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【大筋】と【大枠】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「大筋」(読み方:おおすじ)と「大枠」(読み方:おおわく)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「大筋」と「大枠」という言葉は、どちらも物事のあらましを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




大筋と大枠の違い

大筋と大枠の意味の違い

大筋と大枠の違いを分かりやすく言うと、大筋よりも大枠の方が大雑把な度合いが大きいという違いです。

大筋と大枠の使い方の違い

一つ目の大筋を使った分かりやすい例としては、「取引の大筋について合意した」「どのような内容か大筋で理解する」「多国間交渉が大筋合意に達した」「大筋かいを設置する作業です」「大筋問題ないでしょう」などがあります。

二つ目の大枠を使った分かりやすい例としては、「問題の大枠が理解できました」「締結交渉が大枠で合意した」「物事の大枠を捉える」「結婚式費用の大枠を​決める」「経営方針の大枠が固まった」などがあります。

「大筋合意」と「大枠合意」の違い

大筋と大枠という言葉は、どちらも物事の大体のところや、基本的なところを表します。二つの言葉は、ほぼ同じ意味を持つため使い分けが難しい言葉ですが、あえて違いを言うならば大雑把である度合いでしょう。

大筋とは、物事の根本的なところを意味します。上記の例文の「大筋合意」とは、契約や交渉事において、大体のところで意思表示が合致することです。いくつかの細かい課題解決と法的精査などのチェックを残すのみになっている状態を表します。

大枠とは、大雑把な枠組みをを意味します。「大枠合意」とは、最終的なゴールについては合致しているが、中身についてはほとんど合致していないことを表します。交渉段階において、大枠合意は大筋合意よりも手前の段階にある状態です。

大筋と大枠という言葉を比べると、大枠の方が大まかであり、大雑把な度合いが大きい言葉だと言えるでしょう。

大筋と大枠の英語表記の違い

大筋も大枠も英語にすると「outline」となり、例えば上記の「大筋について合意する」を英語にすると「agree to the broad outlines」となります。

大筋の意味

大筋とは

大筋とは、物事の内容のだいたいのところ、基本的なところを意味しています。

表現方法は「大筋として」「大筋では」「大筋問題ない」

「大筋として」「大筋では」「大筋問題ない」などが、大筋を使った一般的な言い回しです。

大筋の使い方

大筋を使った分かりやすい例としては、「大会を実施する方向で大筋​合意した」「大筋では賛成です」「生活ルールの大筋を決める」「やり方は大筋問題ないと思う」「計画の大筋を説明する」などがあります。

その他にも、「大筋合意だが、部分的に物別れとなった」「英語のまま内容を大筋理解する」「大筋としてはその案に賛同します」「貿易協定で大筋合意する」「話し合いの大筋を報告する」などがあります。

大筋の読み方

大筋は「おおすじ」と読みます。音読みで「だいきん」と読まれることがありますが、この場合は「大きな筋肉」を表し、「大筋群」は筋肉の集合体を指します。

大筋という言葉の「大」とは細かい点を省いた主な部分を表し、「筋」とは事柄のだいたいのところや物事の道理を表します。大筋とは、物事の内容の大体のところや根本的なところを意味する言葉です。

「大筋では賛成です」の意味

上記の例文にある「大筋では賛成です」とは、出された意見や提案などに対して、だいたいは賛成するけれど、詳細な部分では賛成できない点があることを表します。細かなところでは異論があることを含んだ表現です。

大筋の対義語

大筋の対義語・反対語としては、細部に至るまでくわしいことを意味する「詳細」、詳しい事情や詳細を意味する「委細」、事細かであることを意味する「子細」などがあります。

大筋の類語

大筋の類語・類義語としては、おおよその内容を意味する「概略」、事柄の大部分を意味する「あらまし」、大事な点を意味する「大要」、全体の要点をまとめたものを意味する「概要」、構成するうえで重要な部分を意味する「骨子」、およその筋道を意味する「あらすじ」などがあります。

大枠の意味

大枠とは

大枠とは、物事の大まかな枠組みを意味しています。

表現方法は「大枠で合意」「大枠では」「大枠で捉える」

「大枠で合意」「大枠では」「大枠で捉える」などが、大枠を使った一般的な言い回しです。

大枠の使い方

大枠を使った分かりやすい例としては、「式典の大枠を決める打ち合わせです」「システムを大枠で捉える」「プレゼンテーションの大枠を作る」「大枠では正しいけどケースによります」「個々の事象を大枠的に選別をする」などがあります。

