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【ご相伴】と【お相伴】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ご相伴」(読み方:ごしょばん)と「お相伴」(読み方:おしょうばん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ご相伴」と「お相伴」という言葉は、どちらも人の相手を務めて一緒に飲み食いをすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「ご相伴」と「お相伴」の違い

「ご相伴」と「お相伴」の意味の違い

「ご相伴」と「お相伴」の違いを分かりやすく言うと、「ご相伴」と「お相伴」はどちらも人の相手を務めて一緒に飲み食いをすることを意味しており、違いはありません。

「ご相伴」と「お相伴」の使い方の違い

一つ目の「ご相伴」を使った分かりやすい例としては、「お言葉に甘えてご相伴にあずからせていただきます」「今度私もご相伴にあずかりたいです」「昨晩はご相伴にあずかりましてありがとうございます」などがあります。

二つ目の「お相伴」を使った分かりやすい例としては、「私でよろしければいつでもお相伴します」「社長のお相伴で宴席に出ることになった」「この前、部長にお相伴してオーケストラを行きました」「私もお相伴にあずかりたいです」などがあります。

「ご相伴」と「お相伴」の使い分け方

「ご相伴」と「お相伴」はどちらも敬語で同じ意味を持つ言葉です。

そのため、どう使い分けるんだろうと疑問に思う方もいると思いますが、結論から言ってしまうと、どちらを使っても問題ありません。したがって、「ご相伴」と「お相伴」は好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

「ご相伴」と「お相伴」の英語表記の違い

「ご相伴」も「お相伴」も英語にすると「share in」「participate in」となり、例えば上記の「私もお相伴にあずかりたいです」を英語にすると「I want to share in the profits, too」となります。

「ご相伴」の意味

「ご相伴」とは

「ご相伴」とは、人の相手を務めて一緒に飲み食いをすることを意味しています。その他にも、他とのつり合いや行きがかりで利益を受けることの意味も持っています。

表現方法は「ご相伴にあずかる」「ご相伴させていただく」「ご相伴する」

「ご相伴にあずかる」「ご相伴させていただく」「ご相伴する」などが、「ご相伴」を使った一般的な言い回しになります。

「ご相伴」の使い方

「本日は私がご相伴させていただきます」「会長のご相伴で会席に出ることになりました」などの文中で使われている「ご相伴」は、「人の相手を務めて一緒に飲み食いをすること」の意味で使われています。

一方、「ご相伴にあずかろうとたくさんの人が集まってきた」「ぜひ私もご相伴にあずかりたいです」などの文中で使われている「ご相伴」は、「他とのつり合いや行きがかりで利益を受けること」の意味で使われています。

「ご相伴」は上記の意味の他に、連れ立って行くことの意味もありますが、現代ではあまり使われていません。

「ご相伴」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。また、接頭語の「ご」を使っているので、正しい敬語になります。

「ご相伴」の語源

「ご相伴」の語源は茶道になります。茶道ではメインのお客さんのことを「正客」(読み方:しょうきゃく)、メインのお客とと共にお茶の席に招かれる人のことを「相伴」と呼んでいました。

お茶の席では、まず初めに正客にお茶をご馳走し、次に隣の席に座っている相伴にお茶を出すようになっています。相伴はお茶をもらう際に、主人と正客に対して「ご相伴いたします」「ご相伴させていただきます」などと声をかけるのがマナーになっています。

このことが転じて、人の相手を務めて一緒に飲み食いをすることを「ご相伴」と言うようになりました。

「ご相伴に預かる」は誤り

「ご相伴」を使う上で注意しなければならいのは、よく使われている「ご相伴にあずかる」の漢字を「預かる」にしないことです。もし、漢字にしたいのであれば、「与る」を使うようにしましょう。

「ご相伴」の類語

「ご相伴」の類語・類義語としては、同行する相手を敬って言うことを意味する「ご一緒」、お供として付き従うことを意味する「随伴」、付き添うことを意味する「付き添い」などがあります。

「お相伴」の意味

「お相伴」とは

「お相伴」とは、人の相手を務めて一緒に飲み食いをすることを意味しています。その他にも、他とのつり合いや行きがかりで利益を受けることや他の人の行動に付き合うことの意味も持っています。

