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【調理】と【料理】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「調理」(読み方:ちょうり)と「料理」(読み方:りょうり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「調理」と「料理」という言葉は、どちらも食べ物として材料に手を加えることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




調理と料理の違い

調理と料理の意味の違い

調理と料理の違いを分かりやすく言うと、調理とは仕事として食事を作る場合に使われ、料理とは仕事だけでなく家庭で食事を作る場合にも使われるという違いです。

調理と料理の使い方の違い

一つ目の調理を使った分かりやすい例としては、「とにかく簡単な調理方法を教えて下さい」「調理は食品の種類によって変えましょう」「調理器具を一通り揃える」「コロナ禍で調理実習が出来ない」「外交問題を調理する」などがあります。

二つ目の料理を使った分かりやすい例としては、「料理人の下ごしらえは手間が違う」「料理ブログを書いてます」「この料理レシピは簡単安い美味いの三拍子です」「料理酒の買い置きが無かった」「面倒なトラブルを料理する」などがあります。

調理と料理の使い分け方

調理と料理という言葉は、どちらも食品材料を洗って切ったり下準備をして、煮たり焼いたりなどの加工を施す一連の作業を表します。二つの言葉はほぼ同じ意味を持ちますが、使い方には違いがあります。

調理とは食物を料理することを意味し、「調理師」や「調理場」のように、特に仕事として大勢の人の食事を作る場合に使うことが多い言葉です。一方、料理とは材料に手を加えて食べ物をこしらえることを意味し、「家庭料理」のように家で食事を作る場合にも使われます。

また、調理とは食べ物を作ることに重きを置いた表現ですが、料理とは作ることだけでなく出来上がった食べ物そのものも表します。調理と料理という言葉を比べると、料理の方が広い意味を持ち、幅広く使われる言葉だと言えるでしょう。

調理と料理の英語表記の違い

調理も料理も英語にすると「cooking」「food preparation」となり、例えば上記の「調理方法」を英語にすると「cooking methods」となります。

調理の意味

調理とは

調理とは、食物を料理することを意味しています。

その他にも、物事をととのえることの意味も持っています。

表現方法は「調理する」「調理を施す」「調理を学ぶ」

「調理する」「調理を施す」「調理を学ぶ」などが、調理を使った一般的な言い回しです。

調理の使い方

「おすすめの調理器具はありますか」「最新の調理家電を買いました」「調理師免許の取り方を調べる」「調理師の求人情報をチェックする」などの文中で使われている調理は、「食物を料理すること」の意味で使われています。

一方、「メンバー間のいざこざを調理する」「互いの主張の不一致を調理するのに苦労する」「トラブルを水面下で調理する」などの文中で使われている調理は、「物事をととのえること」の意味で使われています。

調理という言葉の「調」は手を加えて程よくすることを表し、「理」はきちんと整えることを表します。調理とは、上記のように二つの意味を持ち、料理という言葉とほぼ同義になります。ただし、食物を料理することの意味では、仕事として大勢の人の食事を作る場合に使うことが多い言葉です。

「調理器具」の意味

上記の例文にある「調理器具」とは、調理に使う道具の総称です。鍋、包丁、まな板、おろし金、計量カップ、など様々なものがあります。

「調理残渣」の意味

調理という言葉を用いた日本語には「調理残渣」があります。食店や食品加工場などから出る生ごみのことであり、調理くずや古くなった揚げ油などを指す言葉です。

調理の類語

調理の類語・類義語としては、ある基準に合わせて正しく整えることを意味する「調整」、ほどよく整えることを意味する「調節」、食物を調理することを意味する「割烹」、飲食物に味をつけることを意味する「調味」、飯を炊くことを意味する「飯炊き」などがあります。

料理の意味

料理とは

料理とは、材料に手を加えて食べ物をこしらえることを意味しています。

その他にも、物事をうまく処理することの意味も持っています。

表現方法は「料理する」「料理を作る」「料理が苦手」

「料理する」「料理を作る」「料理が苦手」などが、料理を使った一般的な言い回しです。

料理の使い方

「料理教室に通っています」「料理好きが高じて料理研究家になりました」「料理のさしすせそを知ってますか」「料理酒の代用に本みりんを使う」「料理ゲームアプリをダウンロードする」などの文中で使われている料理は、「食べ物をこしらえること」の意味で使われています。

一方、「アイデアをどう料理するかが問題だ」「チームの揉め事を監督が調理した」「厄介事をうまく料理する」などの文中で使われている料理は、「物事をうまく処理すること」の意味で使われています。

料理という言葉は平安時代からあり、元々は物事をはかりおさめることや上手く処理することの意味で用いられていました。その後、薬品の分量をはかることを料理と表現し、転じて、食品を処理して食べ物をこしらえることの意味も持つようになりました。

「料理のさしすせそ」の意味

上記の例文にある「料理のさしすせそ」とは、砂糖、塩、酢、醤油、味噌の5つの調味料のことです。料理をする時に「さしすせそ」の順番で行うと、味付けが上手にいくと言われています。

「料理飲食等消費税」の意味

料理という言葉を用いた法律には「料理飲食等消費税」があります。地方税のひとつであり、料理店・飲食店・旅館などで、遊興・飲食・宿泊などの利用行為を行なう者に対して都道府県が課した消費税のことです。略称は「料飲税」です。1989年4月より特別地方消費税と改められました。

料理の類語

料理の類語・類義語としては、食物を煮たり炊いたりすることを意味する「煮炊き」、食物を煮たきして調理することを意味する「炊事」、複雑なことを適切に処理することを意味する「さばく」、物事がうまく運ぶように考えて処理をすることを意味する「取計らう」などがあります。

調理の例文

1.一人暮らしを始めるにあたって調理器具を一通り揃えたが、外食やコンビニ弁当ばかりで全く使っていない。
2.調理師になりたくて専門学校に入り、今は食物調理技術検定の取得に励んでいます。
3.調理の目的はたくさんあるけれど、母親としては栄養効果を高めるためことが大事だと思っています。
4.料理教室で調理の意義を習って、美味しければ良いと思っていた自分を反省した。
5.担任の先生が、子どもたちの対立した意見をうまく調理しておさめてくれたようだ。

この言葉がよく使われる場面としては、料理すること、良い状態になるように整えることを表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「調理師」とは、調理師法に基づき調理師名簿に氏名が登録公示され、栄養及び衛生に関して必要な知識や技能を修得した有資格者のことです。例文5の文中にある調理は、物事を良い状態になるように整えることの意味で使われています。

料理の例文

1.料理レシピの人気ランキング1位のメニューを作ったのに、家族に不評だったのは私のせいだろうか。
2.夕飯をつくる時間がない日は、前日に簡単な料理レシピを検索しておくようにしている。
3.流行のチーズハットグから定番料理のビビンバからまで韓国料理が大好きです。
4.夫は初心者なのに難しそうな料理の献立に挑戦したがり、調味料も揃えたがるので困りものです。
5.たくさんの実験データを収集したが、これをどう料理してまとめるかに時間がかかりそうだ。

この言葉がよく使われる場面としては、食物として口に合うように材料を整え加工すること、物事をうまく処理することを表現したい時などが挙げられます。

例文1や例文2にある「料理レシピ」とは、料理の調理方法のことです。材料の分量や、調理手順を指します。例文5の文中にある料理は、物事を整えうまく処理することの意味で使われています。

調理と料理という言葉は、どちらも食べ物として材料を加工することを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、仕事として食事を作ることを表現したい時は「調理」を、仕事でも家庭でも食事を作ること全般を表現したい時は「料理」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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