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【耽溺】と【惑溺】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「耽溺」(読み方:たんでき)と「惑溺」(読み方:わくでき)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「耽溺」と「惑溺」という言葉は、どちらも物事に熱中して心を奪われることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




耽溺と惑溺の違い

耽溺と惑溺の意味の違い

耽溺と惑溺の違いを分かりやすく言うと、耽溺よりも惑溺の方が心を奪われている度合いが大きいという違いです。

耽溺と惑溺の使い方の違い

一つ目の耽溺を使った分かりやすい例としては、「テレビゲームに耽溺する子どもが増加している」「飲酒や女遊びに耽溺する」「女性の美しさに耽溺する」「賭け事に耽溺して散財してしまった」などがあります。

二つ目の惑溺を使った分かりやすい例としては、「新興宗教に惑溺する彼が心配です」「オンラインゲームに惑溺する」「彼女の色香に惑溺している」「お酒に惑溺して昼間から飲んでいる」などがあります。

耽溺と惑溺の使い分け方

耽溺と惑溺という言葉は、「あることに夢中になり、それ以外考えられなくなること」を意味します。どちらも理性を失うほど熱中することを表すため、使い分けが難しい言葉ですが、あえて違いを言うならば心を奪われている度合いでしょう。

二つの言葉の相違点となる「耽」と「惑」に注目すると、「耽」は一つの物事に熱中することを表しますが、「惑」は正しい判断ができなくなることを表します。そのため、惑溺という言葉は、心を奪われて判断力を失っているニュアンスが強いと言えます。

どちらの言葉も、話し言葉にはあまり用いられず、文章を書くときに多く用いられる書き言葉です。ほぼ同義の言葉ですが、心を奪われて分別を失っている度合いを厳密に表現したい時には使い分けるようにしましょう。

耽溺と惑溺の英語表記の違い

耽溺も惑溺も英語にすると「indulgence」「addiction」となり、例えば上記の「テレビゲームに耽溺する」を英語にすると「indulge in video games」となります。

耽溺の意味

耽溺とは

耽溺とは、一つのことに夢中になって、他を顧みないことを意味しています。

表現方法は「遊芸への耽溺」「耽溺に陥る」「耽溺している」

「遊芸への耽溺」「耽溺に陥る」「耽溺している」などが、耽溺を使った一般的な言い回しです。

耽溺の使い方

耽溺を使った分かりやすい例としては、「事業に失敗して遊興に耽溺するようになった」「落ち目になっても飲酒に耽溺するな」「受験生が性行為に耽溺する」「モラトリアム人間は物事に耽溺しやすい」などがあります。

その他にも、「失業してからお酒に耽溺する毎日です」「やけくそになって酒色に耽溺するようになった」「夜な夜な小説に耽溺してろくに寝ていません」「豪遊に耽溺する貴族階級が多い時代でした」「ゲームの耽溺性が問題視されている」などがあります。

耽溺は「酖溺」とも書き表しますが、一般的には「耽溺」と表記されています。

耽溺という言葉の「耽」は物事に深入りすること、「溺」は心を奪われて他を顧みないことを表します。耽溺とは、ある事に夢中になって、それ以外の事を顧みないことを表す言葉です。多くの場合、不健全な遊びに溺れることに対して使われています。

「耽溺性」の意味

上記の例文にある「耽溺性」の意味は、他のことが考えられないほど何かしらの物事にのめりこむ性質のことです。「依存性」や「中毒性」などと言い換えることが出来ます。

耽溺の類語

耽溺の類語・類義語としては、一つの物事に熱中することを意味する「ふける」、理性を失うほど夢中になることを意味する「溺れる」、物事に夢中になって深入りすることを意味する「沈溺」などがあります。

惑溺の意味

惑溺とは

惑溺とは、ある事に夢中になり、本心を奪われることを意味しています。

惑溺の使い方

惑溺を使った分かりやすい例としては、「女道楽に惑溺して財産を失ってしまった」「絵画の美しさに惑溺して高額で落札した」「父が博打に惑溺するとは思わなかった」「ギャンブルには惑溺性があります」などがあります。

