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【春うらら】と【うららか】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「春うらら」(読み方:はるうらら)と「うららか」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「春うらら」と「うららか」という言葉は、どちらも空が晴れていて穏やかな様子のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「春うらら」と「うららか」の違い

「春うらら」と「うららか」の意味の違い

「春うらら」と「うららか」の違いを分かりやすく言うと、「春うらら」とは季節が春だけに限定されている、「うららか」とは季節が限定されていないという違いです。

「春うらら」と「うららか」の使い方の違い

一つ目の「春うらら」を使った分かりやすい例としては、「春うららな季節がやってきた」「春うららに相応しい気温です」などがあります。

二つ目の「うららか」を使った分かりやすい例としては、「うららかな好季節を迎えた」「彼女はうららかな声で笑う」「うららかな気分で過ごすことができます」「うららかな春の日」などがあります。

「春うらら」と「うららか」の使い分け方

「春うらら」と「うららか」は同じ意味を持つ言葉ですが、使い方に少し違いがあります。

「春うらら」は春の季節にしか使えないのに対して、「うららか」はどの季節でも使えるというのが一番の違いです。また、「うららか」は、声などが晴れ晴れとして楽しそうなことや心にわだかまりがなくおっとりしていることの意味があるのも違いになります。

「春うらら」と「うららか」の英語表記の違い

「春うらら」も「うららか」も英語にすると「beautiful」「bright」となり、例えば上記の「うららかな春の日」を英語にすると「A beautiful spring day」となります。

「春うらら」の意味

「春うらら」とは

「春うらら」とは、春の空が晴れていて穏やかな様子のことを意味しています。

「春うらら」の使い方

「春うらら」を使った分かりやすい例としては、「春うららが合う季節になってきた」「もう4月の半ばになるのに春うららとは思えない寒さが続いてる」などがあります。

「春うらら」は季節の「春」と空が晴れて日が柔らかくのどかに照っていることを意味する「うらら」が合わさり、春の空が晴れていて穏やかな様子のことを意味しています。そのため、基本的にプラスなイメージでしか使いません。

「春うらら」は「春」という言葉ついてる通り春にだけ使う言葉になります。また、「春うらら」はプラスなイメージを持つ言葉なので、芸名、曲名、馬の名前などにも使われています。

「春うらら」の漢字表記

「春うらら」を漢字にすると「春麗ら」と表現することができますが、あまり一般的ではありません。そのため。平仮名で「春うらら」と表記するのが無難でしょう。

「春うらら」の類語

「春うらら」の類語・類義語としては、春の気配があたりに広がって綺麗に輝いている様子のことを意味する「春爛漫」(読み方:はるらんまん)、初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和のことを意味する「小春日和」(読み方:こはるびより)などがあります。

「うららか」の意味

「うららか」とは

「うららか」とは、 空が晴れて日が柔らかくのどかに照っていることを意味しています。その他にも、声などが晴れ晴れとして楽しそうなことや心にわだかまりがなくおっとりしていることの意味も持っています。

表現方法は「うららかな春の陽気」「うららかな日差し」

「うららかな春の陽気」「うららかな日差し」などが、うららかを使った一般的な言い回しです。

「うららか」の使い方

「うららかな今日この頃です」「うららかな日はピクニックへ行こう」などの文中で使われている「うららか」は、「 空が晴れて日が柔らかくのどかに照っていること」の意味で使われています。

一方、「うららかなひばりの声で話す」「今日はうららかな気分です」などの文中で使われている「うららか」は、「声などが晴れ晴れとして楽しそうなことや心にわだかまりがなくおっとりしていること」の意味で使われています。

「うららか」の語源

「うららか」の語源は、古代に使われていた擬態語の「うらうら」が変化したことです。

江戸時代の国学者である大石千引(読み方:おおいしちびき)は語学書の中で、「うらうら」は「ゆらゆら」が転じたものとしています。そのため、「ゆらゆら」が「うらうら」に変化し、その「うらうら」がさらに変化したのが「うららか」になります。

「ゆらゆら」とは物がゆっくりと大きく繰り返し揺れ動くことを意味しています。

「うららか」の漢字表記

「うららか」を漢字にすると、「麗らか」と表記することができます。

「うららか」の類語

「うららか」の類語・類義語としては、 空が晴れて天候が穏やかなことを意味する「のどか」、静かでのどかなことを意味する「穏やか」、空が晴れ渡っていることを意味する「晴れやか」などがあります。

「春うらら」の例文

1.もう4月になるというのに、春うららとは程遠い日々が続いています。
2.春うららな季節はとても過ごしやすいので1年の中で一番好きです。
3.4月も終わりに近づいているが、春うららとは思えない寒さが続いている。
4.春うららな季節に桜の下でみんなと酒を飲むのが、私の人生の楽しみの一つです。
5.今日は春うららで、家族でピクニックに出かけるには絶好の一日です。

この言葉がよく使われる場面としては、春の空が晴れていて穏やかな様子のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように春でしか使わない言葉になります。

「うららか」の例文

1.この雪が解けてうららかな季節になればきっと良いことがあるはずです。
2.うららかな春の一日に、子供達はかくれんぼをして元気に遊んでいます。
3.今日はうららかという言葉がぴったりな、穏やかな日差しをしています。
4.山賊が討伐され村に平和が戻ったので、子供達のうららかな笑い声が聞こえてくる。
5.企業から内定をいただいたので、うららかな気分で卒業を迎えることができます。

この言葉がよく使われる場面としては、空が晴れて日が柔らかくのどかに照っていることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、声などが晴れ晴れとして楽しそうなことや心にわだかまりがなくおっとりしていることを表現したい時にも使います。

例文1から例文3の「うららか」は空が晴れて日が柔らかくのどかに照っていること、例文4の「うららか」は声などが晴れ晴れとして楽しそうなこと、例文5の「うららか」は心にわだかまりがなくおっとりしていることの意味で使っています。

「春うらら」と「うららか」という言葉は、どちらも空が晴れていて穏やかな様子のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「春うらら」は春の季節でしか使えない、「うららか」はどの季節でも使えると覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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