【会食】と【接待】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「会食」(読み方:かいしょく)と「接待」(読み方:せったい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「会食」と「接待」という言葉は、どちらも複数人で食事の場を持つことを表しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



会食と接待の違い

会食と接待の意味の違い

会食と接待の違いを分かりやすく言うと、会食とは複数人で食事をすること、接待とは客をもてなすことという違いです。

会食と接待の使い方の違い

一つ目の会食を使った分かりやすい例としては、「いま会食中だから、あとで電話をかけ直すよ」「今夜は職場の会食がある」「両家の会食の日取りを決める」「法要のあとに会食をしながら故人を偲ぶ」などがあります。

二つ目の接待を使った分かりやすい例としては、「接待マナーが分からないようだ」「取引先から料亭で接待を受ける」「法人と個人事業主の接待交際費の取り扱い」「接待費で処理しておく」などがあります。

会食と接待の使い分け方

会食と接待という言葉は、複数人で食事の場を持つ時に使われる言葉ですが、意味や使い方は異なります。

会食とは、ある目的を持って複数の人が集まって一緒に食事をすることを意味します。親睦を深めたい、信頼関係を築きたいなどの目的で、会社の同僚、友人、同じ趣味を持つ仲間、親族などの様々な間柄で食事の場を持つことです。冠婚葬祭でのお食事会も、会食という言葉が使われています。

一方、接待とは、客をもてなすことを意味します。現代においての接待は主に、ビジネスシーンで使われ、仕事を円滑に進める目的で取り引き先を食事などでもてなすことを言います。この場合、おもてなしをする側と受ける側の二つの立場があります。

つまり、会食は幅広い間柄との食事会に使われる言葉ですが、接待は専ら仕事の取引先との食事会に使われている言葉なのです。また、取引先との食事会も会食と表現できますが、会食にはもてなす意味を含まないため、もてなすことを含んだ食事会には接待という言葉が適切です。

会食と接待の英語表記の違い

会食を英語にすると「mess」「dining together」となり、例えば上記の「会食中です」を英語にすると「be at mess」となります。一方、接待を英語にすると「reception」「entertainment」「treating」となり、例えば上記の「接待係」を英語にすると「reception committee」となります。

会食の意味

会食とは

会食とは、人が集まって一緒に食事をすることを意味しています。

表現方法は「会食をする」「会食を伴う」「会食を控える」

「会食をする」「会食を伴う」「会食を控える」などが、会食を使った一般的な言い回しです。

会食の使い方

会食を使った分かりやすい例としては、「お世話になった先生を囲んで会食する」「法事の会食に適したお店です」「同居する家族以外との会食はしない」「コロナ対策にマスク会食を実践する」などがあります。

その他にも、「会食の日程を調整する」「会食のお誘いをメールでする」「ママ友数人でランチ会食をする」「春は会食や飲み会が多い時期だ」「少人数での会食を行う」「コロナ対策で会食人数を制限する」「私は会食恐怖症かもしれない」などがあります。

会食という言葉は、複数の人が寄り集まって一緒に飲食することを意味します。職場などのビジネスシーンだけでなく、友人や家族、親族との集まりにも使われる言葉です。会食というと、大人数でのお食事会をイメージしがちですが、二人きりの食事であっても会食と表現することが出来ます。

「マスク会食」の意味

上記の例文の「マスク会食」とは、何人かの人が寄り集まって一緒に飲食する時にマスクを着用することです。これは新型コロナウイルスの感染対策から考えられたもので、会食中も基本的にマスクを着用して、飲食する時のみマスクを取り、お喋りする際はマスクを付けるという会食スタイルです。

会食の類語

会食の類語・類義語としては、茶菓だけで気軽に話し合う集まりを意味する「茶話会」、飲食を伴うことが多い親しみを深めるための会を意味する「懇親会」、貴人のそばで一緒に食事をすることを意味する「侍食」、身分の高い人と一緒に食事をすることを意味する「陪食」などがあります。

接待の意味

接待とは

接待とは、客をもてなすことを意味しています。

その他にも、人の集まるところなどで一般の人に湯茶などを振る舞うこと、門前などで修業僧に湯茶を振舞うことの意味も持っています。

表現方法は「接待する」「接待交際費」「接待を伴う飲食店」

「接待する」「接待交際費」「接待を伴う飲食店」などが、接待を使った一般的な言い回しです。

接待の使い方

「明日の接待ゴルフに行きたくない」「接待交際費の上限を確認する」「接待飲食費について会計士に問い合わせた」「接待の手土産選びに迷う」「取引先に接待のお礼メールを送る」などの文中で使われている接待は、「客をもてなすこと」の意味で使われています。

