【刻一刻】と【時々刻々】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「刻一刻」(読み方:こくいっこく)と「時々刻々」(読み方:じじこくこく)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「刻一刻」と「時々刻々」という言葉は、どちらも時間が経過していることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。







刻一刻と時々刻々の違い

刻一刻と時々刻々の違いを分かりやすく言うと、刻一刻と時々刻々はほぼ同じ意味を持っているのですが、刻一刻の方がよく使う言葉という違いです。

一つ目の刻一刻を使った分かりやすい例としては、「お別れの時間が刻一刻と迫ってくる」「状況は刻一刻と変化している」「刻一刻を争う事態に直面している」「こうしている間にも刻一刻と時間は過ぎてゆく」「情報が刻一刻と入ってくる」などがあります。

二つ目の時々刻々を使った分かりやすい例としては、「投票の時間が時々刻々と迫ってきているのを忘れないでください」「時々刻々と変わる事態に対応する」「時々刻々と変化するデジタル技術」などがあります。

刻一刻と時々刻々はほとんど同じ意味を持つ言葉なのですが、刻一刻の方がよく使う言葉というのが違いになります。また、時々刻々は四字熟語になっているというのも違いの一つです。

刻一刻も時々刻々も英語にすると「every moment」「every second」となり、例えば上記の「情報が刻一刻と入ってくる」を英語にすると「Information comes in every moment」となります。

刻一刻の意味

刻一刻とは、次第に時間が経過がすることを意味しています。

刻一刻を使った分かりやすい例としては、「刻一刻と状況が変化する新型ウイルスに対して、市民の皆様の安心や安全を守るために尽力致します」「原稿の締め切りが刻一刻と迫ってくる」「刻一刻を争う緊急事態になっています」などがあります。

その他にも、「刻一刻と変化する空を眺めている」「大勢のファンが刻一刻と迫るプレイボールを待っている」「刻一刻とタイムリミットが迫ってきている」「貴重な日曜日が刻一刻と過ぎていく」などがあります。

刻一刻は次第に時間が経過がすることを意味しているため、様々な場面で使うことができます。特に、テレビのニュース報道、ドラマ、映画、歌の歌詞で見かけることが多いです。

刻一刻は「刻一刻と迫る」「刻一刻と変化する」「刻一刻と状況が変化する」などのフレーズで表現するのが一般的です。

刻一刻の類語・類義語としては、少しずつ進行したり変化したりすることを意味する「徐々に」、物事の程度や状態が少しずつ変化することを意味する「次第に」、 順を追ってゆっくりと変化していくことを意味する「段々」などがります。

刻一刻の一の字を使った別の言葉としては、すっかり変わることを意味する「一変」、状況の変化に応じて喜んだり心配したりすることを意味する「一喜一憂」、ある物事の経過や結果が前の場合と同じであることを意味する「同一轍」(読み方:どういつてつ)などがあります。

時々刻々の意味

時々刻々とは、過ぎていく時間の様子のことを意味しています。

時々刻々を使った分かりやすい例としては、「時々刻々と動く株価を追いかけている」「時々刻々と移り変わるインターネットの上の人気ページ」「時々刻々と変わる世の中」「生産方式は時々刻々と進歩している」などがあります。

時々刻々は過ぎていく時間の様子のことという意味の四字熟語と覚えておいてください。あまり使う言葉ではないので、馴染みがある人は少ないはずです。

時々刻々は「じじこくこく」と読むのが一般的ですが、「じじこっこく」と読むことができます。どちらで読んでも間違いではないのですが、特別な理由がない限り、多くの人が知しっている「じじこくこく」と読むようにしてください。

また、「時々刻々」は「時時刻刻」の略語なため、どちらの表記を使っても問題はないです。

時々刻々は「時々刻々と変化する」「時々刻々と変わる」などのフレーズが一般的な表現方法になります。

時々刻々の時の字を使った別の言葉としては、時の巡り合せのことを意味する「時運」、その時の商品としての価格のことを意味する「時価」、ある時刻と他の時刻との間の長さのことを意味する「時間」、何かを行うのに良い機会のことを意味する「時機」などがあります。

刻一刻の例文と使い方

1.新型コロナウイルスを取り巻く状況は、刻一刻と変化しており、それに伴い営業時間を変更する可能性があります。
2.事態は刻一刻を争うので、全力で対応に当たるようにお願いします。
3.刻一刻と変化する日本の社会環境の中で、弊社が生き残っていくためには、常に新しいことにチャレンジしなければならない。
4.試合終了が刻一刻と迫る中、焦りが募り、ミスから同点に追いつかれてしまう。
5.刻一刻と変化するアプリ市場で生き残るのはとても難しい。

この言葉がよく使われる場面としては、次第に時間が経過がすることを表現したい時などが挙げられます。

刻一刻は次第に時間が経過することを意味しており、テレビのニュースの報道や新聞などで頻繁に見かける言葉です。

例文1のような、刻一刻と変化するという表現はよく使われています。刻一刻と変化するとは、時間が経過するにつれて変化しているという意味になっています。

時々刻々の例文と使い方

1.世界の情勢は時々刻々と変わるため、常に対応するのはとても大変です。
2.出発の時間が時々刻々と迫ってきたため、もう少しでお別れしなければならない。
3.弊社は時々刻々と変化する需要に合わせて商品を販売しています。
4.国会の様子を時々刻々とテレビで報道していた。
5.原紙値上げからダンボール値上げへの展開が時々刻々と進行している。

この言葉がよく使われる場面としては、過ぎていく時間の様子のことを表現したい時などが挙げられます。

時々刻々はあまり使う機会の四字熟語になります。過ぎていく時間を意味していると覚えておけば間違いないはずです。

刻一刻と時々刻々はほぼ同じ意味を持つ言葉なため、どちらを使うか迷った場合には、一般的に認知されている刻一刻を使うようにしてください。