【エキスパート】と【スペシャリスト】と【プロフェッショナル】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「エキスパート」と「スペシャリスト」と「プロフェッショナル」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「エキスパート」と「スペシャリスト」と「プロフェッショナル」という言葉は、専門家という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




エキスパートとスペシャリストとプロフェッショナルの違い

エキスパートとスペシャリストとプロフェッショナルの意味の違い

エキスパートとスペシャリストとプロフェッショナルの違いを分かりやすく言うと、エキスパートは知識と経験を積んだ人を表す時に使い、スペシャリストは知識を持つ人を表す時に使い、プロフェッショナルは専門職とする人を表す時に使うという違いです。

エキスパートとスペシャリストとプロフェッショナルの使い方の違い

エキスパートという言葉は、「エキスパート職の求人募集に応募してみる」「自分でどうにかならない場合はエキスパートに頼るほかない」などの使い方で、ある分野で経験を積んだことで、高度な技術を持つ人を意味します。

スペシャリストという言葉は、「スペシャリストの助言は素人のそれとは大きく違う」「あのスペシャリストの話を実はそこまで信じていない」などの使い方で、特定の分野を専門にする人を意味します。

プロフェッショナルという言葉は、「この道30年の彼はプロフェッショナルと言っても過言ではない」「プロフェッショナルであれば答えを導き出せるだろう」などの使い方で、特定の分野を専門としている人の中でもそれを職業としているを意味します。

エキスパートとスペシャリストとプロフェッショナルの使い分け方

エキスパートとスペシャリストは、どちらも専門的な知識を持つ人を指す言葉ですが、前者は知識だけではなく経験を積んで技術をも身に付けた人を指し、後者は知識のみを持つ人を指します。

一方のプロフェッショナルも、専門的な知識や技術を持つ人を意味する言葉ですが、多くの知識を持ち、高度な技術を有しており、それらを使った職に就いている人を指すため、エキスパートやスペシャリストとは異なります。

これが、エキスパート、スペシャリスト、プロフェッショナルの明確な違いです。

エキスパートの意味

エキスパートとは

エキスパートとは、ある分野で経験を積んだことで、高度な技術を持つ人を意味しています。

エキスパートを使った言葉として、「アソシエートエキスパート」「エキスパートレビュー」があります。

「アソシエートエキスパート」の意味

一つ目の「アソシエートエキスパート」とは、専門家になるための研修や実地体験を行っている人を指す言葉で、特に国際機関で働くことを目指している人を指す言葉です。「ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー」などとも呼ばれます。

「エキスパートレビュー」の意味

二つ目の「エキスパートレビュー」とは、一般の利用者ではなく専門的な知識や経験を積んだ人が評価をすることを指す言葉です。ユーザーにテストを行ってもらうには多くの時間が掛かるため、少数の専門家に問題を見つけてもらいやすくなります。

エキスパートの対義語

エキスパートの対義語・反対語としては、その道に入ったばかりでまだ未熟な人を意味する「初心者」、ある分野の技術や仕事を習い始めたばかりの人を意味する「ビギナー」があります。

エキスパートの類語

エキスパートの類語・類義語としては、武芸などに熟達していることを意味する「手練れ」、技芸に優れている人を意味する「名人」、技芸などに熟達した人を意味する「玄人」(読み方:くろうと)、優れた技量を持つ人を意味する「名手」などがあります。

スペシャリストの意味

スペシャリストとは

スペシャリストとは、特定の分野を専門にする人を意味しています。

スペシャリストを使った言葉として、「データベーススペシャリスト試験」「ミッションスペシャリスト」があります。

「データベーススペシャリスト試験」の意味

一つ目の「データベーススペシャリスト試験」とは、検索や蓄積が簡単にできるように整理された情報の集まりであるデータベースの専門的な技術を持つことを合格者に認めるIT技術者向けの認定試験で、国家試験の一つです。

「ミッションスペシャリスト」の意味

二つ目の「ミッションスペシャリスト」とは、スペースシャトルの運用全般を担当し、船外活動や打ち上げ帰還時の操縦手の補佐などを担当する宇宙飛行士を指す言葉で、「搭乗運用技術者」とも呼ばれます。

スペシャリストの対義語

スペシャリストの対義語・反対語としては、特定の分野ではなく色々な分野の知識や能力を持っている人を意味する「ゼネラリスト」があります。

スペシャリストの類語

スペシャリストの類語・類義語としては、学問的知識や鋭い判断力、そこから導き出した考えを持つ人を意味する「有識者」、学問などの道に熟達している人を意味する「達者」、ある物事に熟達した人を意味する「達士」などがあります。

プロフェッショナルの意味

プロフェッショナルとは

プロフェッショナルとは、特定の分野を専門としている人の中でもそれを職業としている人を意味しています。

プロフェッショナルの英語表記

プロフェッショナルは「professional」と表記する言葉をカタカナ読みをしたもので、この言葉の一部を取って「プロ」と使われることも多くあります。

プロフェッショナルを使った言葉として、「プロフェッショナルゲーマー」「プロフェッショナル・スクール」があります。

「プロフェッショナルゲーマー」の意味

一つ目の「プロフェッショナルゲーマー」とは、対戦型のゲームの大会などに出場し、賞金などを得て生計を立てる人を指す言葉で、「プロゲーマー」と呼ばれることがほとんどです。