一方、「イベント会場での接待係になった」「接待のためのお茶を用意する」などの文中で使われている接待は「一般の人に湯茶などを振る舞うこと」の意味で、「各地を行脚する修行僧を接待する」の文中で使われている接待は「修業僧に湯茶を振舞うこと」の意味で、使われています。

接待の由来

接待とは、仏教用語に由来する言葉です。もともとは布施の一つとして、修行僧に門前で湯茶を供することを指す言葉でした。転じて、一般の人に湯茶などを振る舞うことや、客をもてなすことの意味で使われるようになりました。

「接待ゴルフ」の意味

接待という言葉は複数の意味がありますが、多くは「客をもてなすこと」の意味で使われています。特にビジネスシーンで使われ、取引先の相手などを飲食店でもてなすことを表します。また、ゴルフ場に誘ってプレイを楽しんでもらうこともあり、この場合は「接待ゴルフ」と言われています。

接待の類語

接待の類語・類義語としては、食事を出すなどして客をもてなすことを意味する「馳走」、酒や食事などを出してもてなすことを意味する「饗応」、もてなすことや人にごちそうすることを意味する「振舞う」、客をもてなすことを意味する「接客」などがあります。

会食の例文

1.感染症が流行しているので、感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫が必要だ。
2.着用したまま飲食ができるという、会食用マスクがあることには驚きだ。
3.旧友たちとの飲み会があり泥酔状態で家に帰ったら、妻から当分の間は会食禁止と言い渡された。
4.市の職員らが、役所内で飲酒を伴う会食をしていたことがニュースになっている。
5.うちの課で派遣さんを含めて親睦会をしようという話なり、会食向きのお店を探している。
6.法要後の会食で親族と故人の思い出を語り合い、懐かしさで胸がいっぱいになった。
7.高校の時のわたしは会食恐怖症で、人前でご飯を食べるとご飯が喉を通らなくなるほどひどく、いつも屋上までいってひとりでご飯を食べていた。
8.行政がマスク会食という滑稽なマナーを推奨していたが、マスクして会食するくらいなら、家に帰って食事したほうがいいだろうと思っている。
9.葬儀会社が祖母の法事の会食の時間を間違えたせいで、参列者を何時間も待たせることになり、場を取り持つのにとても苦労したのだが、今となっては笑い話だ。
10.重要な取引先の会食の場所選びと日程調整を頼まれたが、まずどのお店がいいのかさっぱり検討もつかなかったので先輩に聞いてみることにした。
11.昨夜の職場の会食場所だった中華レストランはフカヒレスープや北京ダックなどの高級なものからチャーハンやエビチリまで庶民的なものまで楽しめた。

この言葉がよく使われる場面としては、何人かの人が寄り集まって一緒に飲食することを表現したい時などが挙げられます。

例文4にある「飲食を伴う会食」とは、俗に「飲み会」と言われています。例文5にある「親睦会」とは参加者が親睦を深めるために開かれる会のことで、多くは飲食を伴います。

接待の例文

1.取引先との接待の前に、新入社員に接待マナーを教えておかなければならないだろう。
2.バブル期に盛んに行われた接待ゴルフは、数が減ったとはいえ廃れることはありません。
3.仕事の接待でキャバクラに行くなんて、正直気持ち悪いと思う私は堅物なのだろうか。
4.社員同士の飲食費はいわゆる社内接待費として、原則交際費として取扱われる。
5.ビジネスにおける習慣でいらないものは、朝会、接待、無駄な打ち合わせだと思っている。
6.接待は商談相手との親交を深める場であると同時に、その会社の性質や社員の人格を評される場でもある。
7.次回の展示イベントの接待係になったのはいいが、事前に頭に入れておくことが結構たくさんあって、それを覚えるだけですごく大変だったよ。
8.日本はアジアの国々な中でもゴルフ人口が多いのは好ましいようにみえるが、その実態は企業の接待ゴルフであり好ましいものではないだろう。
9.はじめての取引先との接待を前にわたしは接待マナーの本を買って勉強していたが、頭で覚えてもあまり意味はないなと思い、先輩に”OJT”してもらおうと思いついた。
10.同僚は仕事の成績はいまいちだが、”接待部長”と上司に茶化されているほどで、例えば接待の手土産は決まって銀座で買ってくる力の入れようだった。
11.おもてなしの文化は一見していいように語られるが、会社同士でそれを行おうとすれば、従来の過剰な接待漬けのようなことにもなりかねないだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、客をもてなすこと、湯茶や食事などを出してふるまうことを表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「接待マナー」とは、接待する時に一般的に良いとされる礼儀作法のことです。具体的には出迎えとお出迎え、お料理の趣向、お酒を注ぐタイミグなど、相手を気持ち良くするための作法です。

会食と接待という言葉は、どちらも複数人で食事の場を持つことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、複数人で食事をすることを表現をしたい時は「会食」を、客をもてなすことを表現したい時は「接待」を使うようにしましょう。

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