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【ばつが悪い】と【きまりが悪い】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ばつが悪い」(読み方:ばつがわるい)と「きまりが悪い」(読み方:きまりがわるい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ばつが悪い」と「きまりが悪い」という言葉は、どちらも他に対して面目が立たないことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「ばつが悪い」と「きまりが悪い」の違い

「ばつが悪い」と「きまりが悪い」の意味の違い

「ばつが悪い」と「きまりが悪い」の違いを分かりやすく言うと、「ばつが悪い」と「きまりが悪い」は意味や使い方の違いはなく、どちらを使っても同じです。

「ばつが悪い」と「きまりが悪い」の使い方の違い

一つ目の「ばつが悪い」を使った分かりやすい例としては、「この間喧嘩したばかりなので今会うのはばつが悪い」「大口を叩いたのに失敗してしまいとてもばつが悪い」「記者が大臣にばつが悪い質問をしました」などがあります。

二つ目の「きまりが悪い」を使った分かりやすい例としては、「彼氏の名前を別の男性と間違えて呼んでしまいとてもきまりが悪い」「弟に彼氏とイチャついているところを見られてしまい決りが悪い」などがあります。

「ばつが悪い」と「きまりが悪い」の使い分け方

「ばつが悪い」と「きまりが悪い」は他に対して面目が立たないことや恥ずかしいことを意味しており、好きな方を使っても問題ありません。

また、辞書で「ばつが悪い」を調べると意味に「きまりが悪い」が出て、「きまりが悪い」を調べると意味に「ばつが悪い」出てきます。このことからも分かるようにお互いに置き換えて使っても問題ない言葉です。

「ばつが悪い」と「きまりが悪い」の英語表記の違い

「ばつが悪い」も「きまりが悪い」も英語にすると「feel awkward」「embarrassed」となり、例えば上記の「記者が大臣にばつが悪い質問をしました」を英語にすると「The reporter put an embarrassing question to the Minister」となります。

「ばつが悪い」の意味

「ばつが悪い」とは

「ばつが悪い」とは、他に対して面目が立たないことを意味しています。

表現方法は「ばつが悪い思い」「ばつが悪い顔」

「ばつが悪い思い」「ばつが悪い顔」などが、「ばつが悪い」を使った一般的な言い回しになります。

「ばつが悪い」の使い方

「ばつが悪い」を使った分かりやすい例としては、「妹に彼氏とイチャついてるところを見られてしまいばつが悪い」「違う人が呼ばれたのに間違えて返事をしてしまいばつが悪い思いをしました」「約束を破ってしまったので彼女と会うのはばつが悪い」などがあります。

「ばつが悪い」は他に対して面目が立たないことや恥ずかしいことを意味しており、一般的に自分の気持ちを表現する場合に使う言葉です。

「ばつが悪い」の由来

「ばつが悪い」の由来は二通りの説がありますが、一つ目の説の方が有力と言われています。

一つ目はその場の都合のことを意味する「場都合」が語源で、この言葉が省略され「ばつ」となった説です。

二つ目は踏みつけて歩き回ることや書物の末尾に記す文章のことを意味する「跋」(読み方:ばつ)という説です。「跋が悪い」とすると結末が良くないという意味になり、これが転じて現代では、他に対して面目が立たないことの意味で使われるようになりました。

また、語源からも分かるように、「ばつが悪い」の「ばつ」は場都合を省略した言葉なので、「罰」の漢字を使うのは間違えと覚えておきましょう。

「ばつが悪い」の類語

「ばつが悪い」の類語・類義語としては、互いの気持ちがしっくりと合わず不快なことを意味する「気まずい」、運が悪いことを意味する「間が悪い」、他人と顔を合わせることができないことを意味する「顔向けできない」などがあります。

「きまりが悪い」の意味

「きまりが悪い」とは

「きまりが悪い」とは、他に対して面目が立たないことを意味しています。

表現方法は「きまりが悪い思い」「きまりが悪い顔」

「きまりが悪い思い」「きまりが悪い顔」などが、「きまりが悪い」を使った一般的な言い回しになります。

「きまりが悪い」の使い方

「きまりが悪い」を使った分かりやすい例としては、「集合時間に一人だけ遅れてしまいきまりが悪いです」「噂話をしていたら本人が真後ろにいてとてもきまりが悪い」「秘書と交際していたことが社内にバレてしまいきまりが悪い」などがあります。

「きまりが悪い」は他に対して面目が立たないことや恥ずかしいことを意味しており、一般的に自分の気持ちを表現する場合に使う言葉です。

「きまりが悪い」の由来

「きまりが悪い」の由来は、物事が決まることや問題になっていたり面倒だったりした物事の終わることを意味する「きまり」に「悪い」がついて、物事がきちんとしてないや物事の決着のつき方が悪いという意味になりました。

これが転じて、他に対して面目が立たないことや恥ずかしいことの意味で使われるようになりました。

「きまりが悪い」の漢字表記

「きまりが悪い」を漢字にすると、「決まりが悪い」と表記することができます。

「きまりが悪い」の類語

「きまりが悪い」の類語・類義語としては、世間対が悪いことを意味する「体裁が悪い」、物事の決まりが悪いことを意味する「収まりが悪い」、世間に対して面目が立たずひけめを感じることを意味する「肩身が狭い」などがあります。

「ばつが悪い」の例文

1.彼氏とディズニーランドでデートをしていたら、ばったり元カレと遭遇してしまいばつが悪い思いをする。
2.会社をずる休みをして映画を観に出掛けたら、ばったり同僚と会ってしまいばつが悪い。
3.恋人と手を繋いでいるところを教え子に見られてしまい、ばつが悪い思いをしました。
4.同僚と上司の悪口を言ってたら、偶然上司に遭遇してしまいばつが悪い思いをしました。
5.彼女の名前を別の女性と間違えて呼んでしまい、とてもばつが悪い。

この言葉がよく使われる場面としては、他に対して面目が立たないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「ばつが悪い」はマイナスなイメージで使うのが一般的です。

「きまりが悪い」の例文

1.仮病を使って会社を休んで外出したら、ばったり上司と会ってしまいきまりが悪い。
2.禁酒宣言したばかりなのに居酒屋で友人と遭遇してしまい、とてもきまりが悪い。
3.私なら絶対成功しますと啖呵を切ったのに、盛大に失敗してしまいきまりが悪い。
4.彼女へ送ろうと思っていたラインを上司に送ってしまい、きまりが悪い思いをしました。
5.彼女と渋谷でデートをしていたら、ばったり元カノと遭遇してしまいきまりが悪い思いをする。

この言葉がよく使われる場面としては、他に対して面目が立たないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「きまりが悪い」はマイナスなイメージで使うのが一般的です。

「ばつが悪い」と「きまりが悪い」どちらの言葉を使うか迷った場合、意味や使い方に違いはないので好きな方を使って問題ありません。

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