【手前味噌】と【自画自賛】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
今日の買取件数:20件/今月の買取件数:360件/累計買取件数:2,264件

似た意味を持つ「手前味噌」(読み方:てまえみそ)と「自我自賛」(読み方:じがじさん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「手前味噌」と「自我自賛」という言葉は、どちらも自分で自分をほめるという意味を持つ共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



手前味噌と自画自賛の違い

手前味噌と自画自賛の違いを分かりやすく言うと、手前味噌は自分の家の味噌が一番美味しいとほめることで、自画自賛は自分の描いた絵を自分でほめることを意味しているという語源の違いです。

手前味噌と自画自賛は語源が異なるだけで、ほとんど同じ意味を持つ言葉です。どちらの言葉を使っても問題ない場合が多く、言い換えが可能です。文脈によっては傲慢な態度にも取られるものですが、冒頭などで使って謙遜の意味を含ませる場合もあります。

手前味噌という言葉は、昔、各家庭でそれぞれ味噌を手作りしていた時代に出来た言葉です。手前というのは「自分」という意味であり、手前味噌は、自分の家の味噌が一番美味しいという意味の言葉でした。

つまり、自分の作ったもの、自分の家の味が一番美味しく、他の家の味噌とは比べ物にならないことを意味する言葉が「手前味噌」です。他人から「あの人は手前味噌で」と表現される場合にはマイナスの意味を持つ言葉となります。

しかし、自分から「手前味噌な意見ですが」と申し出る場合については、相手の機嫌を損ねないように前置きする意味、謙遜の意味などが含まれています。ビジネスシーンなどでもよく使用される言葉です。

一方の自画自賛というのは、自分の絵に自分で「良い」という評価を付けることを意味しています。昔、東洋の芸術文化では、完成した絵画などを公開する品評会などが行われていました。

他人が描いた絵について、他者が評価やコメントをする仕組みになっているものでしたが、その品評会の場で、自分の絵に、自分でコメントを残す人が出てきました。それらの人のことを自画自賛と表現したのが語源です。

自画自賛も手前味噌と同じように、他者から「あの人は自画自賛をするよね」と言われた場合にはマイナスの意味となりますが、前もって自分から「自画自賛ですが」と申告する場合は、謙遜の意味を含む言葉となるのだと覚えておくようにしましょう。

手前味噌の意味

手前味噌とは、自分で自分をほめることや、自慢することを意味しています。類語としては「自画自賛」があり、これらは語源が違うだけでほとんど同じ意味を持つ言葉です。手前味噌は、自分で自分の味噌をほめたことから出来た言葉だと言われています。

手前味噌の語源としては、昔、各家庭で自家製の味噌をつくっていたことから始まったものです。手前味噌の「手前」というのは「自分」という意味の言葉で、自分のつくった味噌が一番美味しいということを示したのが手前味噌という言葉です。

他の家の味噌よりも、手前の味噌が一番美味しいと自分で自分の家の味噌を得意げに自慢することを「手前味噌」と表現します。使われ方としては「手前味噌を並べる」「手前味噌の話ですが」などのように使用されます。

話の冒頭に「手前味噌ですが」と加える場合には、少々謙遜の意味も含まれるものです。この表現はビジネスシーンなどでも使用されるもので、自社の製品の良さをアピールする場合などに使われたりします。

例えば「手前味噌の話で申し訳ないのですが、我が社の製品は他社の製品と比べても軽量で使いやすく、コストも低く抑えられているかと存じます」などのように使用されます。

自慢をしているという意味で捉えると、マイナスのイメージに思われがちですが、悪い意味でばかり使われる言葉ではないことを覚えておくようにしましょう。前置きをすることで、謙遜を含み、相手に好印象を与えることも出来る言葉です。

手前味噌の「手前」という言葉を使った別の慣用句としては、自分の都合のよいようにばかり考え行動することを意味する「手前勝手」、自分の考えだけで一人決めすることを意味する「手前勘」などがあります。

自画自賛の意味

自画自賛とは、自分が描いた絵を自分自身でほめることや、自分のした行いを自分でほめ称えることを意味しています。類語としては「手前味噌」があり、これらは語源が異なるだけで、ほとんど同じ意味を持つ言葉です。

