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【一人一人】と【一人ひとり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ひとりひとり」という読み方の「一人一人」と「一人ひとり」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「一人一人」と「一人ひとり」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「一人一人」と「一人ひとり」の違い

「一人一人」と「一人ひとり」の意味の違い

「一人一人」と「一人ひとり」の違いを分かりやすく言うと、「一人一人」と「一人ひとり」は意味や使い方の違いはなく、どちらを使っても同じです。

「一人一人」と「一人ひとり」の使い方の違い

一つ目の「一人一人」を使った分かりやすい例としては、「一人一人の選択がこの世界を変えました」「一人一人の自覚が大切です」「私は一人一人に声を掛けました」「事件について一人一人質問を受けました」などがあります。

二つ目の「一人ひとり」を使った分かりやすい例としては、「この大人数を一人ひとりを登録するのは大変です」「一人ひとりの行動が大きな力になります」「一人ひとりが自分で考えて行動することが大切です」などがあります。

「一人一人」と「一人ひとり」の使い分け方

「一人一人」と「一人ひとり」は意味や使い方の違いはなく、どちらを使っても同じなため好きな方を使って問題ありません。ただし、公的な書類や公用文などでは常用漢字表にならい、「一人一人」の方を使うと覚えておきましょう。

またそれ以外の場合では、全部を平仮名にして「ひとりひとり」や「ひとり一人」と書くことも可能です。

「一人一人」と「一人ひとり」の英語表記の違い

「一人一人」も「一人ひとり」も英語にすると「each」「individually」「one by one」となり、例えば上記の「事件について一人一人質問を受けました」を英語にすると「They were questioned individually about the Incident」となります。

「一人一人」の意味

「一人一人」とは

「一人一人」とは、多くの中のそれぞれの人のことを意味しています。

表現方法は「一人一人に合った」「一人一人それぞれ」「一人一人の力」

「一人一人に合った」「一人一人それぞれ」「一人一人の力」「一人一人の個性」「一人一人の意識」などが、「一人一人」を使った一般的な言い回しになります。

「一人一人」の使い方

「一人一人」を使った分かりやすい例としては、「卒業生は一人一人校長先生から卒業証書を貰った」「一人一人の意識の問題です」「我が校では生徒一人一人を大切にしています」「当店では一人一人に合ったプランをご用意しています」などがあります。

「一人一人」の「一人」という漢字は、昭和48年に改訂された当用漢字音訓表に載るまでは、平仮名で「ひとり」と書くのが一般的でした。

しかし、昭和48年に改訂された当用漢字音訓表に載ってからは公用文や学校の教科書などでは「一人一人」と漢字で書くのが一般的になっており、「一人」という漢字は現在の常用漢字表にも受け継がれています。

「一人一人」は新聞などの公用文や公文書で使える

公的な場面では「一人一人」を使わなければいけませんが、それ以外は「一人ひとり」「ひとりひとり」「ひとり一人」など好きな方を使っても問題ありません。

「一人一人」の類語

「一人一人」の類語・類義語としては、それぞれのことを意味する「銘銘」(読み方:めいめい)、それぞれの人のこと意味する「各自」、銘銘の人のことを意味する「各人」(読み方:かくじん)、いくつかあるうちの一つ一つのことを意味する「個個」などがあります。

「一人ひとり」の意味

「一人ひとり」とは

「一人ひとり」とは、多くの中のそれぞれの人のことを意味しています。

表現方法は「一人ひとりに合った」「一人ひとりそれぞれ」「一人ひとりの力」

「一人ひとりに合った」「一人ひとりそれぞれ」「一人ひとりの力」「一人ひとりの個性」「一人ひとりの意識」などが、「一人ひとり」を使った一般的な言い回しになります。

「一人ひとり」の使い方

「一人ひとり」を使った分かりやすい例としては、「当店では一人ひとりのレベルに合ったレッスンを行っています」「登場人物の一人ひとりが重要な役割を持っています」「こんな時だからこそ一人ひとりの力を合わせることが必要です」などがあります。

