【出勤】と【出社】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「出勤」(読み方:しゅっきん)と「出社」(読み方:しゅっしゃ)の違いと使い方を分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、このページの使い方を参考にしてみて下さい。

「出勤」と「出社」という言葉は、どちらも会社に行くことを意味するという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使用される傾向があります。



出勤と出社の違い

出勤と出社の違いを分かりやすく言うと、出勤というのは、自宅から会社へ出発することを意味していて、出社というのは、会社に到着することを意味しているというという違いです。

出勤と出社の違いは、出発と到着の違いです。「出勤時刻」と「出社時刻」という言葉で考えるのが分かりやすくなります。時間的には、出勤時刻の方が早いです。出勤時刻が家を出る時刻で、出社時刻が会社に到着する時刻で、始業時刻が業務を始める時間です。

出勤時刻と出社時刻の間には「通勤時間」があります。また、出社時刻と始業時刻は同じではありません。始業時刻に仕事が開始できるように出社しなければならないため、出社時刻の方が早いです。さらに「退勤時刻」は仕事を終える時刻で、「退社時刻」は会社を出る時刻です。

出勤の意味

出勤とは、会社に出発することや、勤務を始めることや、勤務をしていることを意味しています。出勤という言葉には、いくつか意味がありますが、それぞれの意味と使い方をしっかり理解しておきましょう。

出勤という言葉は一般に、「会社へ行く」という意味で使われます。例えば「出勤時刻」とは自宅を出発する時間を意味する言葉です。会社へ到着することを意味する「出社時刻」の反対と考えてみて下さい。

また、始業時間ないし勤務開始時間のことを「出勤時刻」と表現することもあります。「タイムカードは出勤時刻通りに押して下さい」という警告文を考えてみて下さい。「始業より前の出社時刻には押さないようにして下さい」というような意味です。

さらに「休日出勤」というのは、「勤務をすること」程度の意味の「出勤」です。

以上のように、出勤という言葉には色々な意味がありますが、勤務という「行動」に関係する言葉であるということを覚えておくようにしましょう。逆に、出社というのは「場所」に関係する言葉です。

出社の意味

出社とは、会社に到着することを意味しています。出社という言葉を考える際には「出社時刻」という言葉を考えると分かりやすいです。

「出社時刻」というのは、会社に到着する時刻のことです。勤務開始は九時や十時からの会社が一般的ですが、その時刻に勤務を開始するためには、それ以前に出社している必要があります。出社時刻は、始業時刻以前の、会社に到着する時刻のことです。

「神社」という言葉があることから分かるように、出社の社という字には「やしろ、ほこら」という意味があります。社とは、神を祭るための「場所」や、そのために建てられたり造られたりする物を表現する言葉です。

古来、神様という存在は共同体を取りまとめる象徴として機能してきました。そのため、共同体のシンボルを祭る場所である社というのも、人々を結びつける特別な場所という意味合いを持っています。

宗教的な意味が薄まった文脈でも、人々を結びつける場所という意味が残っています。例えば「結社」というのは志を同じくした人々が目的を達成するために作る集まりのことを意味します。また「会社」というのは、利益追求のための集まりのことです。

結社や会社の場合には、大元の意味が「集まり」つまりサークルや団体なので、必ずしも場所という意味合いは含まれませんが、多くの場合は拠点地として具体的な場所に存在することになります。

出社というのは、社という言葉を具体的な場所と捉えて、そこへ到着することを意味する言葉です。逆に、社という言葉を団体と捉えた言葉には「入社」があります。

出勤の例文

1.電車の遅延で出勤時刻に間に合いそうにないので、連絡を入れた。
2.社員に出勤時刻を厳守させるなら、会社も退勤時刻を厳守させるべきだ。
3.出勤前にシャワーを浴びるのが習慣になっている。
4.病気で出勤が出来なくなってしまった。
5.今日が初出勤日なので、期待と緊張が入り交じっている。
6.最低出勤日数が足らないので、今月はこれ以上テレワークを行うことができない。
7.出勤中の電車の中で具合が悪くなり、途中の駅で降り、ホームのベンチで一休みした。
8.コロナウイルス感染防止の為のリモート勤務が認められないなら、せめて時差出勤を認めてくれるよう上司に頼んだ。
9.今月は休日出勤が続いたので、振替休日に有休を合わせて温泉にでも行こうかと考えている。
10.上司が入社した当時は、毎回、紙製のタイムカードに出勤と退勤の時刻を打刻していたそうだ。

この言葉がよく使われる場面としては、会社へ行くことを表現したい時などが挙げられます。在宅勤務という形態も注目されてきていますが、自宅から会社へ行って勤務をするのが基本です。勤務をすることと会社へ行くことは、切り離せません。

「休日出勤」という言葉に表れているように、出勤には「勤務をする」というような意味もありますが、実際にこの言葉を使う時には、会社へ行くということが念頭に置かれている場合が多いです。

出社の例文

1.週に一度、出社せずに仕事をする在宅勤務の日がある。
2.残業する必要があるが、夜の時間を空けたいので、出社時間を早めて早朝残業することにした。
3.明日は台風なのに、会社は出社させる気でいる。
4.ミーティングのために始業一時間も前に出社させるのは、間違っている。
5.明日は取引先に伺ってからの出社となります。
6.災害時に出社できる人の数を確保しなければならないため、我が社の寮は本社から徒歩で通うことができる距離にある。
7.先輩は保育園に子供を預けてから出社するので、みんなよりも1時間ほど出勤時間が遅い。
8.私は勤務時間より早めに出社して、デスクの周りを掃除してから仕事を始めることにしている。
9.私の会社は出社後制服に着替えて仕事をするが、だからと言って出勤時の服装はなんでもいいという訳ではない。やはり社会人らしい服装が求められる。
10.僕が新入社員として出社したあの日から十年が経ち、部署内の顔ぶれも随分変わったなぁ。

この言葉がよく使われる場面としては、会社へ到着することを表現したい時などが挙げられます。出社時刻と始業時刻が違うという事をしっかり理解しましょう。始業時刻に仕事を始めるためには、それより前に出社している必要があります。

例文1の「出社」は、「会社へ到着する」というよりは「会社へ行く」という意味が強く出ていますが、これは例外的な使い方です。「出勤せずに勤務をする」という言い方でも良いのですが、会社と自宅という場所の対比がるので、「出社」という言葉が選ばれています。

出社の社という言葉に「場所」の意味合いがあることを理解していれば、例文1の内容を表現するためには、「出勤」よりも「出社」の方が良いことが分かります。

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