【擁護】と【養護】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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同じ「ようご」という読み方の「擁護」と「養護」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「擁護」と「養護」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。



擁護と養護の違い

擁護と養護の意味の違い

擁護と養護の違いを分かりやすく言うと、擁護とは侵害から守ることを意味し、養護とは養い守ることを意味するという違いです。

擁護と養護の使い方の違い

一つ目の擁護を使った分かりやすい例としては、「憲法九条を擁護する意見が多い」「人権擁護機関に問い合わせる」「障害者の権利を擁護する」「被害者を擁護するのは絶対だ」「少数民族を擁護する団体に所属している」「多くの人は犯罪者を擁護できない」などがあります。

二つ目の養護を使った分かりやすい例としては、「特別養護老人ホームに入ることにした」「小学校の養護教諭に将来なりたい」「養護訓導の制度化を求める」「児童養護施設に遊びに行く」「虐待されている児童を養護する」「社会的養護下にある子ども」「子供たちの養護をつかさどる」などがあります。

擁護と養護は同音の言葉なのですが意味は全く異なります。そのため上記の例の擁護の部分を養護に置き換えることも、養護の部分を擁護に置き換えることも出来ません。

擁護は侵害や危害から守ることを意味しており、養護は養い守ることを意味しています。擁護は他から害を受けないように助け守ること、養護は育てたり世話をすることと覚えておけば間違いないでしょう。

擁護と養護の英語表記の違い

擁護を英語にすると「protection」となり、例えば上記の「人権擁護」を英語にする「human rights protection」となります。一方、養護を英語にすると「nursing」となり、例えば上記の「養護施設」を英語にすると「nursing home」となります。

擁護の意味

擁護とは

擁護とは、侵害や危害からかばって守ることを意味しています。

表現方法は「擁護できない」「人を擁護する」「擁護発言」

「擁護できない」「人を擁護する」「擁護発言」などが、擁護を使った一般的な表現方法です。

擁護の使い方

擁護を使った分かりやすい例としては、「未来ある子どもの人権を擁護する」「私は献身的で心の温かい擁護者タイプだ」「子どもの権利擁護機関」「懸命に擁護発言をする」「非難されている彼を擁護する」などがあります。

その他にも、「人権擁護団体」「コペルニクス体系擁護論」「彼の意見を擁護する」「奴隷貿易の批判と擁護」「自分の無能さを擁護しようとする」「権利を擁護すべきだ」「モラハラは擁護できない」などがあります。

擁護の由来

擁護という言葉は「応護」(読み方:おうご)という仏教の言葉が語源と言われています。応護とは、衆生の祈願に応じて仏や菩薩が守り助けることを意味しています。これが転じて、擁護は、侵害や危害からかばって守ることを意味するようになりました。

「人権擁護」の意味

擁護という言葉を用いた日本語には「人権擁護」があり、人が幸せに生活することができるために必要な権利や自由等をかばい守ることです。差別やいじめ、虐待などの人権侵害から守ることを意味します。

擁護の対義語

擁護の対義語・反対語としては、他人の権利や所有などをおかして損害を与えることを意味する「侵害」などがあります。

擁護の類語

擁護の類語・類義語としては、かばって守ることを意味する「庇護」、外からの危険や脅威などからかばい守ることを意味する「保護」、危害の及ぶのを防ぎ守ることを意味する「防護」などがあります。

擁の字を使った別の言葉としては、親愛の情をもって抱きかかえることを意味する「抱擁」、盛り立てて高い地位に就かせようとすることを意味する「擁立」、土を切り取った崖や壁状の築造物を意味する「擁壁」などがあります。

養護の意味

養護とは

養護とは、養い守ることを意味しています。

養護の使い方

養護を使った分かりやすい例としては、「社会的養護の現状を研究する」「養護と教育が一体となった保育」「特別支援教室向けの養護机と養護椅子」「養護的視点と教育的視点」「養護における心理的ケアが重要である」「養護教諭の免許状を取得する」などがあります。

その他にも、「社会的養護の仕組みを学んでいる」「養護保育のねらいについて発表がなされた」「この中学校では養護実習をする」「高齢者の養護を委託する措置」「男性には支配欲求や養護欲求がある」「養護と教育を分けて考える必要がある」などがあります。

養護という言葉は、養い守ることを意味します。育てたり世話をすることを表し、保護者がいないなどの理由で子供を養育する「児童養護施設」、自宅で生活することが困難な高齢者が生活する「養護老人ホーム」などの養護施設があります。

養護の類語

養護の類語・類義語としては、けが人や病人の手当てや世話をすることを意味する「看護」、病人などを介抱し看護することを意味する「介護」、かわいがって庇護すること「愛護」などがあります。

養の字を使った別の言葉としては、生活できるように世話することを意味する「扶養」、生活に留意して健康の増進を図ることを意味する「養生」、文化に関する広い知識を意味する「教養」などがあります。

擁護の例文

1.法務省の人権擁護機関の発表によると、インターネットを利用した人権侵犯事件が急増している。
2.ひきこもりや不登校に関しては、批判する声も擁護する声もあり対応が難しい問題である。
3 彼は何かあると言い訳ばかりして、自分を擁護するきらいがある。
4.借金を非難されている彼を擁護するわけじゃないけれど、仕方がないのかもしれない。
5.上司と部下の関係におけるパワハラを擁護することはできないが、時には厳しい指導も必要だろう。

この言葉がよく使われる場面としては、侵害や危害から守ることを表現したい時などが挙げられます。

擁護という言葉は、侵害や危害からかばって守ることを表します。例文2や例文3のように、批判や非難という侵害からかばって守る時などにも使用されます。

養護の例文

1.養護教諭とは小学校・中学校・高等学校の保健室の先生のことです。
2.優しい保健室の先生にあこがれて、養護教諭の資格を取得することにした。
3.女性は根本的に備わっている母性本能から「養護欲求」が強い傾向があるそうだ。
4.「特養」と呼ばれる特別養護老人ホームは、入所基準があり誰でもすぐに入居できるわけではない。
5.保育園では、養護と教育の一体化を意識した取り組みがなされている。

この言葉がよく使われる場面としては、養い守ることを表現したい時などが挙げられます。

養護という言葉は、育てたり世話をすることを表します。例文3にある「養護欲求」とは誰かを守ってあげたいという欲求を意味します。例文4や例文5のように養護を行うための施設があります。

擁護も養護も日常生活においてよく使われる同音の言葉ですが、意味は大きく異なります。擁護とは侵害から守ることを意味し、養護は養い守ることを意味することに注意して使い分けましょう。

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