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【乗るか反るか】と【伸るか反るか】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「のるかそるか」という読み方の「乗るか反るか」と「伸るか反るか」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「乗るか反るか」と「伸るか反るか」は同音の言葉ですが、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「乗るか反るか」と「伸るか反るか」の違い

「乗るか反るか」は「伸るか反るか」の間違い

「乗るか反るか」と「伸るか反るか」の違いを分かりやすく言うと、「乗るか反るか」とは「伸るか反るか」の間違った使い方、「伸るか反るか」とは成否は分からないが運を天に任せて思い切ってやることです。

「乗るか反るか」は誤字

一般的には「乗るか反るか」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「伸るか反るか」のことを間違えて「乗るか反るか」を使っている人がほとんどです。

「伸るか反るか」は正しい日本語

正しい言葉である「伸るか反るか」を使った分かりやすい例としては、「追い詰められた私達は伸るか反るかの勝負に出るしかなかった」「伸るか反るかの計画だったが無事成功しました」「私は伸るか反るかの大勝負に出ることにした」「伸るか反るかやってみよう」などがあります。

「伸るか反るか」という言葉はあっても、「乗るか反るか」という言葉は存在しません。同時に「伸るか反るか」という単語の意味について「成否は分からないが運を天に任せて思い切ってやること」と覚えておきましょう。

「伸るか反るか」の英語表記

「伸るか反るか」を英語にすると直訳ではないのですが、「win or lose」「sink or swim」「make or break」となり、例えば上記の「伸るか反るかやってみよう」を英語にすると「I will try, make or break」となります。

「乗るか反るか」の意味

「乗るか反るか」とは

「乗るか反るか」とは、「伸るか反るか」の間違った使われ方です。

「乗るか反るか」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「伸るか反るか」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「乗るか反るか」と間違えやすい理由

「乗るか反るか」と「伸るか反るか」を間違えやすい理由は二つあります。

一つ目の理由は「乗るか」と「伸るか」が同音の言葉なため、間違えて覚えてしまうことです。

二つ目の理由は、「伸るか反るか」は大勝負や大博打をする際に使う言葉なので、実行するか実行しないかという間違った意味で覚えてしまい、誘いや持ち掛けに応じて仲間や相手になる「乗る」を使ってしまうことです。

また、パソコンで「のるかそるか」と変換すると一発で「伸るか反るか」と変換可能ですが、「のるか」と「そるか」に分けて変換すると「伸るか」が出てこないので誤変換しやすいので注意しましょう。

「伸るか反るか」の意味

「伸るか反るか」とは

「伸るか反るか」とは、成否は分からないが運を天に任せて思い切ってやることを意味しています。

「伸るか反るか」の使い方

「伸るか反るか」を使った分かりやすい例としては、「伸るか反るかの大勝負を続けたいです」「伸るか反るかのプランだがやってみる」「伸るか反るかの大博打に打って出た」「伸るか反るかの賭けだったので失敗に終わりました」などがあります。

「のるかそるか」の正しい漢字は「伸るか反るか」となり、成功するか失敗するか分からないが、運を天に任せて物事を思いっ切りやることを意味する慣用句です。

「伸るか反るか」の語源

「伸るか反るか」の語源は矢作りにあります。矢師が矢を作る時、真っ直ぐな矢を作るために竹の曲がりを直す「のため型」という物に矢を入れて竹を乾燥させます。しかし、その矢が真っ直ぐになるか曲がりが残ったままになるかは出来るまでは分からないのです。

竹が真っ直ぐ伸びていたら矢として使えるが、曲がっていたら使い物にならないので捨てなければなりません。これらの行動が転じて、実際に行うまで成功か失敗か分からないことを「伸るか反るか」と言うようになりました。

表現方法は「伸るか反るかの大勝負」「伸るか反るかの大博打」

「伸るか反るかの大勝負」「伸るか反るかの大博打」などが、「伸るか反るか」を使った一般的な言い回しになります。

「伸るか反るか」の類語

「伸るか反るか」の類語・類義語としては、結果はどうなろうと運を天に任せてやってみることを意味する「一か八か」、勝負の決まる大事な場面のことを意味する「天下分け目」、勝敗や運命の重大な分かれ目のことを意味する「天王山」(読み方:てんのうざん)などがあります。

「乗るか反るか」の例文

1.「乗るか反るか」という言葉は存在しないので、おそらく「伸るか反るか」の言い間違いだろう。
2.「伸るか反るか」という言葉は成否は分からないが運を天に任せて思い切ってやることで、「乗るか反るか」という言葉はない。
3.「乗るか反るか」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.乗るか反るかこの計画でやってみようという言葉を使う人はいるが、正しくは伸るか反るかこの計画でやってみようです。
5.伸るか反るかの大博打という言葉はあるが、乗るか反るかの大博打という言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「伸るか反るか」という言葉を間違えて「乗るか反るか」と表現している時などが挙げられます。

「乗るか反るか」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「伸るか反るか」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

「乗るか反るか」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「乗るか反るか」ではなく、「伸るか反るか」と表現するのが正しい使い方です。

「伸るか反るか」の例文

1.他に良い方法が思いつかなかったので、伸るか反るかの賭けに出ることにしました。
2.彼女には伸るか反るかの取引をするような勇気や冒険心は全くありませんでした。
3.この不況を乗り切るために伸るか反るかの大博打を仕掛けることにした。
4.伸るか反るかの大勝負を乗り切りることが出来たので一安心です。
5.値上げという伸るか反るかの大勝負を仕掛けた結果、客が全くこなくなり倒産してしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、成否は分からないが運を天に任せて思い切ってやることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、大博打や大勝負する際によく使われる言葉です。

「乗るか反るか」と「伸るか反るか」どちらを使うか迷った場合は、「乗るか反るか」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「伸るか反るか」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
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