「一人ひとり」という言葉が何故使われるようになったのかというと、「社員一人一人」「一人一人登録する」など「一人一人」の前後に漢字を用いた場合、漢字が続いて読みにくい印象を与えるからです。

これを「社員一人ひとり」「一人ひとり登録する」と落ち着いた印象を与えることができます。また、反対に「社員ひとりひとり」「ひとりひとり登録する」とすると、平仮名が続いて読みにくい印象を与えるため「一人ひとり」とするのが適してます。

「一人ひとり」は新聞などの公用文や公文書では使えない

ただし、公用文や学校の教科書などでは「一人一人」という表記にしなければならないと覚えておきましょう。それ以外は好きな表現を使っても問題ありません。

「一人ひとり」の類語

「一人ひとり」の類語・類義語としては、大ぜいの人を対象にしてその一人一人を敬って言うことを意味する「各位」、各々のことを意味する「面面」(読み方:めんめん)、全体を構成しているものを切り離した一つ一つのことを意味する「個別」などがあります。

「一人一人」の例文

1.当店は全てのお客様、一人一人に合ったサービスを提供することを目標としています。
2.あそこの病院の先生は一人一人丁寧に診察してくれるので、地元の人達から人気があります。
3.このグループでは一人一人が主役なので、誰も主になることはできません。
4.一人一人は弱くてもみんなで力を合わせれば、この国を変えることはできると思っています。
5.私は監督として、一人一人の力を最大限に発揮できるようなチームを目指しています。
6.選挙のキャンペーンなんかで一人一人の投票が日本の未来を決めるのだと言っても、今の若者は政治にはなかなか興味を持ってくれないのが実情であろう。
7.あなたたちが渋谷の街でハロウィンを楽しむのはいいが、一人一人の心がけがごみを無くすことができるので、どうかごみは家に持ち帰ってくださいね。
8.セクハラの常習犯で有名な上司は、女性にも一人一人性格があることをまったく意に介していないように思えて、非常に腹立たしい気持ちになったりする。
9.どんな業界や業種であっても、上司は部下の一人一人と面談をして、彼らの人となりをちゃんと知る機会を設けることが大事だと思うのだが、皆さんはどうお考えだろうか?
10.あるアニメ映画をめぐっていくら一人一人のキャラクターが魅力的なものであっても、ストーリーがつまらなければ、作品としての価値はまったくないだろうよとファンは切り捨てていた。

この言葉がよく使われる場面としては、多くの中のそれぞれの人のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように様々な場面で使うことができる言葉です。

「一人ひとり」の例文

1.一人ひとりの視覚に合った支援を届けることを目標にしています。
2.一人ひとりの力は小さくても、行動を起こせばその輪は次第に広がっていくはずです。
3.一人ひとりの力や思いを合わせることによって、地域の問題を解決することができます。
4.一人ひとりが意識することで、公害を防ぐことができると思っています。
5.お客様一人ひとりに最適なサービスをご提案することが、当店の売りになります。
6.ベテラン教師が担当したクラスだが、最初は例のごとく生徒の反発もあるが、半年も経つと一人ひとりの生徒の表情が生き生きとしたものに変わったのがわかった。
7.あのチームに比べて実力の差があったが、一人ひとり皆が団結すればもっと強くなれるのだから、一生懸命頑張ろうとコーチが選手たちを激励していた。
8.地元の市長のリコールのためにわたしも協力しようと、駅前で一人ひとりに声をかけて署名をしてもらったが、とてもやりがいのある仕事だった。
9.今では同じデザインを大量生産・大量消費する時代ではなく、一人ひとりに合ったデザインを選べるようになったが、選択肢が多すぎるのも考えものだろう。
10.現代の家族というのは食事でみな同じものを食べるばかりでなく、一人ひとり違うものを食べているなんていうこともあるのだろうね。

この言葉がよく使われる場面としては、多くの中のそれぞれの人のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように様々な場面で使うことができる言葉です。

「一人一人」と「一人ひとり」はどちらの言葉を使うか迷った場合、意味や使い方に違いはないので好きな方を使っても問題ありません。ただし、公用文や学校の教科書などで使う場合は常用漢字表に載っている「一人一人」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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