【立てる】と【建てる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「たてる」という読み方の「立てる」と「建てる」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「立てる」と「建てる」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「立てる」と「建てる」の違い

「立てる」と「建てる」の意味の違い

「立てる」と「建てる」の違いを分かりやすく言うと、「立てる」とはある場所に物を縦にして位置させること、「建てる」とは建物などを造ることという違いです。

「立てる」と「建てる」の使い方の違い

一つ目の「立てる」を使った分かりやすい例としては、「襟を立てるのはおじさんっぽいので好きではありません」「間に人を立てて交渉することにした」「失敗から次の対策を立てる」「彼らは対立候補を立てる」などがあります。

二つ目の「建てる」を使った分かりやすい例としては、「ここに記念碑を建てる予定です」「新しいビルを建てる工事が始まった」「この場所に都市を建てることした」「私の仕事はマンションを建てることです」などがあります。

「立てる」と「建てる」の使い分け方

「立てる」と「建てる」は同音で同語源の言葉ですが、使い方に少し違いがあります。

「立てる」は「傘を立てる」のようにある場所に物を縦にして位置させることや、「新たな候補者を立てる」のように重要な役目や地位に就かせる場合に使う言葉です。

一方、「建てる」は「タワーマンションを建てる」「この場所に国を建てる」のように建物や国など、何かを造る場合に使う言葉になります。

「立てる」と「建てる」の英語表記の違い

「立てる」を英語にすると「stand」「put up」「set up」となり、例えば上記の「彼らは対立候補を立てる」を英語にすると「They put up an opposition candidate」となります。

一方、「建てる」を英語にすると「build」「construct」となり、例えば上記の「私の仕事はマンションを建てることです」を英語にすると「I work in construction」となります。

「立てる」の意味

「立てる」とは

「立てる」とは、ある場所に物を縦にして位置させることを意味しています。その他にも、ある現象や作用を目立たせたり生じさせたりすること、人を差し向けること、表明した決意で身を律すること、重要な役目や地位に就かせること、 度合いを強めて明らかにすることの意味も持っています。

また上記以外にも、事物や状態を新たにつくり仕立てること、盛んに気泡を生じさせること、感情を高ぶらせること、注意を向けること、物事を好ましい形で成り立たせたり維持させたりすることの意味も持っており、様々な使い方をすることが可能です。

「立てる」の使い方

「書棚にお気に入りの本を立てる」「禁煙の誓いを立てる」などの文中で使われている「立てる」は、「ある場所に物を縦にして位置させることや表明した決意で身を律すること」の意味で使われています。

一方、「選挙の候補者を立てる」「彼の行動に腹を立てる」「彼らの会話に聞き耳を立てる」などの文中で使われている「立てる」は、「重要な役目や地位に就かせること、感情を高ぶらせること、注意を向けること」の意味で使われています。

「顔を立てる」「人を立てる」の意味

「立てる」を使った有名な言葉としては、「顔を立てる」や「人を立てる」があります。前者の「顔を立てる」は面目が保たれるようにすることを意味しており、後者の「人を立てる」は人を使者や代理として指し向けることや、人を自分より上位に置いて尊重することを意味しています。

表現方法は「計画を立てる」「相手を立てる」「予定を立てる」

上記の「顔を立てる」や「人を立てる」以外では、「計画を立てる」「相手を立てる」「予定を立てる」「自分を立てる」「角を立てる」などが、「立てる」を使った一般的な言い回しになります。

「立てる」の類語

「立てる」の類語・類義語としては、横になっているものを立たせることを意味する「起こす」、低い所から高い所へ移すことを意味する「上げる」、個々の材料を組み合わせて一つのまとまった物を作り上げることを意味する「組み立てる」などがあります。

「建てる」の意味

「建てる」とは

「建てる」とは、建物などを造ることを意味しています。その他にも、新しい国や都市を造ることの意味も持っています。

「建てる」の使い方

「一戸建てのマイホームを建てる予定です」「この土地を使って新しいアパートを建てることにした」「大統領の銅像を建てる」などの文中で使われている「建てる」は、「建物などを造ること」の意味で使われています。