自画自賛という言葉の語源は、東洋の絵画の歴史によるものです。昔、東洋画の世界では、完成した作品に関して、他者からコメントを入れてもらう品評会が行われていました。

その品評会の場で、自分の絵に自分でコメントを入れる人がいたことから、この言葉が出来ました。コメントのことを、当時は「賛」と呼んでいて、自分の絵画に、自分で賛を入れることを「自画自賛」と表現するようになったものです。

まれに「自我自賛」という表記が使用されることがありますが、これは間違いですので注意をするようにしましょう。自分の絵「画」を自分でほめることを表現する言葉であることを思い出すことで、誤字を防ぐことが出来ます。

自画自賛という言葉は「彼はいつも自画自賛をして自信家だなぁと思う」などのように使用される言葉です。当時は絵画などの芸術作品について自分でほめることを表現していましたが、現在では、芸術作品にだけでなく使用できる言葉です。

スポーツ選手が試合で良い結果を残せた場合などに「今日は良いコンディションで最高の試合をすることが出来ました」などのコメントをすることがあります。これは言い方によっては自画自賛とも言えますが、それでは悪いイメージに聞こえてしまいます。

自画自賛という言葉は、あまり良い意味では使用されないものであることも同時に覚えておくようにしましょう。自分で自分のことを「自画自賛ですが」という場合には、少々謙遜の意味を含んだ表現になります。

自画自賛の「画」という字を使った別の単語としては、個々の事情や個性を考慮に入れないで全てを一様に揃えることを意味する「画一」、区別がはっきりとしている様子を意味する「画然」、美術品を陳列、展示する場所を意味する「画廊」などがあります。

手前味噌の例文

1.手前味噌ですが、うちの娘はそれなりの器量よしかと存じます。
2.彼はいつも手前味噌ばかり並べるので、うんざりしている。
3.手前味噌の話ですが、弊社の今年の新入社員は粒ぞろいです。
4.祖父は近所の人に手前味噌とばかりに、私の話をするので少し恥ずかしい。
5.手前味噌ばかり並べていると、そのうち誰も話を聞いてくれなくなるよ。

この言葉がよく使われる場面としては、自分で自分をほめたり、自慢をしたりすることを表現したい時などが挙げられます。自画自賛とほとんど同じ意味を持つ言葉であると覚えておくと分かりやすいでしょう。

手前味噌というのは、自分の家の味噌という意味の言葉です。昔、味噌はそれぞれの家庭で手作りされるものでした。家によって味は異なり、味噌汁には家庭の味があったとされています。

手前味噌というのは、自分の家の味噌が一番美味しいと自慢したことから出来た言葉です。ビジネスシーンなどでは話の冒頭に「手前味噌の話ですが」と断りを入れることで、謙遜の意味を持たせることも出来るものだと覚えておくようにしましょう。

自画自賛の例文

1.彼女の自画自賛はもう聞き飽きたよ。
2.彼はともすると自画自賛に聞こえることを言うけれど、元の性格が爽やかなので悪い印象がない。
3.私が言うと自画自賛のように聞こえてしまいますが、弊社の新商品は最高の出来だと自負しております。
4.祖母は自分の俳句を自画自賛するけれど、賞を取ったりもしているので、本当に上手なのだと私は思う。
5.自画自賛できるだけの明るさを持った方が、人生はやりやすいのではないかな。

この言葉がよく使われる場面としては、自分の描いた絵を自分でほめたり、自分の行った事について自分でほめたりすることを表現したい時などが挙げられます。手前味噌とほとんど同じ意味を持つ言葉であると覚えておくようにしましょう。

自画自賛というのは、自分の描いた絵に、自分で「賛」という評価のコメントを入れることを由来とした言葉です。本来は自分の作品について自分でほめることを意味していましたが、現代では、自分のした行いなどについて自分でほめることも表現します。

自画自賛は、「自我自賛」という間違いで書かれることも多い言葉です。言葉の意味が自分の絵「画」を自分でほめることであると覚えておくことで、誤字を防ぐことが出来ます。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター