を使うことはできないと覚えておきましょう。

転換の正しい使い方

転換の正しい使い方としては、「政策の転換を図っています」「話題を転換することに成功した」「職場で配置転換が行われた」「パートタイム労働者が正社員へ転換するための試験制度を設ける」などがあります。

責任転嫁の意味

責任転嫁とは

責任転嫁とは、自分が負うべき責務や任務を他人に擦り付けることを意味しています。

責任転嫁の使い方

責任転嫁を使った分かりやすい例としては、「責任転嫁する人は嫌いです」「責任転嫁ばかりする女性にはドン引きです」「以前責任転嫁をされてから上司のことが信用できなくなりました」「責任転嫁ばかりしないで現実を受け止めてください」などがあります。

責任転嫁は、本来自分が引き受けなければいけない責任や任務を他人に擦り付ける場合に使う四字熟語です。そのため、マイナスなイメージしか持っていない言葉になります。また、責務や任務が発生しやすいビジネスシーンにおいて使われることが多いです。

責任転嫁の語源

責任転嫁は「転嫁」という言葉が語源になっています。転嫁は元々、再度嫁入りする再婚の意味で使われていた言葉でした。再婚するということは別の家へ移ることを意味しており、これが転じて、転嫁は他に擦り付けるという意味で使われるようになりました。

この転嫁に、 立場上当然負わなければならない任務や義務のことを意味する「責任」が合わさり、自分が負うべき責務や任務を他人に擦り付けることの意味で使われています。

表現方法は「責任転嫁する」「責任転嫁されやすい」

「責任転嫁する」「責任転嫁されやすい」などが、責任転嫁を使った一般的な言い回しになります。

責任転嫁の類語

責任転嫁の類語・類義語としては、言い逃れることを意味する「言い逃れ」、自分を庇うために言い開きすることを意味する「自己弁護」(読み方:じこべんご)、人に物事を依頼するとき条件をつけないですべてを任せることを意味する「白紙委任」(読み方:はくしいにん)などがあります。

責任転換の例文

1.責任転換という言葉は存在しないので、おそらく責任転嫁の言い間違いだろう。
2.責任転嫁という言葉は自分が負うべき責務や任務を他人に擦り付けることで、責任転換という言葉はない。
3.責任転換という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.責任転換する人という言葉を使う人はいるが、正しくは責任転嫁する人です。
5.責任転嫁されやすい人という言葉はあるが、責任転換されやすい人という言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、責任転嫁という言葉を間違えて責任転換と表現している時などが挙げられます。

責任転換という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、責任転嫁を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

責任転換という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、責任転換ではなく、責任転嫁と表現するのが正しい使い方です。

責任転嫁の例文

1.異動先の職場の上司がすぐ責任転嫁するのでとても困っています。
2.経営幹部達が終始現場への責任転嫁を繰り返しているので頭を抱えている。
3.八つ当たりや責任転嫁されやすい性格なので、苦労することが多いです。
4.新しい職場の上司はどんな場合でも責任転嫁してこないので、とても信頼しています。
5.責任転嫁する相手が居るということは、その相手にあなたが守られている証拠です。

この言葉がよく使われる場面としては、自分が負うべき責務や任務を他人に擦り付けることを表現したい時などが挙げられます。

責任転嫁はビジネスシーンでも日常生活でも使うことができる言葉ですが、自分が負わなければいけない責任や任務が発生しやすいビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

責任転換と責任転嫁どちらを使うか迷った場合は、責任転換は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の責任転嫁を使うようにしましょう。

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