表現方法は「お相伴にあずかる」「お相伴させていただく」「お相伴する」

「お相伴にあずかる」「お相伴させていただく」「お相伴する」などが、「お相伴」を使った一般的な言い回しになります。

「お相伴」の使い方

「会長のお相伴で宴席に出ることになりました」「今日は私がお相伴させていただきます」などの文中で使われている「お相伴」は、「人の相手を務めて一緒に飲み食いをすること」の意味で使われています。

一方、「お土産のお相伴にあずかりました」「遠慮なくお相伴にあずかります」などの文中で使われている「お相伴」は、「他とのつり合いや行きがかりで利益を受けることや他の人の行動に付き合うこと」の意味で使われています。

「お相伴」は上記の意味の他に、連れ立って行くことの意味もありますが、現代ではあまり使われていません。

「お相伴」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。また、接頭語の「お」を使っているので、正しい敬語になります。

「お相伴に預かる」は誤り

「お相伴」を使う上で注意しなければならいのは、よく使われている「お相伴にあずかる」の漢字を「預かる」にしないことです。もし、漢字にしたいのであれば、「与る」を使うようにしましょう。

「お相伴」の類語

「お相伴」の類語・類義語としては、 目上の人などに付き従っていくことを意味する「お供」、お供として付き従って行くことを意味する「随行」、主たる人に付き従って行くことを意味する「同行」などがあります。

「ご相伴」の例文

1.昨日は社長のお相伴で宴会に参加したので、とても良い経験になりました。
2.会長のご相伴にあずかって、ミシュラン三ツ星の高級寿司店に行きました。
3.明日の宴会、私でよろしければ是非ご相伴させていただきます。
4.できればご相伴にあずかりたいところですが、今月は忙しくて参加できそうにありません。
5.ダンスパーティーいかがでしたか?今度私もご相伴にあずかりたいです。
6.上司に絵画鑑賞が趣味だと話したら、来月社長のご相伴で著名な画家との会食に参加することになった。
7.先日母のところに送っていただいたみかんですが、私もご相伴に預かりました。とても甘くておいしかったです。ありがとうございました。
8.オラウータンの生態を調査すべく、私も大学院時代に教授のご相伴にて、ボルネオ島には何度か赴いたことがあります。
9.上司主催の飲み会に今度わたしもご相伴にあずかりたいですなどと言ってみるも、そんなこと本当は少しも思っていない。
10.すでにこの業界では利権をご相伴する仕組みががっちりと出来ているので、わたしたちが入る隙はどこにもないだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、人の相手を務めて一緒に飲み食いをすることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、他とのつり合いや行きがかりで利益を受けることを表現したい時にも使います。

例文1から例文3の「ご相伴」は人の相手を務めて一緒に飲み食いをすること、例文4と例文5の「ご相伴」は他とのつり合いや行きがかりで利益を受けることの意味で使っています。

「お相伴」の例文

1.社長のお相伴で宴席に出ることになったので、きちんと身だしなみを整える。
2.本日は、私がお相伴させていただくこととなりました。よろしくお願いいたします。
3.昨日は部長のお相伴で会食に参加したので、とても疲れました。
4.海外旅行はいかがでしたか?今度私もお相伴にあずかりたいです。
5.会長が主催するパーティーに、社員である私もお相伴にあずかることになりました。
6.せっかくだからと母親は友人にもお相伴をすすめるも、彼は用事があったのでそのまま家をあとにしたというわけだ。
7.上司と行動を共にしていると何かとお相伴ができるので、安月給のわたしはそれをひそかな楽しみにしていたのだった。
8.本当なら一度くらいは断ってから好意は受けるものだが、彼はすぐに遠慮なくお相伴にあずかりますといってしまうのでまだまだだと思うね。
9.専務のお相伴で宴席に出ることになったが、わたしにとってはあまりに場違いな高級料亭だったので終始緊張していた。
10.たまたまその場に居合わせたことからお寿司のお相伴にあずかってしまいなんだか申し訳ない気持ちになる。

この言葉がよく使われる場面としては、人の相手を務めて一緒に飲み食いをすることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、他とのつり合いや行きがかりで利益を受けることを表現したい時にも使います。

例文1から例文3の「お相伴」は人の相手を務めて一緒に飲み食いをすること、例文4と例文5の「お相伴」は他とのつり合いや行きがかりで利益を受けることの意味で使っています。

「ご相伴」と「お相伴」はどちらも人の相手を務めて一緒に飲み食いをすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、どちらも同じ意味を持つ言葉なので、好きな方を使って良いと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
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