その他にも、「ジャンクフードは惑溺性のある食べ物だ」「コロナ禍でアルコールに惑溺する人が増えています」「マンガに惑溺してネタバレまで読んでいる」「趣味に惑溺して仕事が手に付かない」「惑溺の果てに家族を失った」などがあります。

惑溺という言葉の「惑」とは、心が何かにとらわれて正しい判断ができなくなることを表します。惑溺とは、ある物事にすっかり夢中になって判断力を失うことを意味します。上記の例文にあるように、好ましくない事柄に対して使われるマイナスイメージのある言葉です。

惑溺の類語

惑溺の類語・類義語としては、ある物事に熱中して打ち込むを意味する「凝る」、心を奪われることや夢中になることを意味する「いかれる」、一つの事に熱中して他を顧みないことを意味する「没頭」などがあります。

耽溺の例文

1.家業を継いだ三代目は博打に耽溺し、商売をないがしろにして落ちぶれていった。
2.大人でも子どもでもゲーム耽溺に陥ると、日常生活がままならなくなります。
3.この小説は、女遊びに耽溺する主人公の生き様を諧謔的に描き表している点が面白い。
4.フランス革命の頃、不安を紛らわそうとお酒や耽溺する貴族階級が多くいました。
5.英語留学の目的でラスベガスに来たのに、カジノに耽溺してしまいました。
6.私にとって音楽は友達というようなかわいいものではない。耽溺性のあるその芸術に飲み込まれてしまったが最後、一生付き合うしかなくなってしまった、としか言いようがない。
7.祖父は生前は酒や女に耽溺するような男だったそうで、祖母からはおじいさんのようになるなよとよく言われていました。
8.スマホゲームに耽溺する子供たちが増えていることから、学校でもスマホの接し方をしっかり教育するべきではないか。
9.大学時代の夏休みは、皆が旅行に行くのを尻目にわたしは夜な夜なオンラインゲームに耽溺して昼夜逆転の生活を送っていた。
10.両親は放任主義であったので好きなことができたが、食べ物に関しては耽溺性のあるためジャンクフードは禁じられていた。

この言葉がよく使われる場面としては、夢中になってそれ以外の事を顧みないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、耽溺とは、好ましくない物事に夢中になることを表す時に使われることが多い言葉です。

惑溺の例文

1.コーヒーや紅茶にはカフェインという惑溺性のある成分が含まれているので、水や麦茶を飲むようにしています。
2.恋愛体質の友人は、好きになった相手に惑溺してしまうので心配です。
3.福沢諭吉は惑溺した精神を否定し、価値判断を絶対化しない思考を大切にしました。
4.アニメや漫画に惑溺する娘は、明日が英語の試験日だということを忘れていたようだ。
5.性懲りもなく酒色に惑溺する夫を見限って、離婚に踏み切ろうと思います。
6.脱サラして一大事業を立ち上げてみたもののその後失敗して、わたしは酒やギャンブルに惑溺している日々を送っていた。
7.ニュース記事によると近頃はストロング系のアルコール飲料に惑溺する若者が増えているとのことで医者が警鐘を鳴らしていた。
8.こってり系のラーメンは惑溺性のある食べ物なので、一度食べるとその後も無性に食べたくなってしまう。
9.彼の芸術作品に惑溺して貯金をはたいてしまったが、まったく後悔はしていないし、お金が貯まればまた作品を買いたい。
10.イラスト制作に惑溺するあまり、仕事が全く身に入らないので、いよいよフリーランスになるべきか考える時が来たのかもしれない。

この言葉がよく使われる場面としては、ある事に深く迷って本心を失うことを表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「惑溺性」とは、ある特定の物事に深く入り込む性質を意味します。似た言葉には「中毒性」「依存性」などがあります。

耽溺と惑溺という言葉は、どちらも物事に夢中になり、それ以外考えられなくなることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、心を奪われている様子を強調したい時には「惑溺」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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