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【九天直下】と【急転直下】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「きゅうてんちょっか」という読み方の「九天直下」と「急転直下」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「九天直下」と「急転直下」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「九天直下」と「急転直下」の違い

「九天直下」は「急転直下」の間違い

「九天直下」と「急転直下」の違いを分かりやすく言うと、「九天直下」とは「急転直下」の間違った使い方、「急転直下」とは物事の様子や成り行きが急に変化して解決や結末に向かうことです。

「九天直下」は辞書に載っていない

一般的には「九天直下」という言葉は辞書には載っていません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「急転直下」のことを間違えて「九天直下」を使っている人がほとんどです。

「急転直下」は辞書に載っている正しい日本語

正しい言葉である「急転直下」を使った分かりやすい例としては、「事態は急転直下解決しました」「彼は急転直下でフランスへ行ってしまった」「急転直下の展開に目が離せませんでした」「事件は急転直下解決しました」などがあります。

「急転直下」という言葉はあっても、「九天直下」という言葉は辞書には載っていません。同時に「急転直下」という単語の意味について「物事の様子や成り行きが急に変化して解決や結末に向かうこと」と覚えておきましょう。

「急転直下」の英語表記

「急転直下」を英語にすると「sudden」「all at once」となり、例えば上記の「事件は急転直下解決しました」を英語にすると「The incident was suddenly resolved」となります。

「九天直下」の意味

「九天直下」とは

「九天直下」とは、「急転直下」の間違った使われ方です。

「九天直下」という言葉は辞書には載っておらず、一般的には使われていません。読み方が同じなため、「急転直下」と混同してしまう人が多いようですが、一般的に使われていない言葉なので使わないように気を付けましょう。

「九天直下」は仏教用語

「九天直下」とは九天から転落することを意味する仏教用語です。九天とは四禅天(読み方:しぜんてん)という天界を9つに分けたもので、天の中で最も高い場所を指しています。この九天から落ちることを「九天直下」と言います。

「九天直下」が「急転直下」の語源という説もある

「九天直下」は「急転直下」の語源という説もありますが、現代では物事の様子や成り行きが急に変化して解決や結末に向かうことの意味で「九天直下」を使うのは間違いになると覚えておきましょう。

「九天直下」の「天」の字を使った別の言葉としては、天上の世界のことを意味する「天界」、天上界の中で最も劣っている天のことを意味する「下天」、天上界の中ですぐれている方の天のことを意味する「上天」などがあります。

「急転直下」の意味

「急転直下」とは

「急転直下」とは、物事の様子や成り行きが急に変化して解決や結末に向かうことを意味しています。

表現方法は「急転直下の展開」「急転直下で」

「急転直下の展開」「急転直下で」などが、「急転直下」を使った一般的な言い回しになります。

「急転直下」の使い方

「急転直下」を使った分かりやすい例としては、「彼女は急転直下でポルトガルへ行ってしまった」「物語が急転直下し結末へ向かいました」「彼女の発言により議論は急転直下しました」「すでに急転直下事態は悪化しました」などがあります。

「急転直下」とは、物事のようすが急に変わることを意味する「急転」と一直線に落ちることを意味する「直下」が合わさり、物事の様子や成り行きが急に変化して解決や結末に向かうこと意味する四字熟語です。

「急転直下」は「直下」という言葉を使うので、マイナスなイメージで使うと勘違いしやすいですが、良い意味と悪い意味どちらでも使うことができます。そのため、前後の文章よって良い意味か悪い意味かを判断するようにしましょう。

例えば「捜査が難航していた事件が急転直下で解決した」とすると、プラスのイメージになりますし、「すでに急転直下事態は悪化しました」とすると、マイナスのイメージになります。

したがって、物事の良し悪しに関係なく事態が急激に変化し解決や結末に向かう場合に使う言葉と覚えておけば問題ありません。

「急転直下」の類語

「急転直下」の類語・類義語としては、光がぴかっと一瞬光るように事が急激に変化することを意味する「光芒一閃」(読み方:こうぼういっせん)、状況がにわかに大きく進展することを意味する「急展開」、 有り様ががらりと変わることを意味する「一転」などがあります。

「九天直下」の例文

1.「九天直下」という言葉は辞書に載っていないので、おそらく「急転直下」の言い間違いだろう。
2.「急転直下」という言葉は物事の様子や成り行きが急に変化して解決や結末に向かうことで、「九天直下」という言葉は辞書にありません。
3.「九天直下」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.捜査が難航していた事件が九天直下解決しましたという言葉を使う人はいるが、正しくは査が難航していた事件が急転直下解決しましたです。
5.事態は急転直下の展開を見せ始めるという言葉はあるが、事態は九天直下の展開を見せ始めるという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「急転直下」という言葉を間違えて「九天直下」と表現している時などが挙げられます。

「九天直下」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「急転直下」を間違えて使っている可能性が高いです。

「九天直下」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「九天直下」ではなく、「急転直下」と表現するのが正しい使い方になります。

「急転直下」の例文

1.捜査が難航していた事件が新たな目撃証言により、急転直下の展開を迎える。
2.話がまとまりかけていた取引が急転直下で中止となったのは、新入社員が取引先の専務を怒らせてしまったことが原因らしいです。
3.この映画は急転直下の展開で、結末がどうなるか全く予想できません。
4.難航していた問題が急転直下解決して、本当に良かったです。
5.犯人逮捕から2週間後、事件は急転直下し意外な結末を迎えました。
6.急転直下の展開で楽曲制作担当者と音楽プロデューサーが次々に解任される事態となり、イベント開催を間近に控えた状況でのこの発表は世間を大いに混乱させました。
7.敵対派閥の連中は会議の席上で社長の秘密を暴露すれば、膠着した議論は急転直下するだろうとたくらんでいたに違いない。
8.話題の映画を見てきた友人が思わず、クライマックスは急転直下の展開を迎えると口を滑らせてしまい皆から顰蹙を買っていた。
9.今週の大型契約が結ばれる直前に、取引先の社長の急死により事態は急転直下して、契約が白紙撤回となってしまったのだ。
10.知り合いは間違って購入してしまった株が急転直下の上昇をしてしまい、大金が転がり込んできたというのだから、人生分からないものだよ。

この言葉がよく使われる場面としては、物事の様子や成り行きが急に変化して解決や結末に向かうことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「急転直下」は様々な場面で使うことができる言葉です。

「九天直下」と「急転直下」どちらを使うか迷った場合は、「九天直下」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「急転直下」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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