その他にも、「交渉は大枠合意に至った」「スケジュールの大枠を教えてください」「各委員会で役割の大枠を決める」」「大枠として出題形式は変わりません」「将来のビジネスの大枠を思い描く」「考えを大枠で捉える必要がある」などがあります。

大枠の読み方

大枠の読み方は「おおわく」です。誤って「だいわく」と読まないようにしましょう。

大枠という言葉の「枠」とは、物の周囲をふちどる線を表します。大枠とは、大雑把な枠組みや、物事の基本的な構成を表します。ビジネスシーンにおいて、計画や構想、考案などのあらましを表す時に使われることが多い言葉です。

大枠の対義語

大枠の対義語・反対語としては、細かい部分を意味する「細部」、全体の中の細かい部分を意味する「ディテール」などがあります。

大枠の類語

大枠の類語・類義語としては、物事の大体のありさまや概要を意味する「輪郭」、あらましや大要を意味する「アウトライン」、一つのまとまりとして捉えた物事の姿や形を意味する「全体像」、大体のありさまを意味する「概観」、物事の根本となる仕組みを意味する「骨組み」などがあります。

大筋の例文

1.計画を立てるときには、大筋を決めることから始めます。
2.ざっと英語の長文を読で、どんな内容なのかという大筋をつかむことは出来ますか。
3.今回の会談において、日米の首脳は新しい通商協定の締結について大筋合意した。
4.ご提案いただいた内容で大筋問題ないですが、いくつか確認させて下さい。
5.大筋では賛成ですが、詳細について検討の余地が十分残っていると思います。
6.子供たちの怠惰な生活を改めるためには生活ルールの大筋を決めることから始めるべきだと思い、生活における10か条の掟を作ることにした。
7.例の国民投票法の法案について与野党の代表者が国会で会談をしていたが、どうやら可決に向けて大筋で合意したようだった。
8.契約の話し合いについては双方大筋問題はないとするも、細かなところで相容れないところがあり、今部下たちが調整しているところだ。
9.彼は英語の文章を日本語に訳したりするのではなく、あくまで英語のまま大筋理解しようとしていたのですぐに上達することができた。
10.被告は事件について大筋で認めていたが、殺意については一貫して否定しており、裁判ではそれを巡って激しい攻防が繰り広げられるだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、物事の内容の大体のところ、根本的なところを表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「大筋を決める」とは、計画などの大体の仕組みをはっきりさせることを表します。例文2の「大筋をつかむ」とは、文章や物事の要点を確実にとらえることを意味します。

大枠の例文

1.大枠では​授業の方向性を決めていますが、実際の進め方は先生方にお任せしています。
2.県議会は、条例制定や予算の決定など県の仕事の大枠を決める大切な議決機関です。
3.子供は目の前のことに捕らわれがちで、物事を大枠で捉えることが苦手です。
4.計画を立てる時には、最初から詳細を考えず大枠を作ることから始めること。
5.首脳会議において、交渉が大枠で合意に至ったことが報じられた。
6.今日はブライダルプランナーさんから披露宴の大枠を決める打ち合わせに行かなくてはいけないのに、彼が家に帰ってこない。
7.制作のスケジュールの大枠は決まっていたのだが、詳細についてはギリギリになってもまったく決まっていなかったので、各部門でトラブルが生じていた。
8.日本とロシアは平和条約を締結することを大枠で合意していたが、双方で領土問題に対する認識の違いはまったく埋まらないままであり、実質的に膠着状態のままである。
9.友達にポスターを作ってほしいと頼んだが、希望するデザインの大枠でもいいので何かヒントを欲しいと言われ、今箇条書きでまとめているところだ。
10.多くの社員は部長がプロジェクトの大枠を立案したと思っているが、それは形式上のことであり、実際は彼の部下がひとりで進めていたのだ。

この言葉がよく使われる場面としては、大雑把な枠組みを表現したい時などが挙げられます。

例文3にある「大枠で捉える」とは、物事の全体像を把握することを意味します。例文4の「大枠を作る」とは、物事の大体の枠組みを決めることです。

大筋と大枠という言葉は、どちらも物事のあらましを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、より大雑把に物事を捉えるさまを表現したい時は「大枠」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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