一方、「独立して国を建てる」「山を開発して都市を建てる計画があります」などの文中で使われている「建てる」は、「新しい国や都市を造ること」の意味で使われています。

「建てる」は主に、マンションや家などの建物を造る場合に使う言葉になります。また、「建てる」はとても有名な言葉であるため、馴染みがある人も多いでしょう。

表現方法は「家を建てる」「国を建てる」「テントを建てる」

「家を建てる」「国を建てる」「テントを建てる」「建物を建てる」などが、「建てる」を使った一般的な言い回しになります。

「建てる」の類語

「建てる」の類語・類義語としては、建物や道路などを新たに造ることを意味する「建設」、家屋などの建物を土台からつくり上げることを意味する「建築」、建物や船舶など大規模な物を造ることを意味する「建造」などがあります。

「立てる」の例文

1.自宅に不審者が侵入したので、飼い猫が爪を立てて攻撃しました。
2.旦那から足音がうるさいと言われたので、足音を立てない歩き方を調べています。
3.彼は東京オリンピックのマラソン部門で、世界新記録を立てることができました。
4.この喧嘩は私の顔を立てて、丸く収めてくれないでしょうか。
5.この訴訟は、誰を証人に立てるかがとても重要になっています。
6.友人主催のサロンとやらに、彼女の顔を立てて参加したものの、参加者の大多数である有閑マダム達の話題にはついていけなかった。
7.今回のプロジェクトは、クライアントの要望を満たすために、新しい戦略を立てる必要があります。
8.この論文は、新しい視点を立てて、これまでにない研究結果を提供します。
9.私は勉強の計画を立てるだけ立てて、安心して何もやらないということを繰り返していたように思いました。
10.彼はとても優秀な社員だが、人を立てるということを知らないので、評判はよくありませんでした。

この言葉がよく使われる場面としては、ある場所に物を縦にして位置させることを表現したい時などが挙げられます。

その他にも、ある現象や作用を目立たせたり生じさせたりすること、人を差し向けること、表明した決意で身を律すること、重要な役目や地位に就かせること、 度合いを強めて明らかにすることを表現したい時にも使います。

また上記以外にも、事物や状態を新たにつくり仕立てること、盛んに気泡を生じさせること、感情を高ぶらせること、注意を向けること、物事を好ましい形で成り立たせたり維持させたりすることを表現したい時に使うことができます。

例文1はある場所に物を縦にして位置させること、例文2は度合いを強めて明らかにすること、例文3は事物や状態を新たにつくり仕立てること、例文4は物事を好ましい形で成り立たせたり維持させたりすること、例文5は重要な役目や地位に就かせることの意味で使っています。

「建てる」の例文

1.今の時代、新しく土地を買って家を建てることはとても大変です。
2.余生を優雅に過ごすために、郊外にある土地を購入して家を建てることにした。
3.この場所にタワーマンションを建てるのは辞めて欲しいと、地域住民から苦情が入りました。
4.我が国では出兵した軍人たちの功績を称えるために、彼らの名を刻した記念碑が建てられました。
5.独立国家を建てるかを問う、非公式投票が明日行われる予定です。
6.このビルの跡地は公園になると聞いていたが、マンションを建てる計画があることを知って裏切られたような気持ちになった。
7.記念に銅像を建てるくらいなら、木を植えるとかベンチを作るとかの方が余程有り難がられると思う。
8.今回の都市計画プロジェクトでは、新しいオフィスビルを建てることが計画されています。
9.新しく家を建てるといっても、まずは土地探しから始めないといけないので骨が折れました。
10.この街も今ではタワーマンションをあちこちで建てられていて、ずいぶんと景観が変わりました。

この言葉がよく使われる場面としては、建物などを造ることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、新しい国や都市を造ることを表現したい時にも使います。

例文1から例文4は建物などを造ることの意味で使っており、例文5は新しい国や都市を造ることの意味で使っています。

「立てる」と「建てる」という言葉は、どちらも「たてる」と読みますが使い方が少し違います。どちらの言葉を使うか迷った場合は、ある場所に物を縦にして位置させることを表現したい時は「立てる」を、建物などを造ることを表現したい時は「建てる」を使うと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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