「プロフェッショナル・スクール」の意味

二つ目の「プロフェッショナル・スクール」とは、アメリカにおいて高度専門職業人となる人を養成するための高等教育機関です。日本の大学院と同じ程度の教育が中心となっていますが、日本でも専門職大学院制度が導入されました。

プロフェッショナルの対義語

プロフェッショナルの対義語・反対語としては、芸術やスポーツなどを職業としてではなく趣味として好む人を意味する「アマチュア」、必要な技能や知識を持っていない人を意味する「素人」、職業的、専門的ではないことを意味する「ノンプロ」があります。

プロフェッショナルの類語

プロフェッショナルの類語・類義語としては、長年の経験を重ねてその道に熟達した人を意味する「ベテラン」、技芸や学問の奥儀に達している人を意味する「達人」、見せかけだけでなく実際に優れた能力を持っている人を意味する「実力派」などがあります。

エキスパートの例文

1.難しい法律や税の話はエキスパートに相談したり、任せたりする方が話が早く進む気がする。
2.様々なエキスパートがいて資格試験なども存在するが、実際にそれを職にしてる人には敵わない。
3.今日では採用情報にエキスパート職という区分で人材募集を行うと掲載しているところもあるようだ。
4.当塾では受験のエキスパートである大手予備校の元講師が生徒一人一人をしっかりサポートします。
5.どの部署にも、必ずエキスパートと言われる人が存在します。私はデジタル回りがあまり得意ではないのですが、新しい部署でもそういうエキスパートと言われる人を見つけては聞くのが得意です。
6.娘は学校に行かなくなってしまってからも、エキスパートコースという特別個人指導はしっかり受けていたので、親としても進路の心配はしていなかった。
7.彼はふだんは変人気質で付き合いにくいが、仕事ではなかなかのエキスパートであることがわかり今までの態度を改めるに至った。
8.内装工事はその道のエキスパートに頼む方がいいと思ったが、日曜大工が趣味になってからはDIYするのも悪くないと思うようになった。

この言葉がよく使われる場面としては、ある分野で経験を積んだことで、高度な技術を持つ人を意味する時などが挙げられます。

専門的な職業とされているのは本来プロフェッショナルですが、例文3の「エキスパート職」のような職業的ポジションも存在します。

スペシャリストの例文

1.掃除に関するスペシャリストのアドバイスのおかげで部屋が片付いたはずだが、気が付いたらまた荒れ始めている。
2.キッチンスペシャリストと呼ばれる人たちが水回りのリフォームで活躍しているそうだ。
3.友人は新しい資格がほしいと思ったらしく、フードスペシャリストの資格試験の勉強を始めていた。
4.会議ではスペシャリストとジェネラリスト、どっちがこれからの時代の主役になるか熱い議論が交わされた。
5.息子がプログラミングスクールに通うようになってからはITのスペシャリストになりたいと言い始めたので親としても期待している。
6.年末は仕事で忙しく、大掃除する時間がなかったのでお掃除のスペシャリストに頼んでやってもらうことにした。
7.隕石衝突を回避するためにあらゆるスペシャリストが集まって対策会議が開かれたがなかなか結論が出なかった。
8.いくら彼が外国語が得意でも通訳のスペシャリストと比べてしまってはあまりにかわいそうではないか。

この言葉がよく使われる場面としては、特定の分野を専門にする人を意味する時などが挙げられます。

例文2の「キッチンスペシャリスト」とは、キッチン空間に置かれる設備機器に関して、ユーザーの相談に応じて対応できる人を指す言葉で、資格試験に合格し認定を受けた人が該当します。

例文3の「フードスペシャリスト」とは、食事に関する体系的な知識と技術を有している人を指す言葉で、認定試験に合格した人が資格を持ちます。

プロフェッショナルの例文

1.プロフェッショナルを差し置いて、自身の知識をさも当然のように披露している人は、間違ったこと言うかもしれないと恐れないのだろうか。
2.この職場において、上司は自分の尊敬するプロフェッショナルの一人だと思っている。
3.会社を成長させるためにもプロフェッショナル人材をあっせんしてもらうことに決めた。
4.将来はロボットの開発や設計をしたいと思っていたので、プロフェッショナルになれるよう進学先は高専を選んだ。
5.お金をもらって仕事をしている以上、どんな仕事であってもプロフェッショナルの自覚がない人はダメだと思う。
6.当初は俺たちは所詮素人の集まりで、あんなプロフェッショナル集団に勝てるわけがないだろうと思っていた。
7.記者会見での記者のくだらない質問を聞くにつれ、我が国のメディアにはプロフェッショナルがいないのではないかと思うようになった。
8.リーダーに抜擢されたのはよかったが、メンバー全員がプロフェッショナルな訓練を受けた人たちばかりではなかったのでなかなか大変だったよ。

この言葉がよく使われる場面としては、特定の分野を専門としている人の中でもそれを職業としているを意味する時などが挙げられます。

例文3の「プロフェッショナル人材」とは、専門的な技術や知識を持ち、企業のサポートや生産性向上などの課題に取り組み、企業の成長戦略を具現化していく人材を指す言葉です。

エキスパートとスペシャリストとプロフェッショナルどれを使うか迷った場合は、技術者を表す場合は「エキスパート」を、知識人を表す場合は「スペシャリスト」を、専門職の人を表す場合は「プロフェッショナル」を使うと覚えておけば間違いありません。

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