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【飛ぶ鳥跡を濁さず】と【立つ鳥跡を濁さず】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「飛ぶ鳥跡を濁さず」(読み方:とぶとりあとをにごさず)と「立つ鳥跡を濁さず」(読み方:たつとりあとをにごさず)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」と「立つ鳥跡を濁さず」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「飛ぶ鳥跡を濁さず」と「立つ鳥跡を濁さず」の違い

「飛ぶ鳥跡を濁さず」は「立つ鳥跡を濁さず」の間違い

「飛ぶ鳥跡を濁さず」と「立つ鳥跡を濁さず」の違いを分かりやすく言うと、「飛ぶ鳥跡を濁さず」とは「立つ鳥跡を濁さず」の間違った使い方、「立つ鳥跡を濁さず」とは立ち去る者はあとが見苦しくないようにすべきであることです。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」は誤字

一般的には「飛ぶ鳥跡を濁さず」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「立つ鳥跡を濁さず」のことを間違えて「飛ぶ鳥跡を濁さず」を使っている人がほとんどです。

「立つ鳥跡を濁さず」は正しい日本語

正しい言葉である「立つ鳥跡を濁さず」を使った分かりやすい例としては、「引っ越しする時は立つ鳥跡を濁さずを思い出してください」「立つ鳥跡を濁さずの精神で頑張りました」「高校を立つ鳥跡を濁さず卒業しました」などがあります。

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉はあっても、「飛ぶ鳥跡を濁さず」という言葉は存在しません。同時に「立つ鳥跡を濁さず」という単語の意味について「立ち去る者はあとが見苦しくないようにすべきであること」と覚えておきましょう。

「立つ鳥跡を濁さず」の英語表記

「立つ鳥跡を濁さず」を直訳した英語はないのですが、近いニュアンスとして「Leave everything neat and tidy when you go」「Cast no dirt into the well that gives you water」などがあります。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」の意味

「飛ぶ鳥跡を濁さず」とは

「飛ぶ鳥跡を濁さず」とは、「立つ鳥跡を濁さず」の間違った使われ方です。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「立つ鳥跡を濁さず」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」と「立つ鳥跡を濁さず」を間違えてしまう理由

「飛ぶ鳥跡を濁さず」と「立つ鳥跡を濁さず」を間違えてしまう理由は、「立つ鳥跡を濁さず」の語源が水鳥が飛び立った後の水辺は濁ることなく綺麗なことなので、「飛ぶ」ことをイメージして「飛ぶ鳥跡を濁さず」としてしまっていることです。

また、「飛ぶ鳥も落ちる」や「飛ぶ鳥を落とす勢い」など「飛ぶ」を使ったことわざが他にも存在するため、混同して覚えてしまうことも間違える理由の一つです。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」は間違った使い方ではあるのですが、多くの人が使うようになっているため、一部の辞書に載るようになりました。さらに多くの人が使うようになれば、どの辞書にも載る広く一般的な言葉になるかもしれません。

「飛ぶ」を使った正しいことわざ

「飛ぶ鳥跡を濁さず」の「飛ぶ」を使ったことわざとしては、権力や威勢が盛んなことを意味する「飛ぶ鳥を落とす勢い」、権勢が盛んであることの例えを意味する「飛ぶ鳥も落ちる」などがあります。

「立つ鳥跡を濁さず」の意味

「立つ鳥跡を濁さず」とは

「立つ鳥跡を濁さず」とは、立ち去る者はあとが見苦しくないようにすべきであることを意味しています。その他にも、引き際が潔いことの意味も持っています。

「立つ鳥跡を濁さず」の使い方

「立つ鳥跡を濁さず」を使った分かりやすい例としては、「医局を辞めるなら立つ鳥跡を濁さずを実践しよう」「転居時は立つ鳥跡を濁さず」「立つ鳥跡を濁さず退職しないと後味が悪い」「年配の人には立つ鳥跡を濁さず症候群の人がいる」などがあります。

「立つ鳥跡を濁さず」の由来

「立つ鳥跡を濁さず」の語源や由来は、水鳥が飛び立った後の水辺は濁ることなく綺麗なことです。これが転じて、立ち去る者はあとが見苦しくないようにすべきであることや引き際が潔いことの意味で使われるようになりました。

「立つ鳥跡を濁さず」は主に異動、転職、退職など、今働いてる職場を円満に離れる場合に使います。例えば、お世話になった人々に挨拶をしたり、業務の引継ぎをきちんと行うことです。

また、恋愛においてもよく使われます。別れる時はズルズルとしてないで、潔く別れるようにしようということです。

表現方法は「立つ鳥跡を濁さず退職」「立つ鳥跡を濁さず異動」

「立つ鳥跡を濁さず退職」「立つ鳥跡を濁さず異動」「立つ鳥跡を濁さず転職」「立つ鳥跡を濁さず恋愛」「立つ鳥跡を濁さず卒業」などが、「立つ鳥跡を濁さず」を使った一般的な言い回しになります。

「立つ鳥跡を濁さず」の類語

「立つ鳥跡を濁さず」の類語・類義語としては、ある事情によってもたらされた現在の状態を本来の状態に戻すことを意味する「原状回復」、以前と同じ形や状態であることを意味する「元通り」、元の状態に戻ることを意味する「復旧」などがあります。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」の例文

1.「飛ぶ鳥跡を濁さず」という言葉は存在しないので、おそらく「立つ鳥跡を濁さず」の言い間違いだろう。
2.「立つ鳥跡を濁さず」という言葉は立ち去る者はあとが見苦しくないようにすべきであることで、「飛ぶ鳥跡を濁さず」という言葉はない。
3.「飛ぶ鳥跡を濁さず」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.飛ぶ鳥跡を濁さず円満退職したという言葉を使う人はいるが、正しくは立つ鳥跡を濁さず円満退職したです。
5.立つ鳥跡を濁さずを実現したいという言葉はあるが、という飛ぶ鳥跡を濁さずを実現したい言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「立つ鳥跡を濁さず」という言葉を間違えて「飛ぶ鳥跡を濁さず」と表現している時などが挙げられます。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」という言葉は多くの辞書に載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「立つ鳥跡を濁さず」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「飛ぶ鳥跡を濁さず」ではなく、「立つ鳥跡を濁さず」と表現するのが正しい使い方です。

「立つ鳥跡を濁さず」の例文

1.退職や転職をする際に一番大事なのは、立つ鳥跡を濁さずということです。
2.大人の恋愛は別れ方も大事なので、立つ鳥跡を濁さずの精神でいよう。
3.公共の物を使った後は、立つ鳥跡を濁さずが基本であると両親から教わりました。
4.立つ鳥跡を濁さず退職するために、引継ぎや周りのへの挨拶はしっかりやっておこう。
5.異動や転職する場合は、立つ鳥跡を濁さずを実践するのが大人のマナーです。

この言葉がよく使われる場面としては、立ち去る者はあとが見苦しくないようにすべきであることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、引き際が潔いことを表現したい時にも使います。

上記の例文のように、仕事を退職や転職する時や恋愛で別れる時に使う言葉です。また、立ち去る時に見苦しくないことを意味している言葉なので、基本的にはプラスのイメージで使う言葉になります。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」と「立つ鳥跡を濁さず」どちらを使うか迷った場合は、「飛ぶ鳥跡を濁さず」は多くの辞書にない言葉なので、多くの辞書に載っている言葉の「立つ鳥跡を濁さず」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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